• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

FlyingVのブログ一覧

2022年12月27日 イイね!

女子大生とM3 結章 【Symphony Of Destruction】

クリスマスイブの大雪で、家の前の坂をスタッドレスでも登ることができず、数年来となる仕事に大穴をあけてしまい、そのフォローがようやくひと段落つきつつあるFlyingVでございます。

さて、実話成分多めに虚実綯交ぜにした不定期連載のこのシリーズ。
前編は諸々の事情により削除しまして、楽しく読んでいただいている方が存在しているのか疑問ですが、一応、年内に終わらせておかないと気持ちが悪いのとみんカラのモチベが少しでもあるうちにと、書き溜めていたものをUPしておきます。
年末お忙しい時のお目汚し、お暇でしたらどうぞ。

==========本編===========

岐阜でのキムタクコラボライブが無事終わって、キーボードを入れようと決まり、バンドの第2回忘年会(焼肉)で、その候補を連れてきた時のこと。
私の知り合いの中で一番鍵盤が上手いのが、以前、ブログに書きなぐった、かつての教え子でもあり、医大に通う女子大生(倉科カナ似、以下「カナ」とします。)

試しに、「メロスピ&様式美メタルバンドのキーボードやってみない?」と声を掛けたところ、「是非!!」と予想外にやる気だったので、メンバーと初顔合わせのため、忘年会に来てもらうことに。
ただ、バイトが遅くなるため、来られるかどうか分からず、男4人でむさ苦しくスタートし、酒が入り、カナのことなどすっかり忘れ、頭の中が男子中学生に戻った我々が、稲中レベルの卑猥なネタで盛り上がっていたところに、何の前触れもなく、カナが現れて、油断していた私の横にシレっと腰掛たものですから、私以下全員がパニくり、チューハイをこぼすわ、椅子を倒すわ、お店の人が気を使って、おしぼりやら持ってきてくれたのですが、動揺収まらず、カナが脱いだコートを受け取り、そのまま羽織ろうとするベーシストと何故か生肉片手にスマホでそれを撮影するドラマー(汗)
「V先生、全然電話出ないんだもん!いい加減、ラインやってくださいよ、もう!!」
と膨れるカナに、
「ごめん、全く気が付かなかった。。。。」
机に置いたスマホを見ると、確かに着信が2件とSMSが入っている。
「改めまして、○○大医学部4年のカナです。遅れてすいません、よろしくお願いしま~す。」との年の割に場慣れした挨拶で、忘年会は仕切り直し。
突然のJDの参加に、テストロテンを噴出させる、私を除くおっさん3人。
前回の忘年会とは打って変わって、カナを中心にちやほや包囲網が形成され、私はすでに蚊帳の外。
あの時は、ベルセルクのゴッドハンド二体を前に、贄として捕食される側だったのが、この日、うら若き女子大生が来た途端、捕食する側に回るとは、なんという変わり身の早さ、そして、悲しいほどの男の性。

アルコールが入り、大脳旧皮質が剥き出しになったおっさん3人は、まず、結託して、私を会話から退場させることから始めた。
「Vさ、奥さん知っているの?カナちゃんのこと?」と突如ぶっこむドラマー。
「いや、別に生徒の一人だったし、特に言う必要もないかなと。」本当のことだ。
「V先生の奥さんの話聞きたいです!!」と食いつくカナ。
「高校の同級生で付き合い長くて、こいつの一目惚れからずっと好きだったんだよ。めちゃくちゃ可愛いよ。」とシンコぺ気味にのたまうベーシスト。
さすがリズム隊、ライブもそれぐらい息ピッタリ合わせてくれるとありがたいのだが。
「そうなんですか!全然そういうお話されないんで。へ~奥さん同級生で可愛いんだ。」
何か含みのある反応をみせるカナに、私と嫁の関係を暴露し、無事、自分たちのターンの持っていくことに成功したおっさん3人のリビドーはさらに加速し、
「カナちゃん、どんなのがタイプなの?」
「私、年上じゃないとダメなんです。」とあざといレスにまんまと釣られ、
「お、俺、今独身なんだ。」と離婚して唯一独身のベーシストが身を乗り出し、
イニD好きのカナが「RX-7に乗りたい!!インプレッサも好き♪」との話になると、
「今度、これに乗せてあげる。」とボーカルが自慢のWRXの画像をスマホで見せ、
「バンドでライングループあるから、ライン教えて。」とドラマーがどさくさにスマホを差し出す始末。
そんなカナの話術にホイホイ乗せられたおっさん達は、
「今、彼氏いないの?」
「いませんよ~クリぼっちなんです(泣)」の言葉に一斉に色めき立ち、
「大丈夫、俺がサンタになる!」
「個人練しよう!」
「イタリアンでいい?このお店どう?」などなど、ガッツき始める様子を、私は冷ややかな目で眺めていたのでした。

そう、こいつらは知らない、、、カナの本性に。

こうして私がトイレに行っている隙にお会計となり、「おいくらですか?」とカバンを開ける彼女に、「いいからいいから」とカッコつけたいおっさん達から万札が次々差し出され、結局、カナどころか私もご馳走になってしまう事態に。
店を出ると、「先生、今日、お車なんですか?」とカナ。
「うん、仕事だったからね。」
「てことは、あの車ですか?」
「そう、M3。」
「やったー!!」
「先生、俺もー!」と声を揃える逆方向の酔いどれおっさんたちは捨ておくとして、
「じゃあ、隣の駅までね。」とコインパーキングに停めたM3に向かうと、そのまま放置しておいたら、翌朝、パトラッシュに連れられてアスファルトで冷たくなっている勢いで酔っ払っていたボーカルが目に入り、ついでに乗せていくことに。
助手席に腰掛けるカナと後部座席にはトドのごとく横たわるボーカル。
それでも、私が駐車料金を支払っている隙に、ちゃっかり自分の電話番号をメモして渡している辺り、本当に酔っぱらっているのかどうか怪しいレベル。
「先生、私、名駅まで行きたいんですけど。ダメですか?」と上目遣いのカナ。
「無理。そもそも方向全然違うし、高速乗らないといけない。」
「え~、、、、やだやだ、、、だったら髪の毛落としちゃおうかな。」
「お、おい、それはやめろ、、冗談でもそういう事したら人間として絶対にあかん、、、、」
「しぇんしぇい、、、ゥオ、レェも名駅まで、、、、」と後部座席の酔っ払いも調子がいい。
「もう、しょうがないなぁ、行くよ名駅。」
「わーい、先生大好き~」「オ、オェも大ちゅき~」と心にもない言葉が飛び交うカオスな車内空間のまま、夜の繁華街にS55を響かせ、道中、カナの近況を聞きつつ、後部座席の酔っぱらいのウザ絡みを躱しながら、名駅に到着。
「ありがとうございます。」とM3から降りるカナに、別人のように打って変わってしゃんとしているボーカルがその横に。
「あ、、、あれ!?まあいいや、おやすみ。スコアと音源はすぐに渡すね。」と伝え、一抹の不安が頭をよぎるも、M3を高速へと乗り入れました。

その不安とは、、、、、このボーカルはじめメンバーがカナとの間になにかあって、バンドを破綻させること、、、、
ではなく、カナが男心を弄んで喜ぶ、ドS気質だということなのです。

その翌日、ボーカルから、ラインで予定を組みたいから、カナの連絡先を教えて欲しいとのメール。
ベーシストからも、クリスマスイブに個人練を約束したから、連絡先を、、、、以下同、
ドラマーも打ち込みが必要なので、連絡先を、、、、などなどそれらしい理由をつけていまして、それもこれも、全部、あの飲み会で、頭の中に、どぶろっくの『♪もしかしてだけど、もしかしてだけど~♪』が流れ出すよう、彼女に仕向けられたから。そしてラインや電話番号などは簡単には教えずに、上手くはぐらかすのも彼女のやり方。
チョロ過ぎるおっさん達は、一見、ピュアで可愛らしい雰囲気、医学部に現役合格する頭脳と恋愛偏差値の高さ、医学界きっての家柄と経済力、そしてハンニバル並みのサイコパスと呼んでも差し支えないひん曲がった性癖の、彼女の掌の上で見事に転がされ、その結果、バンド内に不穏な空気が流れ始めたのでした。
そして、なによりも、彼女は、私に貧乏くじのような役目を押し付け、軋轢にはまり込んで苦心する様子を観察し、ほくそ笑んでいるに違いなく、来年のスタジオでの音合わせで、破滅の不協和音が鳴り響かないことを祈らんばかりなのです。。。

Posted at 2022/12/27 10:30:33 | コメント(5) | トラックバック(0) | M3とお姉さま達 | 日記
2022年12月16日 イイね!

師走雑記

師走雑記壮絶な年末進行に巻き込まれ、曜日感覚どころか、自分が何をしにどこに向かっているのかの人としての基本的な認知機能すら怪しくなりつつあるここ最近。
夕食後、お茶のお代わりをしたくなって、考え事をしながらマグカップを片手に持ったまでは良かったものの、そのままキッチンを出て、廊下を歩きバスルームの扉を開けたところで、嫁の「パパ、何しているの?」との声にハッとなって、次に、トイレのドアを開けてしまい、嫁のスマホに「脳みそ」「医者」「夫」「ヤバい」「メタル」「ダメージ」「今から入れる保険」の検索履歴が並んだのはここだけの秘密。
完全に考え事に気を取られての謎行動だったのですが、昨晩、1日1本のヤクルト1000を2本飲んでしまったり、スマホを片手にスマホを探してみたりと、4ビットの脳みそが劣化しまくっていること著しく、このまま脳幹部の真空管が焼き入れる前に、退屈極まりない会議が長引いている隙を見て、ここ最近の小ネタを挙げておくことにいたしました。

理科の小ネタその1
『あるある物理現象』
スイフトのオイル交換をした際、ウマから降ろして、LEDウィンカーの抵抗器へ分岐するコネクターを取り換えようとしたところ、ものの見事に万有引力に誘引され、手からこぼれてエンジンルーム内に自由落下、そして、必死のサルベージの甲斐なく、ついには行方不明に。
再びウマを掛けてアンダーカバーを外そうか悩んだものの、ベルトに巻き込まれたりするほどのものでもなく、どこかのクリアランスから、その内、リリースされるだろうと踏んで放置。昨日、下回りから手を入れ、アンダーカバーを揺らしてみたところ、プラスチック部品が転がる音がなくなっていたため、無事、出奔した模様。

ちなみに、12月25日はアイザック・ニュートンのご生誕祭ですので、24日のイブは、彼女いない歴=年齢の彼を偲び、決してリア充として過ごそうとせず、リンゴとプリンキアを片手に、ロバートフックとの仲直りを祈るのが宜しいかと。

理科の小ネタその2
『沸点融点凝固点』
先ほどの小ネタが物理だったのに対し、こちらは化学ネタ。とはいっても4ビットの脳みそを有するゴリゴリの文系陰キャだった私に、物理化学を語る資格はなく、現象のみのご報告。
洗車中、嫁の愛に応えたことで起きたアクシデントを片付け、気を取り直してガラスコートを施行した時、キドニーグリルに装着していたエンブレムがボロボロに劣化していたことが発覚。汚れだけではなく樹脂部分が溶解しており、樹脂の融点が何度か分かりませんが、一番風が当たる場所でのこのとろけ具合を見ると、相当な高温にさらされていた可能性が。

もしそうなら、他のプラ部分も同じような被害が出ているはず、、、、
このミステリーを解明しなければ、と文系の頭で考えてもロクな仮説しか立たないので、もし沸点に達して気化し始めたら、かのミステリー調査班にお願いしようと、新しいものに交換いたしました。
え?凝固点はどうしたって??ウルトラ苦手な化学ネタに挑んだ結果、すでに私の脳みそが活動限界を迎え、大脳新皮質が凝、固、、し、始め、、、て、、アガガガガガhuD&5?‘@^XB・Z・・

今どきの小ネタ
『他山の石パート2』
先週末、スイフトを運転中、うちの近所の街道で、質の悪いあおり運転に遭遇してしまいました。日差しが前から入りこみ、当該車両の運転席の表情から何から丸わかり。車種は伏せますが、国産のワインレッドの小型ワンボックスで、50代後半から60代前半と思しき眼鏡の男性ドライバー。年末恒例の道路工事の交互通行で停止していた時からどこかイライラしていまして、少しスタートが遅れただけでクラクション、その後も、何が気に入らないのか、ゆっくり走る前車と同じペースで運転していたのに、クラクションを何度も鳴らされ、後ろで蛇行し、煙草を挟んだ腕を窓から出すなど、一見分別盛りの見た目ながら、相当ガラが悪い。
これは早めに離脱しなければと思いつつ、ドラレコとスマホで撮影しながら、あまりにしつこいため交番に立ち寄ろうと右折しようとしたところで、向こうが直進しながら、「ドアホ」と罵られてしまいました。こちらの右折タイミングを見計らって、抜き去り際に罵声を浴びせるとは、何という非常識で小心者だと呆れることしばし。
運転マナーについてはあまり褒められたものではない当地名古屋に限らず、こういった輩は一定数いますので、まずは、かの孔子も言うてます通り、近寄らず、相手にしない、そして巻きこまれないようにするのが肝心で、そして、自分の運転はどうだったか、見直すいい機会になりました。

メタルの小ネタ
『R.I.P』
12月8日は、私の敬愛するミュージシャン2名が、凶弾に倒れるという悲劇が起きた日。
その1名は、今も尚、世界のあちこちで追悼セレモニーが行われているジョン・レノン。
今さら説明するまでもなく、ビートルズのリーダーでもあり、私がギターを始めた原体験かつ最初にコピーしたのがジョンのフレーズ。断然、ポールよりジョン派でした。
そしてもう1名は、Panteraのギタリスト、ダイムバック・ダレル。そのサウンド、リフ、フレーズや超重低音は、スラッシュメタルシーンに革命を起こしたといっても過言ではなく、学生時代、あまりに好きすぎて、シグネイチャーモデルのギターを担ぎ、コピーしまくったほど。

そんな彼は、1996年のPanretaの解散後、あろうことか1997年12月8日の新バンドでのライブ中に、統合失調症を患ったファンがステージにあがり、隠し持っていたベレッタで彼を射殺するという、あまりにも痛ましい最期を遂げてしまったのでした。
そして、彼の兄であり、Panretaのリーダーかつ天才ドラマーだったヴィニー・ポールも2018年にこの世を去り、解散理由だったフィリップアンセルモ(Vo)の薬物依存もあって、再結成は不可能と言われていたのが、なんと、先月、ギタリストにダレルの友人だったZAKK・WILDを迎え、機材もダレルの物を使用することで、当時のサウンドそのままに、再結成したというではないですか!!
しかし、往年のファンとして、サウンドの要がいなくなった再結成は、果たしてPanteraと呼べるのか、、、、複雑な気持ちが入り混じったままYouTubeにもUPされていたライブ映像をクリックすると、、、、まさに、私のよく知るPanteraそのものだったのです(胸熱)
どこのバンドにいても癖の強いZAKKのギタープレイは、ダレルへの敬意に溢れ、彼の音を忠実に再現しながらも、時折、ZAKKらしいリックを効かせ、オリジナルメンバーのアンセルモのボーカルとベースプレイは相変わらず攻撃的、ドラムもヴィニーのタイトなドラミングを響かせるライブ映像は、首を振りながらも涙なしでは観られず、つい押し入れからダレルモデルを引っ張り出し、つかの間のノスタルジーと感動に浸ることができました。

タイトル画像は、SHELL V-Powerの供給がなくなるのとオイル交換間近のM3のために、アマゾンのブラックフライデーにて3本3,300円で購入したLOOP POWER SHOTの2本目を投入した時のもの。

と、とりとめのない雑文を書きなぐりつつ師走は過ぎていくのでした。

Posted at 2022/12/16 10:09:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | My Life | 日記

プロフィール

「高校生と化学式とM3(G80編) http://cvw.jp/b/192969/47673952/
何シテル?   04/23 17:21
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/12 >>

    123
45678910
1112131415 1617
18192021222324
2526 2728293031

リンク・クリップ

蛇使いたちの特濃空間 エテロドッソさん 
カテゴリ:メンテ&チューン
2011/12/06 10:03:34
 
BMWのマイスターショップ TKsquareさん  
カテゴリ:メンテ&チューン
2011/12/06 09:56:25
 

愛車一覧

BMW M3 セダン おハナさん (BMW M3 セダン)
M3最後であろう純粋な内燃機関をどうしても乗っておきたく、大好きなF80M3を手放し、迎 ...
BMW 1シリーズ ハッチバック BMW 1シリーズ ハッチバック
スイフトRS-Tを嫁に進呈し、その後釜としてやってきたのがこちら。一度は真剣に購入を考え ...
スズキ スイフト スズキ スイフト
初めての新車として我が家にやってきたスイフトRS-Tです。 旧型よりも格段に向上したボデ ...
BMW M3 セダン 電子制御の鎖で繋がれたバイエルンの獣 (BMW M3 セダン)
難病が寛解したら絶対にこれに乗ると心に決め、闘病し続けた3年半。 2020年に待ちに待っ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation