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2024年02月27日 イイね!

プレゼンテーション For 嫁

プレゼンテーション For 嫁裏金問題で、3000万円以下の所得は納税免除との公の見解が出され、財務相の「納税は個人の自由」との発言があるなど、まるで、食事時に民家の竈から煙が出ていないのを見て免税を断行した仁徳天皇の善政の再来かと喜び、申告業務を1天文単位先までぶん投げようかと思ったここ最近。
しかしながら、爪に火を点すようにして上納してきた私のような社会的弱者にはとことん強い国家体質故に、一応、申告はしておかないとと、ルサンチマンとともに深淵へと闇落ちしながら絶賛仕分け作業中のやさぐれメタラーことFlyingVでございます。
よって、現在、正常な判断力や思考力が著しく欠如しております故、バロウズかはたまたシュールレアリズムのごとく、一部、文意が破綻した個所がありましたら何卒ご容赦ください。

さて、少し前のことですが、実は、バレンタインの日、意を決し、嫁にプレゼンテーションを決行いたしました。

先月、G80の実車を見に行き、高校生たちにモニタリングをしてもらい、そして嫁にお伺いを立てたところ、
「今のパパ、今までのM3を買った時と違って、全然、ウザくも暑苦しくもない。車好きというよりも新しもの好きみたい。」と一蹴され、本心を見透かされてしまったあの日あの時あの場所。

しかし、この日の私は一味違ったのです。
入念に作成したプレゼン資料に加え、連日、嫁への感謝と呪文のごとく繰り返し次車候補達への思いを病的に語るなど、仕込みは万全。
これで『熱意がない。』などとの反駁は一切受け付けないとの確信を得て、いざ、プレゼンを開始。



気分はまさに、新型iPhoneを誇らしげに発表するスティーブ・ジョブス。
そのターゲットは、食卓に座り、耽美的とも挑戦的ともとれるアルカイック・スマイルを浮かべる嫁。

しかし、幼少期より、その適当な言動から、人を説得し、信頼を勝ち取ることにかけては、極めて定評のない私にとって、鷹揚に構えてアイアコスのごとく真贋見極めようとする嫁と対峙した途端、気持ちの余裕は消え失せ、たちまち口腔が乾き、発するはずだった言葉が浮かんだ端から散逸していく。。。

「ん?どうしたん?」待ちかねた嫁に促され、
手の震えを抑えつつ資料を手渡し、
「では、よろしくお願いします。」とコンパスのような一礼をしたところで、
「やだもう、そんなにかしこまって。ライブや仕事でも緊張しないくせに、変な顔しないでよ。」とたまらず相好を崩した嫁につられ、
「うん、じゃあ、聞いてね。」
緊張がややほぐれた私のプレゼンが、こうしてスタートしたのでした。

資料は都合10ページ、適宜、嫁からの質問に答えつつ、30分ほどで終了。
途中、退屈してしまうのではないかと心配していたのですが、嫁は熱心に聞いてくれていた様子。

「うん、良く分かった。」
「分かってくれたの?じゃあ、さ、、、」
「えーと、その前に、ちょっと確認させて。」
「何?」
次の車、イジるの?」と鋭い目線を向ける嫁。
もちろんだ。
だが、ここで答えを間違えたら水泡と化してしまうため、慎重に言葉を選ばなければならない。
「・・・基本しない。でも車が良くなること、モディファイならするかも。」
ふ~ん。前の黒いM3の時もそう言って、いっぱいイジってたよね。
そう言う、嫁の語気に静かな迫力がこもっている。
「いや、、、えーと、少しは、、、」
「は?少しは?」
「ですよね~、、、少しも、、、、しません、はい。
「声が小さいけど、本当?
「本当です。」
やはりその慧眼は何もかも見透かしていたのだった(涙)
「あとは・・・」といくつか今までの不義理を問われ、二度としないと言質を取られた後に、
「約束事にもあったけど、最後はZに乗るんだよね?」と最も大切であろう確認事項に。
「乗る。」
「絶対?」
「うん、絶対。」
「Zでたくさん連れて行ってくれるんなら、それで良し。」と、ようやく黒目がちな瞳を細めたのでした。
結論として、一緒に選びたいとのことで、現在、WEBを見ながらあれこれと物色しているところでして、すると、近所に気になる1台が。

果たして、どうなることか。
嫁のファイナルジャッジメント、お伺い中です。

※画像は、プレゼンをする前に思い浮かべていたイメージです泣
Posted at 2024/02/28 16:20:20 | コメント(6) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2024年02月09日 イイね!

なあ、あのやべぇやつ、、、くれよ

なあ、あのやべぇやつ、、、くれよエアクリ洗浄と同時に、Stage1⇒Stage0+に積極的パワーダウンをしてからというもの、アクセルを開けても以前のトラクションが一気に失われるような暴力的な加速が影を潜め、M3がしおらしくなったのはいいのですが、ボンネット下のS55のハミングに交じって、時々、こんな呟きが聞こえてきてしまうんです。

「なあ、頭変になるアレ、持ってるんだろ、、、」
「な、何だよそれ・・・」
「アレだよアレ、、、ブーストめちゃくちゃ上がる、やべぇやつ。」
「は?いや、もうしないって。」
「知ってるんだぜ、EtherNETケーブル、コンソールに入れてるんだろ?」
「これは微調整をしたい時にだけ使うんだよ。」
「アレ止めてからよ、すげぇ物足りないんだよぉ。お前も無理してるんじゃねえのか?」
「そんなことは、、、、」
「じゃあ、未練がましくスマホいじっているのは何なんだよ。」
「そ、それは、セッティングとか色々考えたりするからで、決して、もう一度とは、、、」
「弟分のF20には入れておいて、こっちはなしってよ、あんまりだと思わないのか?」
「お前にはクランクハブっていう泣き所があって、入れないほうがいいんだよ。トラクションも足りてないし。」
「そんなことはよぉ、もう一度入れてみないと分からねえじゃねぇか。あん時、一緒に気持ちよく飛んだの忘れたとは言わせねぇぞ。」
「だ、ダメだ、、、確かに、あの時、βエルドルフィンがドバーと分泌され、頭の中がお花畑になったのは認める。だけど、だけど、、、、」
「ほら、さっさとDMEにブスッと繋げてよ、一緒にキメようぜ。」
と脳内に囁きかける、ブーストジャンキーと化したM3の声。

果たして、いつまで抗い続けるのか、それとも、
これこれ♪キター!!」と一度味わった快楽と甘い誘惑に負けてしまうのか、ここ最近、G80ひっくるめて色々と自制が試されているんです。

ま、こういう時は、スポーツとかで昇華するのがいいと、何かの本に書いてあったので、明日のバンドのリハは、初期ラウドネス縛りにして、思い切り首振ってこよっと。


※画像はWEBから拝借したもので、本文とは一切関係はございません。
Posted at 2024/02/09 11:08:11 | コメント(5) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記

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「高校生と化学式とM3(G80編) http://cvw.jp/b/192969/47673952/
何シテル?   04/23 17:21
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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