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2023年06月23日 イイね!

気まぐれドライブいとをかし

気まぐれドライブいとをかしかの清少納言も梅雨の合間の牛車でのドライブを楽しんでいたようで、カスタムした牛車を見せびらかしていたのは、割と知られた話。

そんな古人に倣うまでもなく、当てもなくただ一人、愛車と語らいながらブラブラ走り回るのはいくつになっても格別でもあり、中でも深夜のお出かけは、異界に足を踏み入れるかのような昂揚感に、小さい頃の言いつけを破る背徳感が加わって、何とも言えない特別な一時でもあるのです。

F20や春先のコロナ罹患によって、ハンドルを握る機会が減り、いや、バッテリーが瀕死状態に陥ったことを考えると、減ったどころの騒ぎではないF80M3を駆って、梅雨の合間の深夜、伊勢湾岸へ出撃いたしました。

湿った梅雨の空気に加え、気温も23度と、タービンの充填効率が上がる絶好のコンディション。
ウォームアップを済ませた3Lツインターボユニットは、S54B32とまではいかないものの、つま先の感覚にリニアに反応し、トルクが淀みなくあふれ出すデッドスムーズな回転マスは、パワーターボと呼ぶにふさわしく、しばらく街中を流した後、高速ステージへ。

料金所を抜けて、昼間とは打って変わって車がまばらな本線へと合流し、深めにアクセルを煽ると、軽くはないF80のボディを物理法則がないかの如く猛烈な加速Gを伴って、法定速度までは一呼吸、その先も法が許せば300㎞も。意のままにコントロールできているように錯覚させられるのは、決して自分の腕ではなく、直進安定性やトラクション、交換したスタビや足回りとシャシー性能のなせる業。
抑圧と解放、ハレとケが顕現したようなF80の二面性を堪能し、刈谷PAでしばし休憩を。



帰路は、走行車線をゆるゆると流し、刈谷PAで買った缶コーヒーを時々口に運びつつ、防音壁に映っては消えていく光の流れを横目で眺めながら、Z31のハンドルを握り、ほぼ毎晩のように一人もしくはツレたちと、夜の街や峠、湾岸を走りまくっていた20代の頃と、そのツレたちの今に思いを馳せつつ、ノスタルジーにどっぷり浸って帰宅いたしました。

朝刊が投函される時間帯にも関わらず、玄関にはニャンコたちがお出迎え。
「夜の街をこうしてドライブするのが好き。」と、Z31の助手席で言っていた嫁の寝顔を見ながら、次は一緒に行こうねと声を掛け、布団に入りながら、きっと清少納言がみんカラやっていたら、「枕草子」ではなく「マフラーの草子」なる車ブログを認めてくれたのかな、なんて考えつつ目を閉じると、がっつり昼過ぎまで寝過ごしてしまい、庭と菜園のお世話をすっぽかしたお詫びに、「ずるい、私もM3乗りたい!」と頬を膨らます嫁の買い物に付き合わされたのでした。



本人、ほぼすっぴん&部屋着につき、スマホを向けた途端、「撮ったら、捩じ切る。」とめちゃくちゃ物騒なことをのたまわっておりましたが、これはこれで、清少納言の言葉を借りると、「いとうつくしくあわれなり」って感じかな。

Posted at 2023/06/23 12:02:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記
2023年06月14日 イイね!

イケメンが盛大にやらかした件

イケメンが盛大にやらかした件スマホなどの通信手段の発達により、連絡方法が格段に便利になった反面、使い方一つでとんでもない事態に繋がるのは、いつの世であっても道理であり、先例や訓話が教えてくれていますね。
そのほとんどが笑い話やその場で納まるのが、時に回転ずしペロペロ少年をはじめ訴訟に発展するなど、重大な事例になるものもあり、決して軽視できないのが昨今の社会情勢。

さて、私が関与している事業会社で、先週勃発したとある事例をご紹介したいと思います。
これまで様々なヤラカシ事例を取り上げてまいりましたが、今回のも、やらかした当人の人格にも係るものですので、特定できないようにするのは勿論、リスクマネジメントの一環として参考いただければ幸いです。

【アーカイブはこちら】
ちょっとした言い間違いから事件に
ちょっとした言い間違いから 事件簿その2
ゆとりをこじらせたOLの、ちょっとした言い間違いから事件に その3
ちょっとした言い間違いから 事件簿その4


今回の主人公、20代半ばのS君は、勤務態度も真面目、寡黙で礼儀正しく爽やかなイケメンとあって、社内外にもファンが多く、そして割と長い間彼女がいないことが知られているため、一部の肉食系女子からがっつり狙われているシャイな男子なのです。

この会社は、ライングループを社内インフラとして活用しており、全社、事業部、課と組織単位でが連絡を取り合う方式を採用。

そして、今から遡ること、1週間前の昼休みに、よりにもよって全社員のライングループに、投稿された1枚の画像が惨劇の始まりでした。
それがUPされるや否や、休憩室の女子社員達は一瞬の間をおいて悲鳴に似た声を上げ、とある部署ではラインを閲覧しないよう緊急指令が発せられ、外でランチを楽しんでいたグループは自失呆然となったまま食後のデザートにステーキソースをかけ、社長は卵とじうどんを吹き出し、常務は椅子から転げ落ちて労災だと訴え、社有車を運転中の事業部長はあやうく前の車に追突しかかるなど、楽しいはずのランチタイムが阿鼻叫喚に陥ったのでした。

画像の投稿者はS君。
普段、自分からメッセージなどを一切発信しないイケメンのS君だけに、ものすごいスピードでカウントされる既読数。

そしてその画像とは、
・二次元
・美少女(もちろんロ〇)
・一糸纏わぬ、あられもない姿
・つゆだく
・修正なし
・あんな格好でピーして、あんなところをピーされて、あんな・・(以下略)

とまあ、あかんやつの数え役満

S君の普段の爽やかイケメンキャラとのあまりのギャップに、長閑なお昼休みは、上を下への大騒ぎとなり、S君ファンの女子たちの間では、彼のスマホを誰かが操作したのではとの陰謀説まで囁かれるほどに。

ただ、当の本人は全く気が付いていない様子だったため、直属の上司であるM部長があわててS君に電話を入れ、ようやく、自分が何をやらかしたのか判明。

しかし、慌てたS君が取った行動が更なる悲劇を呼んだのでした。
まず、S君がしたのは、『画像の削除』
そう、、、もうお分かりですね。
『メッセージの送信取消』をしなければならないのに、自分だけが画像を見られない状態にして、グループメンバーには画像が残っているという事態に。
その間も、どんどん増えていく既読数。
顔色を変えたM部長が、管理者に連絡を入れ、メッセージ自体を消す処理を依頼したのですが、自分が何をしたのか気が付いたS君は、焦りまくった挙句、ガソリンを注いでしまったのでした。

「変な画像を上げてしまいました。絶対に見ないでください。」と打とうとしたところ、
フリック入力と予測変換の罠にはまり、

「変な画像を上げてしまいました。絶対に見てください。と投稿してしまったじゃありませんかorz

これにより、ほぼ全社員の既読が付いてしまい、そこで、ようやく画像が消されたのですが、時すでに遅し。
S君が、そういった画像を所有していること、そっち方面の特殊なリビドーを持っていることなどが全社員に披歴され、ものすごい落下速度でイケメンからキモオタへと堕ちていったのでした。

M部長が彼のところへ飛んでいきましたが、どういったフォローをしたかは不明。
ただ、彼はこの日と次の日、仕事を休んだとのこと
一人の男子として、おかんに見られただけでも消えてなくなりたいぐらいの性癖を、全社員にお披露目してしまったS君の心情は察するに余りあり、この後の地獄のような環境を考えると、アンタッチャブルにしておくのか、はたまたアカウントが乗っとられたことにして、その優しいウソに付き合うのか、非常に悩ましく、
ここの熱血かつアタオカ常務が、
よし、俺がもっと恥ずかしい画像を上げてやる!!と斜め上の男気を見せようとしたのを社長が止めたとも聞いております。
S君は仕事ぶりも良く、評価が高い人材につき、こんなことでフェードアウトしないようにしなければならず、私も気にはしていたのですが、その続報がつい昨日、入ってきたのです!!


S君は現在、元気に出社しており、誰もその話題には触れておらず、そして、なんと、、、
彼女ができた!!、、、って、何その展開!?

密かにS君に好意を持っていた20代の女子社員の一人が、偶然、その画像の元キャラを知っており、さらにSNSでも取り上げられるほど本格的なコスプレを趣味にしていることもあって、S君の全てを受け入れるべく、思い切って二次元の話題をS君に振り、「私だったら、二次元を三次元にできる💛」と意味深なコスプレ告白したところ、傷心のS君は、こんな汚れちまった俺でもいいのかと、涙を流しながらOKしたとのこと。
現在、共通の趣味で盛り上がり、リア充爆発しろレベルのバカップルぶりだそうです。

結果的にはケガの功名となったイケメン君のやらかし、この会社では、この事例を受けて会社のスマホを全員に支給し、個人のスマホを会社の連絡ツールにしないようにしておりまして、対外的な実損もなくリスクマネジメントの重要さが浮き彫りになったのはガバナンス的にはいい事例になったかと。

え?偉そうに語っているけど、そういうお前は大丈夫かって?
職業柄、ラインは使えないため、何の問題はございません<(`^´)>
何?ただ、ラインを使っていないだけじゃないかって??
まあ、その何と言うか、とにかく大丈夫ということで、今は、そっとしておいてもらえませんでしょうか(滝汗)
Posted at 2023/06/14 10:18:21 | コメント(5) | トラックバック(0) | business | 日記
2023年06月06日 イイね!

蛤女房に会いたくて

蛤女房に会いたくて蛤女房とは、、、、
「地獄先生ぬ~べ~でもお馴染み、日本古来の妖怪で、とある漁夫の男が巨大蛤を憐れんで逃がし、その後、美しい娘の姿となってその男の下に現れ、嫁にしてほしいと男に求婚して、めでたく男の妻となった娘は、とても美味しいダシのきいた料理を作り、特に味噌汁が絶品であった。だか、妻は、なぜか料理を作っているところを決して見ないよう、男に堅く約束させた。しかし・・・
ちなみに、ぬ~べ~では、広のもとにやってきて、保健所が見たら卒倒する様な調理方法で、様々な美味な料理を振舞い、調理過程の偶然により、広と響子の仲を取り持ったとする妖怪ちゃんです(画像参照)

決して見てはいけない」はよくある禁室型の伝承で、黄泉平坂でのイザナギとイザナミ、鶴の恩返し、海外ではパンドラの箱や最近ではインスタ加工前の元画像などがよく知られた話。
冒頭で引用した「しかし・・・」から続く顛末は、大抵の方が眉を顰め、我が悪友の変態犬さんはじめ一部のマニアにとっては御褒美ともいえるものでして、ここで記載すると、またBANされる可能性がある為、ご興味がある方は自己責任でググってください。

さて、そんな巨大蛤を求め、週末に行ってまいりました潮干狩り
GWに知多半島の有名どころでの潮干狩りは、アサリが獲れない上に、そのほとんどが身が痩せているという散々な結果でしたので、そのリベンジです。
ターゲットは高級二枚貝の

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三河湾に面したここは、蛤がこれでもかと獲れる穴場。
入漁料1,500円をお支払いし、網一袋を受け取り、大潮が始まった広大な浅瀬で、貝堀開始。

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人がまばらな上にだだっ広いため、知多の混雑した雰囲気とは真逆の、何の気兼ねなく、じっくりと楽しめるのが魅力。
プロ用の漁具は規制されているため、貝を根こそぎ持っていかれ、全然いないなんてこともありません。
ここも数年程、アサリは成育不良。
それでも、潮の引き際に到着して、少し深く掘るだけで、熊手の先に大きな貝がカツンと当たる感触が堪らなく、掘り出した蛤の見事なフォルムにテンションがめちゃくちゃ上がる。
ホンビノス貝やらでっかいシオフキも沢山獲れますが、それらは稚貝と一緒にリリースし、成育が悪いと言われたアサリも知多とは比べ物にならないサイズと量が獲れました。

3時間ほど掘りまくり、網を一杯にした成果がこちら。
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海水をマットにこぼし、外も中も砂まみれになったF20を洗車し、壮絶な筋肉痛に備えてバンテリンとロキソニンシップを貼りまくり、アサリとハマグリに分け、よく洗って砂抜き開始。
この日一番の大物、9センチに迫る特大ハマグリです。
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しばらくは、蛤の網焼き、ボンゴレ、酒蒸しと貝三昧です♪



今回、蛤女房に化身するような巨大ハマグリには会えずじまいでしたけど、ここで素朴な疑問が・・・

ハマグリは確か、我々と同じく雌雄異体ながら、外見からでは判別が不能
たまたま蛤女房はのハマグリだっただけで、もしのハマグリをリリースしていたら、、、、


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蛤パイセンに「アッー!!」って言わされないよう、変な仏心は捨てて、全部美味しくいただくことにしよっと。

Posted at 2023/06/06 10:46:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | My Life | 日記

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「高校生と化学式とM3(G80編) http://cvw.jp/b/192969/47673952/
何シテル?   04/23 17:21
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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