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2023年08月28日 イイね!

車が健康だとなんだか体の調子もいい気がする

お盆真っただ中、ガソリンスタンで満タン給油中に見舞われた、尋常でない量のガソリン漏れ

あわや大事故の事態に、全身の血の気が引いたこのトラブル。
タンク上部の蓋の溶接不良によるリコール事案にて、通算200件の事例の末尾をめでたく飾った訳でして、無償で修理をしてもらったのはいいものの、急なことで代車もなく、おまけに、対応してくれたディーラーが遠方につき、あれから2週間が経過した先週末、整備終了の連絡を受け、バス、JR、そしてタクシーを乗り継ぎ、サン・モトーレン本社まで、引き取りに伺いました。
こちらのディーラーではコロナが大流行で、メカニックさんが一人で回しているとのこと、ガソリン満タン入っている危険な状態にもかかわらす、優先的に作業を進めていただき、本当に感謝です。

しかし、E36、E46と長年並行車に馴らされたこの体。
ディーラーの敷居をまたぐことに相変わらず物凄い抵抗がある。。。

気分はまさに、呼ばれないとドアから入れない吸血鬼のよう。
外でさっとF20を受け取って、お礼を伝えて帰るはずが、あれよあれよとショールームまで通され、生まれて初めてBMWディーラーで飲み物を出された挙句、責任者の方から丁寧な説明までしていただき、試乗会中のため忙しいにも関わらず、車好きならではのコアな話題で盛り上がり、とても気分よく車を引き取ることができました。重ねて感謝です。
実は、ここはバンド練をしているスタジオの通り道にあるので、次の車はここでお願いしてみようかと、ふと頭をよぎったのですが、個人的には、『訳あり車』大好きなので、それがあるとしたら来世かな。

ガソリンも古いタンクから40L程度を入れ替えてもらい、2週間ぶりのF20はと申しますと、F80より軽量なボデイとジェントルな乗り心地、そして、整合性が取れたハンドリングに軽快且つパワフルに回るN13を、遠距離恋愛中の彼女との久しぶりの逢瀬のごとく、高速道でたっぷりと堪能。
気になっていたbm3はリセットされず、そのままで一安心。

納車当日のガス欠、それから半年で3度見舞われた冷却水漏れ、それが完治したと同時に起きたガソリンのダダ漏れと、とにかく液体に悩まされた我が家のF20も、これで、ようやく健康体に。
そう思うと、なんだかこちらの体の調子も良くなった気がして、駐車場に入れ、家に帰ろうとした時、、、

何だか前方視界に違和感を感じる。。。
フロントガラスの傷や汚れの付着ではない、別の何か・・・
なんだろう、2週間ぶりとはいえ、いつもと違うのは確かだ。

ドアを開け、外からフロントガラスを見てみると、、、



あまりの暑さに、バックミラーのブチルゴムが溶解、液化して垂れ下がっておりましたorz

ここで、FlyingV、失意の一句。


『炎天下 汗より先に 垂れるゴム』






冷却水、ガソリンと来て、このブチルゴム、、、液体にまつわる負の連鎖、お願いだから、もう勘弁して(涙目)

Posted at 2023/08/28 11:54:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | F20 | 日記
2023年08月24日 イイね!

下積みメタラーの闇 その1 【後編】

下積みメタラーの闇 その1 【後編】長文且つこういった内容はみんカラではあまりウケないと分かっていつつ、懲りずに後編です。

前編はこちら>>>

さて、2日間にわたる叫喚地獄のような男性アイドルAのサポートライブに幕が下り、ベースと会場を出ようとした時のこと。
スタッフさんが、入り口付近で大きなブルーシートの籠一杯に積み上げられた色とりどりの箱やら袋を、せっせとゴミ袋に入れているではありませんか。
この2日間、入り口で預かったファンからの差し入れやプレゼントで、籠に入りきらず、床にも転がっているのを入れると、百や二百では利かなさそう。
と思っている内に、近寄ってスタッフさんに声を掛けるベース。

「あれ、これってアイドルAさんに渡さなくていいんですか?」
「あー、君ら、バンドの人かな。」と、腰を伸ばしながら、首をこちらに向けるスタッフさん。
「はい。」
「もしかして、今回、彼と(ライブをするの)は初めて?」
「ええ、そうですけど。」
「なら、知らないんだな。」
「え、何がですか?」
「これはね、全部捨てるのよ。」
「は、全部すか?」
「そう。」
「マジすか!!でも、あれですよね、何個かは渡しているとか。」
「いや、全部。」
「えええええ~!!!」とひっくり返りそうになる私たちに、
「これについては厳しく言われてるんだよね。そうか、初めてか。」とスタッフさんはその訳を我々に教えてくれたのでした。

まず、手作りは絶対に手にしてはいけない。
特にチョコなんかは、湯煎して溶かしたモノに、体の一部を混ぜ入れてくるメンヘラをさらに病んだファンが多く、髪の毛や体液は当たり前、巧妙に刻んだり爪やらを粉末にしたり、酷いときには、経〇まで入れてくるとか。
例え、高級チョコのゴテ〇バのパッケージだったとしても油断してはならず、未開封のように見せかけ、その中には、特級呪物のような念がこもった肉体の欠片が入れ込まれていることも。
そして同じようなことが手編みのマフラー、手袋、はたまた、ぬいぐるみにも起きており、髪の毛の束が編み込まれたり、盗聴器だったり、とにかく、オッソロシイほどの情念やらが込められているのだそうです。その前に、一度、マネージャーが全部見て、貴重品とかは持って行っているそう。

「ほら、これなんか。」
そう言って、ゴミ箱から手作りらしいチョコケーキを手に取り、その断面をこちらに向けると、そこから髪の毛らしき黒くて長いものが何本か出ていて、ヒィィィィィと後頭部を打ち付けんばかりに仰け反る私を横目に、
「こういうこと。」とゴミ袋にさっと入れてしまわれたのでした。
「あ、じゃあ、お疲れ様でした。」と帰ろうとする私を、ベースの驚くべき一言が引き留めたのでした。
捨てるんだったら、俺がもらってもいいですか?
「はぁ?あ、いや、それは、、、」と困惑するスタッフさんを横目に、
「大丈夫です、女子の一部が入っているなんて、自分にはとんでもないご褒美ですし、それに、何があっても自己責任ですから。」
「いやいやいや、お前正気か?見ただろ、さっきのチョコ!?」と慄く私に、
「見たけどさ、魚の骨だと思えばよくね?何つっても女子の手作りじゃん。その子も食べてもらえて、俺の腹も満たされて、ウィンウィンだよ。」
と堂々と言い切ったのでした。
「ウィンウィンって、お前の一人負けみたいなもんだろ。それにあれだけ死ね死ね怒鳴られたB〇A達のも入っているのかもしれないんだぞ?」
「ははぁ、お前、さては、本当は俺に独り占めされたくないんだろ?」
前からその言動含め、実は頭おかしいんじゃないかと思っていたのが、この瞬間、それが真正だと分かり、バンドも脱退しようかと考えだした時、スタッフさんから、
「いや、ま、う~ん、じゃあ、私の知らないところで勝手に持って行ったということで、、、その代わり、何かあってもここのを食べたことは口外しないこと、いいね。」
「は~い。」と満面の笑みを浮かべ、籠の中を漁り始める彼を残して、私は帰路についたのでした。

確かに、私も彼も、いつもいつも空腹に苛まされていました。
その時も激しくお腹が空いていたのです。
だからと言って、アレらを口にすることはあまりにもリスキーなことは大脳旧皮質が教えてくれている。
とは言え、よく吟味したら食べられるものや、本当にいいものもあったかもしれない。
あれ、ちょっと惜しいことをしたかな、、、なんて考えながら、梅崎春生の小説で描写された『紅鮭と黒パン』のくだりを思い出し、喉がゴクリと鳴なるも、車内販売を買う懐の余裕もなく、来る時と同様、満員の新幹線の中、自由席付近の連結部分に揺られて帰宅したのでした。

さて後日、久々のバンドのリハがあり、スタジオに入ると、そこには、あのライブ以来となるベースの姿が。
「おう久しぶり!」とチューニングするベースは、以前より顔色が良さそう。
「お前、大丈夫だったのか?」とギターケースを降ろし、しげしげとベースを見ていると、
「全然。でも、なんか独特の味がしたり、少しお腹緩くなったりしたこともあったけど、ま、今のところ何ともないね。美味しいのも結構あったぞ。」とニヤリ。
話を聞くと、髪の毛や明らかにそれと分かるモノは抜いて食べたり、有名ブランドのスイーツもそれなりにあり、とにかく美味しいものをたくさん食したそうで、体調は変わらないとのこと。
「へ、へぇ~良かったね。。。」
「ああ、お前も持って帰ればよかったじゃん。」
ベースを担ぎ、T-Shrtsをめくった両腕の上腕から肩を見た途端、私の総身に鳥肌が立ったのでした。
そこには、タトゥーを入れたかと見まがうばかりの、大小いくつものピンク色の斑点がビッシリと・・・
「おい、それ、え、、、な、何だよ一体!?」
「あ~あ、なんかあれから出てんだよな、ま、痒くもないし、その内引くと思うけど、ダメだったら皮膚科行ってくるわ。」とケロッとしており、そのままバンド練へ。
その後、ピンクの発疹は更に広がり続け、皮もベロベロとめくれてきたことから、ベースは皮膚科に行くも、原因不明とのことで、ステロイドを服用し、外用薬も塗りたくりながら、都合半年かかって治したのでした。
ちなみに、件のアイドルAからは次のライブのオファーがありましたが、丁重にお断りしております。

と、ここまでが闇のとば口。
そこから先は、更に闇が濃くなり、、深淵を覗くものはのとおり、ともすると引き返せなくなるかもしれませんよ~勿論、私もですが、、、ウフフフフ(謎笑)
では、また機会がありましたら、続編でも。



※もちろん、画像と本文は何ら関係ございません。

Posted at 2023/08/24 12:57:42 | コメント(7) | トラックバック(0) | メタルギター | 日記
2023年08月23日 イイね!

下積みメタラーの闇 その1 【前編】

お盆も過ぎ、夏の甲子園も決勝を迎え、そしてツクツクボウシの鳴き声が聞こえ始めたここ最近。
それでも、未だ残暑厳しく、寝苦しい夜が続いておりますので、この場を借りて暑気払いを兼ねた昔語りを少々。

え~、拙ブログ、いつもどおり長文&虚実ない交ぜにしておりますので、そのあたり予めご了承ください。

さて、今をさかのぼることウン十年前、主神メタルゴッドに大学の単位を全て捧げ、卒業を生贄にし、仕送りを止められるのも厭わずに、全人生を掛けたバンド活動。
インディーズでCDは作るも、メジャーデビューまであと一つのところまで来て、教授のありがたくない心遣いにより本人の知らないところで大学を勝手に卒業させられ、そのまま地元への強制送還を受け、今に至るわけですが、以前のブログ『牛丼怖い』やらで何度か書いたとおり、とにかく、バンド、特にビジュアル系メタルバンドは機材だけでなく、衣装やらメイクやらで身銭を丸ごと吸い上げられ、レコーディング費用もプロ仕様なものですから、ライブのノルマと相まって、野獣先輩と一緒にビデオに出るか、臓器売ろうかレベルの困窮は日常茶飯事。

その上、留年して教授に「お客様」と呼ばれて以来、仕送りが止まって進退極まったメタラーは、学費&生きる糧も稼がなくてはならず、掛け持ちバイトは当たり前、当時の節約生活のバイブル『青春の食卓』のメニューすら贅沢に感じるほどの食生活を送り、魚肉ソーセージをふやかして何回かに分けて食べ、米農家のツレの下宿に上がり込んで白米にありつき、バイトの賄いや廃棄食材はこっそりと持ち帰り、何も食べるものがない時には白い恋人『クリープ』をちびちび舐めて空腹を紛らわせていたのでした。

家庭教師先で、たまに御相伴に預かるのがありがたく、銀河鉄道999の終着駅とも、自我の墓標とも名高い、ヤマ〇キパンの深夜バイトやら、ここではとても書けない短期バイトをこなしつつ糊口をしのぎ、プラチナ・ディスクを夢見ておりますと、時々、音楽関係のバイトもあったりもしたのです。
その中から、ちょっとした『』を今回ご紹介。

当時、人気絶頂だった某男性アイドルグループの一人、アイドルAとしておきましょうか。その彼がドラムを習っておりまして、ライブをやりたいのでメンバーを探していると、当時、別の芸能事務所に所属していた友人が耳にし、「どうする?」と聞かれたため、「やる、絶対に!!」と食い気味に返事をしたところ、ギタリストとして私に白羽の矢が立ったのでした。
早速、オーディションを受け、結果、合格
秘密を守るよう云々の誓約書に署名させられた後に、ギャラ、セットリスト、衣装、立ち位置、音色などなど、一方的に決められ、スタジオでリハを重ねること数回。
正直、ドラムの腕は素人に毛の生えたレベルながら、脇を固めるサポートメンバーがそこそこ凄腕だったこともあり、アイドルAの先生がバックステージのドラムセットでスタンバっていたため、パフォーマンスに不安なし。
ちなみに、ベースは当時、私とバンドを組んでいた、ジャコ・パストリアスばりの独特なスラップに加え、特殊な性癖も界隈では良く知られた変態さん。

それにしても、いつもスタジオには、どこかの雑誌で見たようなグラビアアイドルみたいなおにゃのこが代わる代わる遊びに来ており、終わった後、そのアイドルAとマネージャーにどこかに連れて行かれてたっけなぁ。多分、夜遅いので、お家に送っていったのでしょう(白目)

迎えた本番、会場は、今までやったことがないような、地方の公会堂レベルの大箱。
機材も一流どころ、PAも外タレかとおもうような布陣。
ギターは自分のものが許されたのですが、音色はとにかくシビアで、アンプやエフェクターの切り替えも完全にPA任せ。
ビビりまくったまま、最後のリハが終わり、本番までの間、
我々とは違い、当然、そのアイドルAには個室の楽屋があてがわれ、そこに出入りするのは、スタジオで目にしたグラビアアイドル達の他、見たこともあるタレントたちの姿。
そして外には、入場を待つ沢山の女性ファン達。
「やべぇぇぇぇ」と目が泳ぎ、自分の股間をぎゅっと握りしめ、絵に描いたような内股のままキョどるベースに、
「しっかりしろよ、ここで認められればメジャーデビューだってすぐだ、俺たちは絶対にやるんだ!!」
と言ってみたものの、言った傍から唇が震えてしまう。
その様子に、ゴリゴリのサポートミュージシャンで鳴らすキーボードが、
「いくら上手くやったとしても、それが当然なんだから、誰も俺たちのことなんて気にしないって。それよりもよぉ、アドリブとか、絶対に勝手なことをするなよ。特に今回のライブはな。」と少し険のある言い方をして、煙草に火をつけたのでした。

そんなこんなで2DAYSライブが始まり、会場は満員御礼、それぞれの立ち位置に先にスタンバって、ドラムが出てきたと同時に、地の底から湧き上がる様な黄色い歓声が押し寄せ、1曲目がスタート。
そもそも歌でもダンスでもリズム感のないアイドルAのドラムが、あまりにとっちらかって、それつられて演奏はボロボロ。
それでも、ファンは大盛り上がり。
2曲目以降はドラムが何とか立ち直り、ドラムの先生のバックアップもあって、まあまあ聴けるレベルにまで復活。
ちなみに、セットリストは、アイドルAの好きなものをただ演っているだけで、アニソン、80~90年代の洋楽ロック、プログレ、流行のバンドブームのヒットソングと脈絡なし。
このライブの主役は、アイドルAで我々は添え物。
ひたすら黒子に徹し、3曲目が終わろうとした時、団扇やら蛍光棒やらを振っている私の足元のステージのすぐ下付近の、ちょいとお年を召したお姉さま達の異様な雰囲気に気が付いたのでした。
特に向かって左手のB〇A、、、いや妙齢の方々が、私に向かって何やら大きな声で叫んでいらっしゃる。
最初、アイドルAの名前を連呼し、愛してるだのなんだの、キャーキャー楽しげだったのが、何故か殺気立った雰囲気に。
曲が終了し、次はアイドルAのMCへと移行する、その間際、ドスの効いた声で、
おい、そこのお前!!!」とこちらに飛んでくる怒声。
さっきまであんなに乙女の嬌声が響いていたのに、空耳かと思って、キョロキョロしていると、
そこ、ギターの、、、お前だよ。
そこに立ってたらよぁ、見えねえんだよ、どけ、ゴルァ!!」と巻き舌で怒鳴りつけられたじゃありませんか。
「〇すぞ、ボケ」
「さっさと消えろや。」
「わざわざ遠くから金払って、てめえ見に来たんじゃねえぞ。」などなど、その左側の列のお姉さま方から浴びせられる罵詈雑言の数々。
薄暗いライトの中、浮かびあがったお姉さま方の愛くるしいご尊顔は、地獄先生ぬ~べ~も裸足で逃げ出すバーサーカーのそれ。
どうしていいか分からず、思わず、キーボードの方を振り返ると、首を横に振るばかり。
それならと、4曲目が始まった同時に立ち位置から右側にずれてみると、今度は別のBB〇、、、ではなくお姉さまたちから、
「そこに立つな、戻れって。〇ね、バカ」と清々しいほど罵られ、じゃあと元に戻ると、先ほどのお姉さまたちから、
「ホント邪魔。」「埋められたいの?」「ゾンビみたいな顔してソロ弾いちゃって。」などなど、悪口の大絶唱。
結局、元の立ち位置のまま、曲の合間に何度か罵られながら、初日のライブは終了。
人生10回やり直しても余るぐらいのHateと殺人予告を頂戴したのでした。
ライブが終わった後、アイドルAは御満悦だったものの、彼のマネージャーから立ち位置を動いたことでめちゃくちゃ怒られ、キーボードからは、「な、言っただろ。」と吐き捨てるように言われる始末。
ちなみに、ベースも同じような目に遭って涙目になっておりました。

二日目も連荘で来ているファンも多くいたのか、超満員。
初日ほどではないものの、同じようにアイドルAへの愛に熱狂したお姉さまたちから邪魔だどけだの厳しいお叱りを受け、講演は無事終了。
楽屋で帰り支度をする憔悴しきった私とベースに、件のキーボードは、「俺もさ、こういう家業を始めた時には、最初はチャンスだと思ったけど、夢なんてないんだよ。」と諭すように、70スープラの鍵をヒラつかせて出て行ったのでした。

え?これが闇なのかって??

いやいや、こんなのは闇でもなんでもございません。
本当の闇はここからなのです。

後編に続く。
Posted at 2023/08/23 11:55:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | メタルギター | 日記
2023年08月13日 イイね!

【微閲覧注意】ついにやりやがった、特大のお漏らし

納車5カ月で3度の冷却水漏れに見舞われ、その死闘は先日のブログでもご紹介した通りでして、F20とメタラーとの死闘に決着がつき、平穏なカーライフが訪れる、そう信じていた折、ヤツは、やってくれたのです。
これまでにない程、重大で、そして危険なお漏らしを。

セミウェット路面で少し深めに踏み込むと、リアが暴れてDSCが介入しまくるほどのパワーを得たF20 120iMスポ。
そんな痛快なホットハッチの仕上がりと、やっと収束したマイナートラブルに気を良くし、昨日、お墓参りへと出かけ、そろそろガソリン残量が心もとなくなった今朝、右側のバックライトLEDの不点灯のリペアついでに、給油に向かった時のことでした。

会員限定4円/L引きの特売日となる週末は、いつもならごった返すところ、盆の隙間に入り、待ち時間なく給油レーンへとF20を滑りこませ、満タン給油を開始。
44L付近でノズルが停止し、それでもキワキワまで入れたいので、小刻みにノズルを握っていると、何やら足元に違和感が。
「ん?」となるも、丁度、スタッフさんがティッシュ5箱を片手にクイックペイのセールㇲをし始めたので、ノズルを突っ込んだまま、メーターを眺めつつ、丁寧にお断り。
切りのいい45Lをカウンターが刻み、ノズルを抜いて戻したその時、F20の下回りから流れる液体が。。。
それは、コンクリートの床にたちまち広がり、いくつもの筋になって隣のレーンへ流れて行っている。

考えるまでもなく、揮発して立ち上る臭いから、そこに流れているのは、まごうことなき
ガ・ソ・リ・ン😱

コンクリートとはいっても外気温は40度に迫ろうとしている。
本当に危ない、、、一つ間違えば、大惨事にもなりかねない、、、

心穏やかにご先祖供養をするこの時期に、こんな危険なことをするのは、一体、どこのアタオカの仕業なんだ(怒)
と、周囲を見渡すと、全方位からF20に注がれる熱い視線(◉ω◉`)(◉ω◉`) ジーーーッ

まさか・・・・・

慌ててF20のリアから下回りをのぞき込んでみると、わが目を疑う、人生最大級のお漏らしがそこに!!!!





「うぉぉぉぉ、俺だったのかぁぁぁぁぁぁぁ」
もしこう叫んでいたなら、喉チ〇コはぶっちぎれて端の1番レーンまで飛んでいったに違いない。

タンクの左付近からものすごい勢いで滴り落ちるハイオク。
すぐさま危険物の免許のある店長さんを呼んで、レーン閉鎖のポールを立て、プレートを差し入れてもらうなどの応急措置を。

ロードサービスの到着まで、ここに停めておいていいですよとの温かい気遣いに甘えさせてもらい、JAFを呼んで、そしてTKさんに入庫の連絡。
到着まで1時間ぐらいかかるのとのこと、その間、お漏らしは少しずつではありますが、止まっていき、ローダーが到着する頃には、ポタポタと滴る程度にまでに。

冷房の効いた店内で待たせていただいている間に、ネットで検索したところ、

(以下、WEBより引用)
ビー・エム・ダブリューは2021年9月14日、燃料漏れのおそれがあるとして、「1シリーズ」「2シリーズ」「3シリーズ」「4シリーズ」など28車種、計5万139台のリコールを国土交通省に届け出た。
 不具合は、燃料装置の燃料タンクの溶接方法が不適切なため、当該タンク上部に取り付けられたカバープレートが正しく溶接されていないものがある。そのため、走行振動等により溶接部に亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進展し、亀裂部位から燃料が漏れるおそれがある。改善措置として、全車両の燃料タンクを良品に交換する。不具合件数は166件、事故は発生していない。対象者車両の製作期間は2012年1月9日~2016年5月25日。
 なお、このリコールは、2018年3月29日付け届出番号「外-2624」で届出し、2019年6月14日付け届出番号「外-2867」で対象範囲を拡大したもので、さらに対象範囲の拡大が必要であったことが判明したため、追加で届出された。

(引用ここまで)

とのことで、その前にも1シリーズの116と120にも同じリコールが出ているそうで、お盆もやっているBMWカスタマーセンターに問い合わせたところ、車両番号から、リコール対象車で、かつ、リコール修理が未実施だったことが判明。
燃料タンクのカバーフレートが剥がれて浮いてしまい、そこからガソリンが溢れたのでした。

その200件程度の不具合事例に、よりにもよって、うちのF20が仲間入りするなんて、トホホホホorz
でも、気づかずに走っていたら、危うく事故の1件目になるところだったのを、未然に発覚できたのは、昨日、お墓参りをしたことで、おじいちゃん&おばあちゃん、そしてご先祖様や愛犬RANDYが教えてくれたんだなぁとポジティブに捉えることにいたしました。
そういえば、最近、少しガソリン臭かったような感じがしていたし。

ローダーの上でも、振動や傾きでガソリンが滴る状況ながら、無事に、TKさんまで運んでいただいたのは、さすがプロの技術とノウハウ。



帰宅後、心身ともに疲れ果てて落ち込むも、リコールは無償、F20が戻ってくるまで、F80とスイフトでつないでいけば良く、もし、無限にガソリンが溢れだすF20だったら、石油王になれたのかもと不謹慎な想像をするまでに回復し、先ほど、迎え火を焚いてきたところです。

ここまで書いてしまうと、BMWはやっぱり壊れるイメージとのネガキャンになりそうですが、リコール対策がきちんとされているのであれば、マイナートラブルは多少あるも、この車が好きならとの条件付きで、些末なことと思われます。
とは言いながら、やっぱりカーセンサーやGooWorld を見てしまう自分がいる(汗)

末筆となりましたが、多大なるご迷惑をお掛けしたにも関わらず、代車まで貸していただきなど、とても親切にしていただいたエサキGSの皆様、TKさんまで安全に運んでいただいたJAFのスタッフ様方、盆休み前の超絶忙しい時期にもかかわらず、快く受け入れていただいたT社長、心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございましたm(__)m

ってそう言えば、F80もリコールの葉書が2年前に来てたんだった(滝汗)
あれ、どこいった!?

Posted at 2023/08/13 22:52:24 | コメント(7) | トラックバック(0) | F20 | 日記
2023年08月11日 イイね!

【エンドレス泥沼】絶対にお漏らししたいBMWvs絶対にお漏らしさせないメタラー

【エンドレス泥沼】絶対にお漏らししたいBMWvs絶対にお漏らしさせないメタラーこれは、半年前にやってきたBMW F20ととある陰キャメタラーの、5ヶ月間のお漏らしを巡る、どうしようもなくくだらなく不毛な聖戦の記録である。

【宣戦布告】
思い起こせば、今から5カ月ほど前、ヤツが我が家にやってきて、保証切れとなるひと月が経った時から、時々、メーブルシロップのようなほのかに甘い匂いを漂わせていた。
ボンネットを開けても、どこにもお漏らしの痕跡は見当たらず、クーラントもそれほど減っていない。
私は、どこかの弁が開いたか、付着したものが蒸発したんだろう、そう思うことにして、少しクーラントを補充したのだった。

しかし、今思えば、それが、ヤツから私への宣戦布告でもあり、この泥沼と化した死闘の始まりだったのだ。

それ以降、ヤツは、そんな無知なメタラーをあざ笑うかの如く、私が忘れた頃に、熱を帯びたエンジンルームから度々甘い匂いを漂わせては、私にボンネットを開けさせ、首をかしげる私にクーラントを補充させ続けたのだ。

試しに、ネットで、欧州車用の漏れ防止剤を購入してみた。
すると、甘い匂いはすっかり消え、クーラントの減りもないように思えた。
しばらくの間、どこからも甘い匂いはすることもなくなり、私は「やった!」と安堵し、勝鬨を上げようとしたその時、コインパーキングに停め、ヤツから降りた瞬間、再び、あの甘い匂いが鼻腔へと入り込んでくるのだった。

だが、ボンネットを開けてもその痕跡はどこにもない。
大きく開いたエンジンルームが、この滑稽なメタラーを、大笑いしているかのように見えた。
私は悟った。
これは死闘になるに違いないことを。
そう、聖地エルサレムを巡る、十字軍vsオスマントルコ軍のような因縁となることを。

それから4カ月、甘い匂いは不定期に立ち上り、私の頭を悩ませ続けた。
幸いにも、オーバーヒートやアンダーカバーに滴るような症状ではなかったが、それでも、BMW純正クーラントのほぼ半分を入れてしまっていた。

【第1次 お漏らし聖戦 タービンOリングの戦い】
だが、先月、ヤツは、ついに、そのお漏らしの尻尾を出したのだ。
それが、タービンハウジングに付着した緑のシミであり、私は見逃さなかった。

固着したOリングを引き抜く戦いは熾烈を極めた。
私は腰や肘に甚大なダメージを追い、さらに、大事なトルクスを落下させて失うという尊い犠牲を出したが、タービン冷却Oリングを2個交換し、勝敗が決した。
詳しくはブログに書いた。
長い戦いから解放されたこと、そして、ヤツを屈服させた満足感に浸りながら、私は十字軍を震え上がらせたオスマントルコの親衛隊イエニチェリはこんな気分だったのだろうと、バンテリンを体中に貼りながら、祝杯を挙げた。
アルコールが巡る脳裏に、平穏の二文字がぼんやりと浮かび上がっていた。

【第2次 お漏らし聖戦 ベンチレーションパイプOリングの戦い】
しかし、戦いはこれで終わらなかった。
ヤツは、水面下でひそかに牙を研いでいたのだった。
マンジケルトの戦いともいうべき、タービンOリング交換からわずか1週間後、上機嫌でオイル交換をしようと、ボンネットを開けた途端、信じがたいものが目に入ってきたのだ。
タービン下部のアッパーホースへと繋がるベンチレーションパイプの接合部から、止まったはずのクーラントが漏れ出しているではないか。
私は膝を落とした。
この部分は、とてもDIYでは作業が難しい。
負けた、、、、私は、敗北を認め、仕方なく、TKさんに持ち込むことにした。
私は、戦後賠償として、bm3をおごる羽目になったのだ。
ヤツのしてやったりの顔が浮かんだ。
こちらもブログに認めた。
本当に今度こそ、5カ月にわたる長い戦いに終止符が打たれた、そう信じようとした矢先、、、

【第3次 お漏らし聖戦 アッパーホースの乱】
つい昨日、遠方に用があり、高速を使用した後、冷却水の様子を見ようと、ボンネットを開けた私の目に、この光景があったのだ!!



もう何が何だか訳が分からなくなった私は、すぐにTKさんに連絡を入れ、閉店間際に滑りこんで見てもらったところ、前回の作業でアッパーホースを脱着した際、少し奥まで入り込んでしまい、金属の突起部分をパイプが噛んで、そのクリアランスから少量漏れていたことが判明。
付けなおしてもらって帰宅をした。

で、今日現在、様子見をしているところだ。

と、ここまでが、絶対にお漏らししたいBMWvs絶対にお漏らしさせないメタラーの5ヶ月の死闘の記録である。

これで決着がついたのか、それとも、新たな戦いの火ぶたが切られるか、まだ定かではないが、確かなのは、WEBの閲覧履歴に、カーセンサーとGOOWORLDが尋常でないほど増えているのであった。。。


Posted at 2023/08/11 12:33:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | F20 | 日記

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「高校生と化学式とM3(G80編) http://cvw.jp/b/192969/47673952/
何シテル?   04/23 17:21
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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