2023年09月22日
埋蔵金発掘は、誰しも一度は憧れたロマン。
ダウジングを構えて、自宅の庭や裏山なんぞを探索してみたり、金属探知機を本気で買おうか悩んだりと、その伝承を聞くだけで胸は躍り、未だ見ぬ金銀財宝を思い浮かべずにはいられないのです。
それを生業にしているプロ達を、YOUTUBEのディスカバリーチャンネルでつい観てしまっていたりと。
有名なところでは、徳川埋蔵金や第二氷川丸でしょうか。
さて、今回の埋蔵金は、鋼鉄雅楽を嗜む陰キャの好事家が、人知れず、何度かに分けて埋蔵したと言われているもの。
M3のドライブシャフト交換という非人道的な高額修理が決定し、懐具合とメンタルがデストピアと化した私の耳に、この埋蔵金伝説が飛び込むや否や、サルベージを決行することにしたのでした。
その額は、現在の経済的価値に換算すると、凡そ、172,000IRR(イランリアル)ナンダッテー!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)
JPYレートに引き直したところ、、、、、
(ドラムロール)ダカダカダカダカダカダカ、、、ダン、、、600円!!
ああ、すいません、すいません(土下座)
で、その場所とは、ここです。
え~と、、、、
コインパーキングのお釣りや何やらを何度かフロアに落とし、奥に入ったのを拾い切れずにそのまま放置してしまいまして、、、、(汗)
記憶を辿ると、都合、600円ほどがF20のシート下に埋蔵されているはず。
いつか拾わなければと思いつつ、F20の度重なる冷却水漏れやガソリン噴出、F80にもドラシャブーツ交換のウルトラ高額修理が確定するなどあり、気が付けば半年。
先日、コインパーキングの出口で、なけなしの200円がシート下に転がり落ちるのを目の当たりにし、これはいかんと、探索することにいたしました。
フロアマットを外し、シートを一番後ろまで動かして、スマホのライトを片手にいざ、小銭埋蔵金探しへ。
まず最初にエンカウントしたのが、干からびた羽虫の骸。
夏のさなか、羽化したまま迷い込んでそのまま即身仏となったのでしょう。
指でつまむと、パラパラと粉末となって風に運ばれていったのでした。
ひとまず合掌。
そして、次に見つかった聖遺物は、、、細くしなやかな栗色をした長い巻き毛。
質感やキューティクルの具合からすると、ほぼ間違いなく女性の人毛。
この手の髪色の人物を乗せた心当たりは全くなく、恐らく、前オーナーに関係する何かと思われますが、もし、これが嫁に見つかった日には、お宝どころか、家庭が吹き飛ぶ不発弾になること必至(背汗)
あやうく悪魔の証明をしなければならないところだったとは、、、、
なんという恐ろしいレリック、そして、前オーナーさんの何たるリア充ぶり(偏見&血涙)
こちらも空中にリリースして、事なきを得たのでした。
気を取り直し、その後、用途不明の留め具やら印字が見えなくなったレシートのなれの果てやらが出現し、それらを拾い上げつつ、障害物をよけながら奥へ奥へと手を入れ、ライトを向けていると、明らかに金属と思える光の反射を複数発見。
一つ一つ拾い出し、数えると、都合7枚の日本政府謹製の100円硬貨達。
こうして埋蔵金の全てを手に入れ、暗い路地裏に連れていかれてジャンプをさせられたあの時の、小銭入れがジャラジャラと鳴る懐かしい音が、ポケットからひびいておりました。
後はシートを元の位置に戻し、マットを入れて終わりなのですが、何かが引っ掛かる。
ん、、、確か、記憶では600円だったはず、、、、あれ、、1枚多いぞ(汗)
まさかシートの下で、バイバインの希釈液が付着して自己増殖をしていたのか、もしそれだったら、100万円ぐらい入れておくのだけれど、大方、前オーナーが落としたに違いなく、栗色巻き髪の女性とのこの100円を巡る艶っぽいやり取りを勝手に想像しては歯軋りしつつ、近くの神社のお賽銭箱へとご奉納。
てな感じで、埋蔵金探しは無事終わり、非人道的高額修理のわずかな足しとなったかは定かではありませんが、車内の落し物は、例え、自分のものでなくとも、無差別テロと化して人間関係の破壊工作に勤しむことがありますので、小まめに覗き込んで拾い上げることがいかに大切かと、かつて、アクセサリーを故意に落とされ、致命傷を負いかけたどこぞのメタラーの深層心理に埋蔵されたトラウマが、それを教えてくれていたのでした。
Posted at 2023/09/22 11:21:08 | |
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F20 | 日記
2023年09月05日
さて、前編からの続きです。
途中、情緒不安定により、懐かしのやる夫っぽい会話表現がありますが、気にせずお付き合いください。
↓↓↓↓ここから本文↓↓↓↓
週末の夕方とあって、ほぼ満席のショールーム。
アポの時間をピンポイントで決めていなかったこともあり、担当さんは、あいにく、他のテーブルで商談中。
その間、新型7シリなどを眺めつつ待つこと15分。
「すいません、お待たせしました。」と私のテーブルに伝票持って着席する担当さん。
「お車、無事、作業が終わりました。作業の明細は、まず、この部品と・・・(中略)・・・・でして、お会計はこちらの金額になります。」
ワイ「ありがとうございます。では、カードで。」
担当さん「あ、で、それでなんですが、実は、ちょっとお伝えしたいことがございまして。」
ワイ(何やろう、、、ロールバーやらアームのことかいな、、、それともbm3をリセットしたとかやろうか。。。)
担当さん「右のリアのドライブシャフトのブーツが破れかけています。」
ワイ(ああ、何や、そんなことか。交換するだけやったら、お願いするやで。)
担当さん「で、現在、国内の在庫が3点しかない状態でして。」
ワイ(何やて!!ほんなら早くやらなアカンやんけ!!!)
「では、すぐに、、、」
担当さん「ええ、それで、ざっくりとお見積りしますと、、、」
ワイ(言うても、ブーツやから、3マン、、いや、高くても5マンぐらいやろうな。そこはディーラーや、5マンでもしゃあないか。)
担当さん「大体、部品代、工賃込みで、サン、、、、」
ワイ(ほら3マンや!!やったで♪)
「すぐにお願いしま、、、」
担当さん「ジュウマン円ぐらいになります。」
ワイ「入庫日の、、、は?、、、、、ファァァァァxッ!?今なんと??」
担当さん「部品代込みで30万円程度になります。」
ワイ「サ、サ ン ジ ュ ウ マ ン エ ンですとー!!!」
(あり得ん、絶対に、ディーラー慣れしとらんからって、ワイの足元見とる。ワイみたいな田舎モンが上京したての頃、歌舞伎町の明朗会計のキャバクラに引っかかったのと同じ手口や。)
※これも異常なバイアスが掛かった、先ほどの個人の屈折した偏見によるものです。
「いやいやいくら何でも、ドラシャのゴムブーツですよね??NASAが開発した火星探索用の特殊素材か何かですか??」
担当さん「ではないです。」
ワイ「それなら、エルメスの工房で、職人が1個1個ハンドメイドしているとか。」
担当さん「でもないです。」
ワイ「だって、ゴム替えるだけじゃないんですか!?」
担当さん「ドライブシャフトと一体モノなんです。ですので、ブーツだけの部品はメーカーから出てないんですよ。部品だけで、一本当たり、20万円ほどしますんで。」
ワイ「・・・(絶句)・・・・・・」
担当さん「週明けにちゃんとしたお見積り、メールでお送りいたしますので、ご検討下さい。」
ワイ「ア、ハ イ、、ア リ ガ ト ウ ゴ ザ イ マ ス、、、、、、」
と、言葉を失ったまま、M3のキーを受け取り、魂が抜けかかった状態でディーラーを後にしたのでした。
ひとまず、左リアのハブ交換の確認をすべく、遠回りして帰宅し、異音はすっかりと立ち消えていたものの、足元に爆弾が見つかった我が家のM3。
そして、私の取るべき選択肢は2つ。
帰宅後、「お帰り~、M3直った?ドライブ行ける?」とニコニコ出迎える嫁は、私の浮かない表情を見るなり、
「あれ、どしたん?ちゃんと直らなかったん?」と心配そうなトーンに。
「あのさ、、、、、ちょっと相談なんだけど。」と神妙な顔つきのまま食卓に腰かけ、
「M3の足回りに、別のトラブルがあって、で、お金がかかりそうなんだけど、、」
「うん、いくらぐらい?」
「サ、ササササササン、サンジュウマンエンほどだって。」(震え声)
「あら、結構、高いのね。」
「だよね、すんごく高いよね!」
「で、パパはどうすんの?」
「そう、それなんだけど、でさ、」とスマホのカーセンサーを開いて嫁に見せながら、
「これを機に、新しいM3を、、、」と言い終わらないうちに、
「ダメ、直すの!!前にも言ったでしょ。以上!」と取り付くシマなく即断され、ここで話は終了(汗)
そうなのです、、、前にも書きましたが、嫁はG80のフロントフェイスが未だ受け入れられない上に、F80をいたく気に入っているんです(滝汗)
明後日には見積もりが届くのですが、もしかしたらそれほど急がなくてもいいのか、それとも対症療法で何とかなるのか、主治医として、一度、TKさんの意見も伺うつもりです。
F20が健康になったと思ったら、次はF80があちこち痛いと言い出し始めたここ最近。
諭吉さん2個小隊を出動させて、今回は直すとして、これ以上、大きな出費がかかるなら、きちんと向き合って、嫁を説得しないといけなくなるかもしれない、そんな晩夏に起きた異音騒動でした。
PS:今朝、初めての激セマコインパーキングで、死角に突き出したコンクリート片にF20のリアホイールをガリるという、悲劇の追撃を食らいました(滂沱涙)
でもって、勿論、画像と本文は一切関係ございません。
Posted at 2023/09/05 12:33:48 | |
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F80M3 | 日記