グランド・ツーリング7日目。東雲の空の下には耳が痛くなるような静けさに包まれたクッチャロ湖が位置していました。前日と比べて雲は多いですが空気は清涼感たっぷりであり、ウッドテーブルに座ってのんびりとモーニングコーヒーと洒落込みます。やがて活動を始めたカラス達に見守られつつ荷物をパッキングし、イグニッションオン。4つのシリンダーの動きが落ち着いたところでキャンプ場をあとにし、陽光煌めく湖面を脳裏に焼き付けてGTスタートです。
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仰望
クローバーの丘に駆け上がった後は、サイドミラーに映る長閑な風景に別れを告げ、国道275号線でファストランを続けていきます。お盆休みである事を忘れてしまう程の車のいなさっぷりには少々不安になってきますが、それ故前方を遮るものはなくマイペースで進行。抜群のツアラーロードで一気呵成に南下していきました。朝っぱらから走り放題で早くもライディング・プレジャーが満たされていきます。
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天塩川遡上
道の駅ピンネシリではこれから最北端へと向かうライダーに天気良好の旨を伝え、回頭性を維持しながら突き進んでいくと、日本海に注ぐ一級河川の天塩川が見えてきます。川沿いの土手へと逸れてリバーサイドを遡上していくと、青々と茂る樹木が夏色を奏でていました。牧草ロールが点々と転がっている風景は実に牧歌的であり、VFRを停めて暫しスロータイムを楽しむのでありました。
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旭川まで
美深のセイコーマートで休憩していると、ワンボックスカーに乗った地元のおじさんに声を掛けられこの先の情報を入手します。自営業の御仁はこれから旭川まで仕入れに行くというので、せっかくなので士別までランデブー。士別は署長が交通課出身とのことで、この一帯は取り締まり危険地帯のようです。幸いにもこの日はねずみ捕りもなく平和に進んでいき、市街地に入ったところでクラクションで別れを告げ、私は旭川までのんびりと走行していきました。
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トンカツ
旭川に到着し、先ほどの御仁に教えてもらった井泉でトンカツを頂くことに。比較的空いているというコメント通り待つ事なく入店し、ロースかつ定食を注文しました。上野の本店は行った事はありませんが、ジューシーな分厚いお肉を惜しげもなく使ったトンカツは美味であり、ご飯とキャベツのおかわりも頂き大満足となりました。
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明朗の街、美瑛
乗り手のお腹が満たされたところでバディにもハイオクガソリンを補給し、交通量の多い国道237号線を淡々と進んでいきます。美瑛に入った所で脇道へ逸れ、リゾーム状に敷かれた道道・町道を梯子していくと、悠然と広がる牧草地帯が視界に飛び込んできました。トウモロコシ畑が列を成す高台エリアにバイクを停めて、趣のある景色をファインダーに収めていきます。
ここでみんカラをチェックすると、今日離道する予定の
tododesuさん・
chobidesuさんがまだ富良野辺りをうろついている事に気づき連絡。後ほど追っかけで合流する旨を伝え、混雑する国道本線をなるべく使わず、縦横無尽に広がる道を数珠繋ぎにトレースしていきました。その長短織り交ざったローカルロードは景色もさることながら路面状況も良好であり、交通量はほぼ皆無となれば走りがいがあるというものです。
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富良野回遊
かんのファームでの色鮮やかな景観美を楽しみつつ、美瑛から上富良野へと移っていき、穏やかな表情を見せる丘陵地を自由気ままに貫いていきます。GT3日目の際は雨で素通りしていたエリアですが、紫幹翠葉の情景は富良野独特のものであり、観光地化されてはいるもののやはり見て回るべきスポットと言えるでしょう。かみふらの八景パノラマロードからは漠然と広がる山並みを一望し、朝方セイコーマートで買っておいたお饅頭を食べながら小休止。小一時間あてどなく彷徨ったところで道道298号線で富良野を一気にパスし、根室本線とクロスラインを描きながら国道38号線を南へ進んでいきました。
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占冠着
多くの車両とともに占冠の市街地へ入り、道の駅自然体感しむかっぷに着いたところで、tododesuさん・chobidesuさんと合流。昨年は行きの常磐自動車道で遭遇したりとハプニング的な合流が続きましたが、今回はようやくまともに連絡を取り合って落ち合うことが出来ました。フェリーの時間もあるため先の出発を見送り、私は道の駅でお土産を購入し、道東自動車道で1車線区間をミドルクルージング。追分町ICで国道234号線にスイッチし、安平町にある幕営地へと向かっていきます。去年も利用させてもらったときわキャンプ場は、この日は地元のファミリーキャンパーで大盛況となっており、端っこの方にチャリダーと一緒にちょこんと設営。管理人曰く、北海道は週明けから二学期再開とのことで、地元家族での利用が多いとのこと。加えて明日は隣接するグラウンドで野球大会があるとのことで、早めの出発が良さそうです。
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カッチカチやぞ
余計な荷物だけテントに預け、苫小牧東フェリーターミナルを目指します。厚真のセイコーマートで夕飯を先に買っておこうと寄ったら、既に買い出しに勤しんでいるライダーが若干2名ほどいらっしゃったので外で待つことに。カッチカチのソフトクリームをご馳走頂き、3人/2台は夕暮れに染まる田舎道を辿りフェリー乗り場へ。夕暮れに染まるシークエンスの中、肌触りの柔らかな空気を切り裂きながらローカルラインをなぞっていきました。
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トワイライト
苫小牧東フェリーターミナルは既に多くの車両が乗船待機しており、そそくさと受付を済ませたお二人と互いの旅の無事を祈り、ここでお別れ。颯爽とスロープを駆けていく積載過多のオートバイを見送り、私もバイザーをクリアカラーに変えてキャンプ場へと戻ります。トワイライトを過ぎすっかり暗くなった夜道は苫小牧市街地から近いとは言え、鹿やキツネやらのオンパレードであり、ビビりながらも無事にキャンプ場に戻り、セイコーマートのから揚げを肴に北海道最後の夜を堪能するのでありました。
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VFR800 | 日記
Posted at
2018/10/21 22:03:04