お盆休み突入となった8月中旬。前半は仕事の雑務に追われておりましたが、お昼頃に完了。既に準備しておいた荷物をXRのリアに括り付け、夕刻の空を従えて関越自動車道に乗り込みます。
この日は移動日と割り切り、ガラガラの高速道路を黙々と北上。湯沢あたりは毎度のことながら濃霧に覆われていましたが、順調に足を進めて22時頃に新潟市内のビジネスホテルに到着しました。
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佐渡島上陸
翌日AM4時半起床。早々にチェックアウトを済ませ、佐渡汽船フェリーターミナルへ向かいます。受付で手続きを済ませ、既に待機している大荷物のバイクとともに甲板へ入場。5,862tのおけさ丸は定刻通り離岸し、カモメに見送られながら23.4ノットの速力で大海原を軽やかに進んでいきました。
9時前に両津港へ到着し、多くの車両が北上する中、信号を左折し加茂湖方面へ。コンビニの冷たいミネラルウォーターで喉を潤し、地元車両とともに県道65号線をなぞっていきます。
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ウサギ観音
広域農道を経由し、最初の目的地である北豊山長谷寺に到着。ここはウサギ観音で知られているそうで、草むしりの手伝いで放し飼いにされていた訓練済のウサギがお寺のトレードマークになっていることから、御影石の立派なウサギ観音が建立されたとのこと。黙々と朝ごはんに勤しむウサギを眺め、樹高約50mの三本杉に畏怖の念を覚えながら暫し堂内巡りをしました。初めて訪れましたが、佐渡の山奥の知る人ぞ知るスポットと言えるでしょう。
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歴史文化の探訪
広域農道に復帰し、色彩豊かな快走路を3速メインで駆け抜け国道350号線に合流。夏の海感全開の日本海は目にも眩く、乗り手の笑いが止まりません。
バラロードは既に咲き終わりで急勾配の坂道を転げ落ちるように下っていき、XRの燃料を補給。矢島経島のたらい舟・宿根木集落といった所謂観光名所に一通り足を運んでいきます。
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Flying Road
宿根木にあるカフェで梅ソーダ片手にクールダウン。午後を回る頃合いであり、流石に厳しい暑さになってきました。備え付けのガイドブックを眺めながら小一時間休憩を済ませ、県道81号線・65号線で島の西側を北上。おしゃれカフェで名を馳せる真野新町にあるSiltは混雑していたので、ローソンのイートインコーナーで水分を補給します。
佐渡島スカイラインは風光明媚なハイランドロード。かなり強引な坂路で駆け上がると体感温度は随分と下がってきました。とは言え、涼しいと言える程ではなく、売店のソフトクリームが身体に染み込んできます。ロードスポーツ2のドレッドをすり減らしながら駆け抜ける歓びを末端神経まで届かせて、佐渡島唯一のスカイラインを走破しました。
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1日目終了
島の内陸部をウロウロし、風の流れに沿ってゆれる田園風景をファインダーに収めたら本日のライディングは終了。加茂湖の畔にある旅館にチェックインし、クーラーの効いた部屋でまどろむのでありました。
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県道45号線
AM6時半頃に起床。朝の散歩がてら加茂湖の周りを軽くウォーキング。昨日スーパーで仕入れた朝ご飯をゆっくり頂き、2日目をスタートします。
佐渡島のシルエットを形成する県道45号線をなぞっていきシーサイドラインを抜けると、島の北端部にある二ツ亀が見えてきます。キャンプ場は結構賑わっており、大パノラマを目の前にしながら迎える朝は格別でしょう。
島のハイライトである大野亀は人も疎らで、色温度豊かなエストリルブルーの海と空を背景に、ジオグラフィックな装いの巨大な奇岩が威風堂々と聳えており、目を見張るものがあります。ここから鳥掛島までのコースは非常に特徴的であり、美しいシーニックラインを1往復半楽しみました。
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果ての土地
高低差豊かな県道45号線を進んでいき、風薫る佐渡一周線を謳歌した後は、県道81号線ドンデン線へとスイッチ。入川とクロスラインを描きながら標高を稼いでいきますが、これがなかなかのアドベンチャーロード。砂利や落石がそこら中にあり、稜線に出ればとんでもない勾配の下り坂が現れるスリリングな道が続きます。ヒルトップは特段何かある訳ではないのですが、無限に広がる草原地帯に寝転がれば、下界の暑さを吹き飛ばしてくれる涼風が頬をさすり、贅沢な時間を堪能しました。
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クルーズアワー
ジェットコースターのようなダウンヒルを何とかクリアし、去年訪れたへんじんもっこでお土産を購入。フェリーまでまだ時間はあるので、地元の肴系のお店をはしごしテイクアウトで買い出しをしていきます。
夕刻のフェリー乗り場は意外と閑散としており、ターミナル内のマスコットに挨拶を済ませ新潟港に向けて離岸。市内のホテルに止まることも考えましたが、明日の雨脚がだいぶ早いようなので一気に自宅まで走行し、日付が変わった夜中に無事帰宅となりました。
Posted at 2020/09/12 21:13:02 | |
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S1000XR | 日記