グランド・ツーリング8日目。思いのほか眠りが深く7時前に起床となりました。フライシートは湿り気を帯びており、スマートフォンで今日の天気を確認すると、早いうちに苫小牧は崩れ出す模様です。野球少年が続々とやってくる中、早々に撤収し暖機を済ませたVFRは支笏湖方面へと移動。タンクにハイオクガソリンをしこたま注いだ後は、国道276号線へとスイッチしていきました。
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支笏湖経由
今日は実質的な最終日であり、室蘭発の夜のフェリーまで1日走り倒す魂胆です。ですが、この日は初っ端からB-COMの調子がイマイチであり、起動しても暫くすると勝手にシャットダウンしてしまう始末。幸い北海道の道は分岐は少ないのでツーリングマップルで事足りていますが、結果として家に着くまで復活することはありませんでした。霧雨に当てられながらも支笏湖に到着し湖畔をなぞるように辿っていきますが、お盆最終日という事もあって、観光センターは人も疎ら。辺りも靄がかかったかのような視界不良となっており、1時間後には局地的な雨雲の襲来が予想されたので、さっさと海側へと避難することにしました。
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そばランチ
道道141号線で下っているうちに多少雨に降られたものの、海に出る頃には陽射しが回復してきました。そう言えば朝ご飯を食べていなかったので、やや時間は早いですが蕎麦屋でランチをとることに。国道36号線沿いにあるそば切りやま田の暖簾をくぐり、天婦羅蕎麦を注文。のどごしの良い蕎麦とサクサクの天婦羅は美味であり、北海道最後のお昼ご飯を堪能しました。
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登別~洞爺湖
お腹が満たされると今度は温泉に入りたくなるというもの。道道2号線・350号線で登別へと向かい、花鐘亭で湯船に浸かり凝り固まった身体をほぐしていきます。30分ほど楽しんだ後は道道2号線へと接続し、オロフレ峠を目指すことに。前走車に道を譲って頂き、ほぼドライコンディションの豪快なワインディングをアクセルオンで駆け上がります。残念ながら標高を稼いでいくにつれて景色はぼやけてきますが、等高線をなぞるように敷かれたハイランドロードの軌道の妙は素晴らしく、いつまでも白いセンターラインを追いかけていたい、そう思わせてくれるドライバーズロードでありました。
標高930mの峠付近からは洞爺湖も顔を覗かせており、ほとばしる快感を末端神経まで染み渡らせながら一気呵成にダウンヒル。登別からトータル30km近くに及ぶ快走路はもはや北海道にとっては「ちょっとそこまで」感覚であり、残り僅かとなったGTの寂しさを紛らわすかのようにスロットルを開けていくのでありました。
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レイクサイドビュー
洞爺湖に到着すると、この日はトライアスロンのイベントが開催されているようで、走る人・自転車を漕ぐ人等、多くのアスリートで賑わっていました。市街地を抜けて国道230号線で湖の西側にある高台へと回り込み、サイロ展望台よりカルデラ湖を眺望。雲の表情まで映す鏡のような湖面は印象的であり、観光バスがひっきりなしにやってくるのも頷けます。
お土産をしこたま購入し、来た道を戻りながら道道703号線へとスイッチ。晴れていれば標高398mの昭和新山が見えるのですが、今日はその武骨なシルエットは拝めず、また次の時に取っておくことにして国道37号線へと復帰します。室蘭本線と並走を続けていくと、室蘭へのゲートとなる全長1,380mの白鳥大橋がお目見え。しだいに暮れなずむ噴火湾をバイザー越しに眺めながら故郷へと降り立つのでありました。
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ふるさとへ
道の駅に併設されたむろらん温泉ゆららで汗を流し、市内にある田舎に顔を出します。今回は室蘭からフェリーが出るので、暫しのんびりと羽根を伸ばし、せっかくなので叔父と一緒に祝津公園や絵鞆岬をポダリング。雲は多いですが、断崖の先に無限に広がる太平洋は迫力があり、よもやま話に花を咲かせるのでありました。
フェリー乗り場までわざわざ同行してもらい、昨日は見送る側だったのが今回は見送られながらの出航。今年開通したばかりの宮蘭フェリーですが、運行会社は毎度御用達の川崎近海汽船です。7,000tを誇るシルバークイーンは定刻通り離岸。ライトアップされた白鳥大橋をくぐり、20.7ノットの速力で進行していきます。包んでもらったお弁当を船内で頂き、明日の本州の天気をテレビで確認後に就寝となりました。
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帰り道
翌日6時にシルバークイーンは宮古港へと着岸。荷物満載のVFRとともに無事に本州に足を踏み入れますが、ここから高速で一気に自宅へ!という訳にはいかず、遠野まで一般道を走る必要があります。宮古港経由だとここが唯一のネックと言えるでしょう。
丁度出勤ラッシュのため市街地を抜けるのに時間を要しましたが、閉伊川とクロスラインを描く国道106号線をトレースしていき、国道340号線へスイッチ。途中狭隘区間があったもののペースは順調であり、給油を済ませて釜石自動車道へと合流しました。
ここからは黙々と走行し花巻JCTからは東北自動車道を一路南下。栃木県の県境を越えた辺りから体感温度は一気に上がり、北海道は実に過ごしやすかったのだなと改めて実感します。渋滞は皆無の状況であり、15時過ぎに自宅へと到着。イグニッションをOFFにし、3,729kmのグランド・ツーリングは静かに終わりを迎えるのでありました。
Posted at 2018/10/26 22:33:56 | |
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VFR800 | 日記