開店早々のバイク用品店に駆け込み、破損していたチェーンスライダーを交換してもらいます。11時頃に整備が完了し、自宅に戻りキャンプギアを積載。お昼前に自宅を出発し、調布ICより中央自動車道へと乗り込みました。トラフィックは次第に増加し小仏トンネル手前で渋滞に巻き込まれたものの、数km程度で流れは回復しその後はマイペースで進行。諏訪ICで降りるつもりが素通りしてしまい、伊北ICのETCゲートをくぐり国道153号線を北上し、スーパーマーケットで買い出しを挟みつつ薄暗い国道158号線を前走車に続いて突き進んでいきました。
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奥飛騨泊
全長5.6kmの安房トンネルを抜ける頃には辺りはすっかり漆黒の暗闇に包まれ、小動物に気を付けながら国道471号線を辿っていきます。標高1,300m級に位置するエリアゆえ身体に打ちつけられる夜風はかなり肌寒く、メッシュグローブを嵌めてきた事を若干後悔しつつも、目的地である奥飛騨温泉郷オートキャンプ場へと到着。この日はほぼ満員御礼状態であり、川沿いの一番端っこに幕を張らせてもらい、併設の露天風呂で疲れを洗い流しました。
飛騨牛を肴にビールのタブを開け、プレゼントで頂いた焚き火キットで暖を取りながら贅沢な時間を過ごします。モンベルのバイオライトという小型ストーブで、何と電動ファンがくっついているというハイテク焚き火装置であり、着火は一瞬で火力も抜群。その分燃えるのはあっという間なので、長時間使いたい場合は大量の小枝を用意する必要がありますが、小一時間眺める分には丁度良い使い勝手でした。
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モーニング・クルーズ
翌日、6時過ぎに目が覚めてフライシートの隙間から外の様子を窺うと、東の空は白みがかっており、やがて健やかな青空へと変貌していきました。この日は登山目的のキャンパーも多かったようで、何組かは7時過ぎに撤収を済ませ出発していきました。昨日の夕飯の残りのソーセージで朝ご飯を済ませ、私も続くようにパッキングを済ませチェックアウト。暖機を済ませたV4エンジンの唸りとともに、麗らかに晴れ渡った空のもと国道471号線を高山方面へひた走るのでありました。
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飛騨・高山
飛騨市内でハイオクガソリンを補充し、交通量の多い国道41号線を避け県道75号線へとエスケープ。これが思いのほかクオリティの高いコースであり、ストレート主体のカントリーロードが続いたかと思えば、標高を上げ下げしながらのワインディングへと様変わりしたりと乗り手を飽きさせることがありません。
コンビニでトイレ休憩を挟み、混雑する高山市の市街地を時計回りに迂回し、国道361号線へと合流。道の駅ひだ朝日村は早朝ゆえ比較的空いており、名物さるぼぼのお菓子をお土産として仕入れている頃にはすっかり気温が上昇してきました。昨日のキャンプ場の夜の冷え込みが大きかっただけに、インナーを1枚脱いで再スタートです。
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仰望の開田高原
ここから開田高原まで約40kmに及ぶ山岳路は、御嶽山の北麓を貫くアドベンチャーロードであり、清々しい程の快走が連続していきます。 林間エリアに入るとシャープな切り返しが現れますが、その合間を縫って見える御嶽山がその先へと続く道へと誘導していきます。 尾根筋に出れば標高3,067mの霊峰が威風堂々の姿でお出まし。麓にダイナミックに広がる高原エリアがその存在感をより一層際立たせていました。
木曽馬の里に立ち寄り、日本在来種の木曽馬とご対面。短足胴長のフォルムはスタイリッシュとは言えませんが、寒立馬や岬馬も同様の姿を成していることからも、これこそが在来種の証左なのでしょう。売店のりんごジュースで喉を潤していると、爽やかな初秋の風が頬を摩ります。この快感を味わってしまうと一気に帰りたくなくなるのですが、そこはサラリーマンですので、家に持って帰る位の勢いで冷涼な避暑地を存分に満喫するのでありました。
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木曽路
国道361号線を走破し、中央本線とクロスラインを描く国道19号線へとスイッチ。木曽路をのんびりと辿りつつ、柿其渓谷へと寄り道します。剥き出しの花崗岩が印象的な渓谷で、たまたま見つけた看板を頼りに来てみたのですが、思いのほか迫力があり驚き。エメラルドグリーンを放つ水面は急流であり、荒涼とした雰囲気が漂う景色をファインダーに収めます。
ジオグラフィックな風景に別れを告げ、国道256号線に乗り換え妻籠宿を抜けていくと、あららぎ温泉が見えてきます。以前も足を運んだ事があるこの温泉、こじんまりとしていますがお湯は気持ち良く、湯上り後は扇風機の前で暫し夕涼みとなりました。
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夜景観賞
重い腰を何とか上げて来た道を戻りながら北上し、国道361号線で伊那方面へと横断。そのままストリーム形状の国道152号線で枝突峠越えを敢行します。力強い蹴り出しで標高を稼いでいきますが、辺りは暗くなり始めたのでダウンヒルは慎重に進んでいき、諏訪IC手前のガソリンスタンドで作戦会議となりました。
ここからは中央自動車道で帰るだけなのですが、JARTICの渋滞情報を見るといつもにも増して阿鼻叫喚の渋滞が形成されていました。PAで夕ご飯を食べた後もその状況は変わらず、やむをえず甲府昭和ICで一般道へとスイッチ。高台へと登っていき、甲府盆地の夜景を眺めながら暫し時間潰しです。
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クラフトマンシップ
一段と濃くなった暗闇の中、国道20号を淡々と進んでいき、テクニカルなワインディングが続く相模湖~高尾山を越えた辺りでようやくハイウェイの渋滞は解消されたようでした。とは言え、ここまで来てしまえば自宅はもうすぐなので、そのまま国道20号をトレース。休憩に立ち寄ったコンビニで地元のベテランライダーと談笑していると、この御仁、両手でも収まらない数のバイクを所有しているというレジェンドであり、ガレージハウスの話など1時間以上話し込んでしまいました。この日乗っていたバイクもハンドメイドのパーツが多数装着されており、話半分も理解出来ませんでしたがそのクラフトマンシップには只々敬意を表するのでありました。
ちょうど帰宅する途中だったということで八王子との分岐点までランデブー。雑談中にシフトアップのコツを教えてもらったので試してみたところ、気持ちスムーズになったような気がしない訳でもないような気が何となくしました(どっちだ)。
クラクションで別れを告げ、ガラガラの甲州街道を進んでいき午前2時頃に帰宅。風呂に入りベッドに横になった瞬間、睡魔の谷へと転げ落ちていくのでありました。
Posted at 2018/11/16 23:45:42 | |
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VFR800 | 日記