静岡県警高速隊「渋滞の最後尾はハザードランプ」

静岡県警高速隊は「渋滞最後尾でのハザードランプ点灯」を呼びかけました。

ハザードランプは日本語で「非常点滅表示灯」。

道路交通法では使い方が記されています。

「道路交通法施行令第18条第2項」
自動車（大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車を除く。）は、法第五十二条第一項 前段の規定により、夜間、道路（歩道又は路側帯と車道の区別のある道路においては、車道）の幅員が五・五メートル以上の道路に停車し、又は駐車しているときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる非常点滅表示灯又は尾灯をつけなければならない

つまり停車を表すときに点けるわけです。
じゃ、「渋滞最後尾でのハザードランプ点灯」はだめじゃん。
…そうでもなくてですね。

「道路交通法題53条」
車両（自転車以外の軽車両を除く。次項及び第四項において同じ。）の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。

これです。
左折・右折・転回・徐行・停止・後退の時は方向指示器又は灯火により合図しろ、ということ。
どれを使え！とは書いていないんです。
ただ、「渋滞最後尾でのハザードランプ点灯」は「徐行」に該当しそう。

だから、静岡県警高速隊は「渋滞最後尾でのハザードランプ点灯」を呼びかけたんでしょうね。
静岡県では、渋滞発生箇所最後尾にトラックが突っ込むという痛ましい事故が多いんです。
静岡県に限らず、高速でスピードを落とす状況になったら「ハザードランプ点灯しましょう。