1996年2月、ホンダはコンパクトワゴンの「オルティア」を発売開始しました。
EKシビックをベースに作られたワゴン。
EKシビックよりリアオーバーハングを200 mm程度延長しています。
ホンダプリモ店は「オルティアP」、ベルノ店は「オルティアV」となります。
フロントバンパー形状とリヤランプが若干異なりました。
当時は販売店が当たり前でしたので、こういった兄弟車も必然でした。
ボディサイズ
全長4570mm×全幅1695mm×1485mm
ホイールベース=2620mm
搭載エンジンは、B18BとEKシビックをベースにした初代CR-Vが搭載していたB20B。
コンパクトワゴンでしたが、搭載エンジンは1800ccと2000cc。
オルティアでミドルクラスワゴンもカバーしようという狙いがありました
B18B 直列4気筒DOHC 1834cc
最高出力:140PS/6300rpm
最大トルク:17.4kgf·m/5200rpm
B20B 直列4気筒DOHC 1972cc
最高出力:145PS/6200rpm
最大トルク:18.2kgf·m/5200rpm
B18Bがよくできたエンジンで、排気量の大きいB20Bと遜色ない性能でした。
しかし…販売台数はあまり伸びませんでした。
ミドルクラスワゴンまでカバーしようとしたら、ライバルはレガシィ・カルディア・レグナム・アベニール。
相手が強すぎたんです。
同じコンパクトワゴンのランサーセディアワゴンは、ターボのスポーツ系が人気。
NAの1800ccと2000ccでは…
さらにオルティアもスポーツ性に欠けました。
1999年6月マイナーチェンジ。
全体的に丸みを帯びたスタイルになりました。
エンジンはB18Bを廃止してB20B一本化。
さらに、燃焼効率追求・圧縮比適正化・ノッキングコントロールによってパワーアップ。
最高出力:150PS/6300rpm
最大トルク:18.8kgf·m/4500rpm
そしてスポーツグレードの「S」が追加。
・車高15mmダウンスポーティーサスペンション
・リアスタビライザー
・15インチアルミホイール
・専用デザインスポーツシート
・革巻3本ステアリングホイール
2000年9月。
ベースとなったシビックはフルモデルチェンジしました。
しかしオルティアは変更なし。
ワゴン市場が縮小したことと、搭載していたB20Bが環境対策できないこと。
これらが原因で2002年1月生産終了。
ホンダは改良を行い続けましたが、販売台数は伸びませんでした。
終了もやむなかったです。
オルティアは1代で終了。
Posted at 2022/03/30 21:41:22 | |
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