2010年09月03日
「spモード」について考える
9月1日から、スマートフォン向けの「spモード」が開始された。
XPERIAでこの「spモード」を利用するには、最新のアップデートで機体のビルド番号を「R1EA029」にしなければならないが、このバージョンアップは先日無事に完了している。さらに「spモード」の申込みが必要だ。サポートセンターに電話するか、ドコモショップの店頭で「spモード」の申し込みができるそうだが・・・、実は躊躇している。
他のユーザーも同様かと思うが、現在の使用状況は「mopera U」を契約しネットに接続し「iモード.net」経由で「iモードメール」を利用している。つまり「iモード」の契約も生きているので、XPERIAに何かあれば、以前使っていた携帯に「SIM」を入れ替えてそのまま使えるようになっている状態だ。「iモードメール」から「Gmail」に移行しようかとも思ったが、アドレスの連絡などがなかなか面倒で、未だに両方のメールを使っている。今になってみれば、ひと思いに過去の柵ごと「iモードメール」を断ち切ってしまった方が良かったのかもしれないと思ったりもしているが・・・。
ショップでの手続きは簡単に終わるようだ。契約が終わったら、APN設定でspモードを選択すれば、すぐに利用を開始できるという。昨日の段階で、いったいどれくらいの数が「spモード」に移行したのだろうか?
「spモード」は、スマートフォンからインターネット接続ができ「@docomo.ne.jp」のアドレスのままメールの送受信ができるというのが特徴だ。オプションサービスで「ウイルスチェック」「spモードフィルタ」等も提供されるらしい。
ユーザーにとって関心があるのは「spモードメール」だろう。
spモードメールの利用にはAndroidマーケットから「spモードメール」という専用アプリのダウンロードが必要で、このアプリの「出来」が心配だということが、すぐにspモードに移行できない一番の大きな理由だ。
spモードに移行しても、iモードの契約を継続しておけば、SIMカードを元のiモード端末に入れ替えることで、公式サイトやiコンシェルなどのiモードサービスを利用できる。スマートフォンからはiモードのサービスは利用できない。ただ、これまでiモードメールのためだけにiモード契約をしていたようなものなので、iモードを解約しても問題はなさそうだ。
iモードを解約しspモードに移行すれば、今まで使っていた「@docomo.ne.jp」のアドレスを引き継ぐことになるが、iモードとspモードの両方を契約すれば「@docomo.ne.jp」のアドレス2つ取得できることになるらしい。スマートフォンで新しいドコモアドレスのメールを使い、SIMを移してiモード端末で、従来のドコモアドレスのメールを使うといった活用もできる。
が、約五ヶ月の間XPERIAを使っていて、不便を感じてiモード端末を出してきたということはない。ならば「@docomo.ne.jp」のアドレスが2つあっても仕方ない。スマートフォンで従来のドコモアドレスに切り替えて使うのがいい。
ちなみに、iモードを解約してからSIMカードをiモード端末に移しても、できるのは電話だけ。メールの送受信やパケット通信はできなくなるそうだ。
spモードの利用料金は月額315円だが、初回の契約のみ、契約月+5カ月間(月の初めに契約すれば、ほぼ6ヶ月間ということか)月額315円の利用料が無料になるキャンペーンを実施しているそうだ。切り替えるなら早いほうが良さそうだ。
「mopera U」は「 Uライトプラン」で契約しているが、spモードと併用するメリットはないので解約ということになるだろう。
「iモード.net」はWebサイトや専用アプリで、iモードメールをチェックできるサービスだ。PCサイトでiモードメールを確認できるというのは spモードにもない特徴だが、やったことはないし、spモードにすればスマートフォンからも従来の「@docomo.ne.jp」のアドレスを利用できるので「i モード.net」も解約だ。月額210円の有料サービスだし。 「Uライトプラン」の月額315円と「i モード.net」の月額210円で月額525円。spモードは月額315円だから、ちょうど「i モード.net」の210円分がなくなる計算になるだろう。
問題はiモードをどうするかだ。複数のISPを契約した場合は「ISPセット割」が適用されるので、spモードとiモードを契約した場合でも、月額料金の合計額は315円に割り引きされるらしい。だったら、そのまま iモードは契約しておいても月額料金は315円で変わらない。でも、たぶんiモードのサービスはもう使わない。
「spモードメール」アプリについてはネットでも情報が流れているが、まだまだはっきり見えてこない。良いのか悪いのか、使えるのか使えないのかもわからない。の内容はすでにニュース記事でも触れられているが、プッシュ配信にも対応し、デコメの送受信も大丈夫そうだ。アプリには4種類のテーマもあり、未読メール数が分かるウィジェットもあるらしい。約10MBまでの容量の大きなメールに対応しているようだが、相手の受信可能サイズもあるので、大きければいいという訳でもないだろう。
そして、問題もある。spモードのメールの送受信が行えるのはFOMAのネットワークに接続している場合のみという点だ。家の中では無線LANを使っているが、この時はspモードのメールの送受信は行えないらしい。無線LAN環境下ではセンターにメールが届く通知が配信される。そうしたら無線LANからFOMA に切り替えて「メール問合せ」をするということだ。これでは使い勝手が悪い。
もう一つ。spモードのメールの送受信はグループ内メール無料の対象外となる、のだそうだ。iモード端末側は無料らしいが。
スマートフォンで購入したコンテンツ代を毎月のケータイ代と一緒に支払える決済サービスは嬉しいサービスだが、積極的にspモードに移行するには、まだまだ不安がある。
ネットでの評価も見ながら、spモードへの移行はもう少し待ちたいと思う。
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Posted at
2010/09/03 00:16:17
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