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シャア　　　「アムロ、地球上に残った人類などは、

　　　　　　　　地上の蚤だという事がなぜわからんのだ？　」


　この四番艦の核爆発に、いくつもの艦が巻き込まれた。サザビーはその爆発を避け、後退した。

ライル　　　「…やられた」
ナナイ　　　「四番艦の核兵器の爆発」

　　レウルーラにもその爆発の影響は届いたが、アクシズの坑道は核爆発の激震に揺れ、剥がれた岩が上下左右の壁面にぶつかって、踊りまわっていた。

陸戦隊　　　「うわあっ」

　ブライトが危険だなと思った時には、かなり大きな石が１基のメッドのキャノピーを破壊していた。

ブライト　　「なんの力だ？ラー・カイラム、状況知らせ」
メラン　　　「前方に巨大な閃光があります。原因はわかりません。ちっ、ワイヤーが切れちまった」

　ブライトは、周囲の壁から石がぶつかるのを見ながら、このキャノピーが破られるのも、時間の問題だろうと覚悟した。

ブライト　　「爆破作業、急いで」


　　　　　　　＊　　　＊　　　＊


シャア　　　「ガンダムはどこだ？ラー・カイラムに上陸された？」

　爆発の余韻の中、ガンダムを探すシャアはラー・カイラムがアクシズに上陸したのを知った。そして今まで光を放っていたアクシズのノズルのひとつが消えた。


シャア　　　「ノズルを止めた？

　　　　　　　　アムロ、これ以上はやらせん　」


　アムロは核爆発で激震のつづくノズルの基部にとりついて、その機関部を破壊した。

アムロ　　　「何、チェーンか？来るのか？」

　間近に爆発が起こり、、アムロはその中にシャアの思惟が近付くのを感じた。

シャア　　　「アムロ」

　アムロのビームライフルが破壊される。シャアが迫ってきた。アムロはビームサーベルを抜いて身構えた。

シャア　　　「　ララァが死んだ時のあの苦しみ、
　　　　　　　　　　　　　存分に思い出せ　」

　ビャーン！双方のビームサーベルが伸びて、干渉波を発した。