購入後たったの2年で無残に散った、私が唯一新車購入したS13シルビア前期型のカタログです
バブル期の昭和63年5月に発売されたS13シルビア
それまでのS12はリトラクタブルヘッドライトにクーペとハッチバックの2種類のボディ、それにガゼールという姉妹車のある車でした
S13はその点シンプルな構成で、ターボのK's、NAのQ's、J'sとトランプのキング、クィーン、ジャックにあやかったグレード名でした
プロジェクターヘッドライトやハイキャスなどの新機能を滑らかなボディに収めた名車です
88.6月
S13シルビア前期型
実際に買った車だけに前期型だけでも何種類もカタログは持っています
これは前期型でも初期の頃の本カタログで、発売された直後はディーラーに行ってもカタログがない事もありました
当時の一般的サイズとは異なり、正方形に近いサイズで、当時のマツダのカタログもこの様なサイズでした
少し黄ばみはありますが、まあまあの程度です
前期型のイメージカラーのライトグリーン
新車購入するときに営業マンからは勧められた色ですが、全く興味がなく、ベージュツートンか黒の二択でしたね
画像にあるヘッドライトは通常の角形ライト
グリルはクリアパーツでしたが、私は納車前にトミーカイラの同色グリルカバーを買って、納車時にはカバーを付けてましたので、ノーマル状態では乗っていません
バンパー前面のウインカーも程なくしてクリアスモークに変更しました
リアはトランクスポイラー無しが標準
ほとんどの車が付けていましたけど
幅広なテールランプの間には「SILVIA」のロゴ
これが、洗車しているとクロスに引っかかって剥がれるのがあるあるだったようです
自分のも、Sが剥がれて、「イルビア」になり、Aも剥がれかけて「イルビ」になりそうだったので全部剥がしました
あとテールランプは被せるタイプのダークスモークにしていました
内装はそれまでの70〜80世代の日産車に多かった絶壁インパネから、曲面多用のなだらかなインパネに変わりました
当時のZ32やR32スカイラインあたりからのデザインでした
ステアリングはQ'sはウレタンでした
インパネのスイッチもシンプル、全車の30スカイラインはGTのEXグレードでしたので、色々スイッチが付いてましたが、シルビアはシンプルでしたね
前期型のシートはヘッドレスト一体型
リアシートは座面が掘れたタイプで、座りにくそうでした
当時はカセットテープをジュラルミンケースみたいな箱に入れていましたが、この掘れたシートに置けばしっかりホールドしてくれました
装備品
クロス張りのグローブボックスは歴代愛車ではシルビアだけでした
自分はメーターもアナログでしたし、オートエアコンもなし
スピーカーはフィリップスの埋め込み式をスカイラインから使用していて、それを移植しました
ノーマルスピーカーからは、やはり納車時に取り替えました
エンジンはCA18DEまたはCA18DET
ターボ車は速かったですが、NAはイマイチでした
91年のマイナーチェンジでSR型に変わり、私は90年に買ったばかりでしたので、少しショックでした
グレード
左のフロントにインタークーラーのダクトが開いているのが特徴です
ホイールはスチールにホイールカバーでした
納車されて、数キロ離れたショップまで行き、注文済みのワークのホイールに変えました
なので、純正タイヤ&ホイールもほとんど履きませんでした
Q'sの装備を簡素化したグレードで、滅多に見ませんでした
色については、この色と黒で迷いましたが、隣の席の人がこの色を買ったので、さすがにやめて黒にしました
またオーテックプロデュースで、コンバーチブルが追加されました
ベースはターボ車のk'sでしたが、ミッションは4ATのみでした
カタログに掲載されている画像は、ほとんどが標準ヘッドライトでしたが、当時は確かリアスポとのセットオプションで丸目四灯のプロジェクターヘッドライトがあり、こちらの人気がありました
しかしながら、暗くて見えにくいヘッドライトだったと思います
それに後から比べて見ると、角形ライトの方がカッコよくて後悔しました
ホンダ・プレリュードやトヨタ・セリカとともにデートカーとか言われてましたけど、各種走りが楽しい硬派な車でした
デートカーとしての役割がメインの車もあったとは思いますが、個人的にはデート2割、野郎1割、身内1割、1人6割でしたかね?
たまたま昨日、休日出勤中に机の整頓をしていると、当時24歳の私の書いた始末書が出てきました
平成4年11月8日
この日は日曜だったのですが、17時まで仕事をし、愛知県豊橋市を出発し、翌朝千葉県館山市まで荷物を届ける出張に出かけ、神奈川県山北町の交差点で事故るまでの状況が書いてありました
逃げ場の無い交差点の信号待ちの最後尾
自分をあの世に連れていくトラックが近づいてきますが、トラックのブレーキはかかってない事はわかりました
マルコげになった自分の姿を想像していたら、ドカンドカン!バゴン!側壁にシルビアごと叩きつけられました
そしてドスンっと信号待ちで私の前にいたサニーセダンのリアガラスに落ちました
なんとか這い出しましたが、もう放心状態
深夜でもあり、加害者のトラックに乗り藤沢市まで行き、なんと助手席でグーグー寝てしまいました
その後は東京湾フェリー経由で館山に行き、当初のミッション完了
戻ってからが大変でした
本社の総務、人事などから、加害者でもないのに同じような事を何度も聞かれました
結局、無断で車で行ったことを咎められて戒告処分
戒告処分を言い渡すから本社に来いと言われ、「そんなに会いたきゃそっちから来い」と言ったらめちゃくちゃ怒られてしまいました
賠償も相手の会社の事故担当が、居留守と嘘ばかりで話にならず
トラック運転手だから人身事故だと仕事に影響があり、気の毒と思い、物損にしたのに、グタグタいうし
結局は、保険提示額プラス30万くらい会社から出す事で示談成立
ホンダビガーに乗り換えました
同僚からは「保険太り」とか言われてましたが、実はあちこち痛いし、事故など何もよくねーわと思ったものです
そんな苦い思いでのS13シルビアカタログでした