前回のT80に続きトヨタコロナのカタログです
CMには、クイズタイムショックや白い巨塔の初代財前を演じた田宮二郎さんが起用されました
先代と比べると堂々としたフロントグリルや環境性能を謳い文句に、長くベストセラーに君臨した70年代を代表する車です
100系は73〜78年まで販売されていますが、このカタログは77年発行の後期型のものです
77.2月
大衆車でしたが、ベンツを思わせるような立派なグリル
ベストセラー車でした
カタログは後期モデルです
厚みのある紙質のカタログで、見開きページが多いものの、折り目は破れてもなく程度は良いです
扉ページはその車の開発テーマや開発の方向性、乗り手へのメッセージが分かるページですが、T100系は環境問題をテーマに開発されたと言われている通りの記載内容です
扉の次の見開きには2000GL
なんとなく垢抜けてなかった前期型より立派にみえます
裏面
2000SL
インパネの写真は見開きページです
ズームしました
↓
見開き画像の裏面は座席全景です
エクストラ仕様車の内装
深めのカーペットはカットパイル
ぶ厚いシートモケットなどの気持ちいい仕様
OKモニター
今だと当たり前の装備ですけどね
当時としては画期的だったのかも
装備の説明です
一番強調されてるのは安全性
185/70/14が超ワイドと言われてた時代
全車チューブレスタイヤです
エンジンは4種類
2T-U、18R-U、18R-GU、19R
19RというのはホンダからCVCCの技術を導入して排ガス規制適合車とした、いわゆるエコカーで排気量2.0ℓで88psという非力なエンジンでした
18R-GUは2.0DOHCで130psを誇り、2000GTに積まれました
カタログの中盤でセダン→ハードトップのラインナップが表示されます
セダン
1.6OHV 90ps
2.0OHC 100ps
同じく2.0 OHCですが、こちらは19Rエンジンの88ps
2ドアハードトップ
色はなかなかぶっ飛んでます
2000GT
2.0DOHC 130psでした
この頃のトヨタの5MTには「ポルシェタイプ」という記載があります
「バターを切るような感覚」とあり、セルフサーボシンクロ装置で、強力なシンクロ効果が得られるそうです
これも多分、今のマニュアル車だと普通に感じる機能かもしれません
装備一覧はセダンとハードトップ、搭載エンジンも多いので2ページに渡ります
諸元表も同様
歴代コロナの中で、どれが一番売れたのかはデータを見た訳では無いので分かりませんが、T100系はよく見ましたので多分よく売れたのだと思います
個人的にはデザインは前期型のほうが好きで、今回の後期型は少し豪華になった印象です
狙ってたファミリー層はもちろん、若い人も乗ってましたね
2ドアハードトップはあまり見た記憶が無いです
次回はキープコンセプトの次世代のコロナのカタログもありましたので、それをあげてみようかとが思います
Posted at 2022/10/27 07:32:41 | |
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