いずれも簡易カタログと思われますが、70年代の日産車カタログです
大ヒットした510ブルーバードの後継車ですし、排ガス規制もあって、タイミング的には難しい時期にデビューした車
610ブルーバードの後期型です
キャッチフレーズ
「愛されていますか。奥さん。充実した家族のブルーバードU」
訪問販売のセールスみたいなセリフ
73年9月
ブルーバード610後期型
簡易カタログだと思います
紙質も柔らかく、厚みも無いので保管は大変です
車名よりも、「あれから2年」のフレーズがデカい
「あれ」というのは71年の610ブルーバードの発売時期だとは思いますが、分かりにくい!
開くとまず出て来るのは、マイナーチェンジで追加された2000GT-X
通称「サメブル」です
サメブルのいわれは、フェンダーの縦長ウインカーのすぐ後ろの2本の窪みが🦈のようという事でつきました
GT-Xのエンジンは直6でL20にSUツインキャブで120ps、17kgm
当時の日産が多く採用したエンジンで、セドグロ、ZにスカG、ローレルなどが搭載車で、一回り小さいブルーバードに搭載したのはコロナにも2000GTが追加されたからでしょうかね?
内装
結構かっこよくないですか?
ステアリングのデザインも、ウロコ柄のステンレス風のパネルも中々好きなデザインです
シートはあまりサポートの良くなさそうなビニールレザーシートです
こちらは本流のブルーバードU
2ドアハードトップ
こっちは4ドアセダン
いずれもリアのサイドウインドのモールに特徴がありました
50年前のカタログですが、それより更に昔を懐かしむページがありました
創業当時のダットサンから510ブルーバードの60年代後半の出来事でしょうか?
追加されたブルーバード2000GTのメカニズムが透視図とともに書かれています
ここからはグレード
グレードはかなり多いですね
最後に諸元表
610ブルでした
続けて810ブルも簡易カタログだと思われます
810の前期ですね
丸目4灯の下のオレンジウインカーが特徴的でした
610のようなヤンチャな印象が無くなり、大人しく見えた車でした
810ブルーバード
76.7月
ボディサイズは大きくなり、少し豪華な感じになりました
前期は周りの大人たちで乗ってる人は無かったのですが、中学の時の先生が後期型に乗っていました
2ドアもあったのに、あまり実物は見た記憶がないです
内装のウリはセーフティモニター
今でこそ、ほぼどんな車にもこういった装備は普通にありますけど、47年前は画期的だったんでしょう
そしてこういった技術で日本車の品質が世界で認められたんだと思うと、当時の技術者に感謝です
味のある、大径で握りの細めのウッドステアも渋いです
チルトステアにパワーウインド、リモコンフェンダーミラー
フェンダーミラーって、当たり前だけどドアミラーより遠くて、よく父親に調整に行かされたものです
リモコンあると無いとじゃ大違い
ここでもまたブルーバードヒストリー
昭和7年から46年までの系譜
ブルーバードは昭和34年から
つくづく歴史あるネーミングを無くした事は罪な話だと思います
ラインナップ
諸元表
1.6〜2.0までありました
今回は簡易カタログですが、ヒットした510と910に挟まれて、人気面では少し落ちる610と810でしたが、いつか大好きなサメブルの本カタログが欲しいものです
Posted at 2023/08/05 00:38:02 | |
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