Stay At Home With ULTRAMANの第5弾が公開されました。今回公開されたのは1973年11月23日放送のウルトラマンタロウ第34話「ウルトラ6兄弟最後の日」です。この回は前の週に放送された第33話「ウルトラの国大爆発5!秒前」との前後編作品になっていますが、個人的には昭和のウルトラシリーズで最も豪華な演出になった回だと思います。ゾフィーからウルトラマンタロウまでの6兄弟が勢揃いするだけでも凄いことですが、初代ウルトラマンでハヤタを演じた黒部進やウルトラセブンのモロボシダンこと森次晃嗣など歴代の主演がそれぞれの役で勢揃いしています。東光太郎役の篠田三郎がウルトラシリーズから離れてしまった今、もうこの豪華布陣が同じ画面に揃うことはおそらく無いと思います。
そして今回この回が選ばれたのは「力を合わせよう」ということだそうです。大変な時だからこそみんなで協力しようということなんでしょうが、劇中ではウルトラマンタロウである東光太郎が兄弟と協力しようとせず、独りよがりで暴走してしまいます。その結果、痛い目に遭い、自分の過ちに気付き最後は兄弟と協力してテンペラー星人に打ち勝つというストーリーになっています。しかしどうやらYoutube上ではその部分が注目され、肝心な「力を合わせよう」よりも、勘違いしている痛い人は迷惑だという視点のコメントが目立っています。周りから見放される前に改心しましょうというメッセージになってしまっているようです。出口が見えかけたところに来て、第2波襲来の危機に直面している今、もう少しの間、日本全体が力を合わせる必要があるのかもしれませんね。
ハヤタ:「自信が付くということは、それを自慢することとは違うぞ。」
郷:「自分の力に過信していると、今に大きな怪我をするぞ。」
ダン:「スポーツのチームに一番必要なものはなんだ?一人一人のトレーニング、美しい技、負けず魂、そして根性。それらはもちろん大切だ。しかしチームにとって一番大切なのは、ガッチリとしたチームワークじゃないのか?」
独りよがりな行動は、今渦中のジャニーズ事務所のあの人のように見放されて追放されてしまうかもしれません。それではストーリーの紹介に移ります。
ウルトラマンタロウがテンペラー星人を倒したことを祝福して、ウルトラ兄弟たちはZATの隊員から元の人間の姿へと戻り、海辺でシャンパンを開けていた。そこで光太郎は自分一人で勝ったことに自信を持ち、軽い口を叩いてしまう。自信がつくこととそれを自慢することは違うとハヤタに咎められるが、それでも粋がる光太郎についにダンが怒り、口を慎めと怒られてしまう光太郎。その頃ゾフィはテンペラー星人の動向が気がかりで、パトロールに出ていた。そのゾフィが海辺へと戻ってくると、様子を察したゾフィが海辺でバレーの練習していた人たちを見ろと光太郎に話す。ゾフィは光太郎にチームワークの大切さを教えようとしていた。そのことをダンが光太郎に教えようとするが、光太郎には全くその言葉が届かなかった。そして光太郎は地球は自分一人で大丈夫と再び軽口を叩きZAT本部へと戻っていった。その態度に激怒した北斗が光太郎を追いかけようとするが、郷に止められ、光太郎は粋がったままZAT本部へと帰った。
北斗はテンペラー星人を倒したくらいで強がる光太郎に怒りが収まらなかったが、その時上空のゾフィがテンペラー星人はまだ死んではいないと告げた。するとZAT本部へ車で戻ろうとしていた光太郎の前にテンペラー星人の宇宙船が出現、中からボス格のテンペラー星人が巨大化して姿を現す。光太郎はZATガンでテンペラー星人を攻撃するが、テンペラー星人は特殊スペクトル光線で光太郎がウルトラマンタロウであることを見抜く。
それを知ったテンペラー星人は他のウルトラ兄弟も人間の姿に変身しているのではと考え、ウルトラ兄弟たちを探しに飛び立ってしまう。すると光太郎はテンペラー星人は自分のことを怖がって逃げたと勘違いし、さらに調子に乗ってしまう。ハヤタたちウルトラ兄弟は思い上がった光太郎に間違っていることをわからせるため、再びZATの隊員たちと一体化することになった。
一方公園では栄一が自分が持っているウルトラマンボールからウルトラマンタロウが出てきてテンペラー星人を倒したと周りの友達に自慢げに話していた。すると友達は自分にも使わせてくれと頼むが、栄一はダメだと言ってウルトラマンボールを横取りしようとする友達から逃げ回っていた。そこにテンペラー星人が出現する。光太郎はZAT本部に戻り、他の隊員たちを出動しようとするが、そこには森山隊員しかおらず、森山隊員も他の隊員たちと連絡が取れないと困っていた。そこに隊員たちが戻ってくるが、光太郎は他の隊員たちに来るのが遅いとまたしても粋がり、自分一人で出動すると言って一人で出て行ってしまう。ウルトラ兄弟たちが乗り移っていた隊員たちは、それを見て、このままではZATの規律までも乱れてしまうと光太郎の勝手な行動を不安視していた。そしてウルトラ兄弟が乗り移った荒垣副隊長らもテンペラー星人のもとへと出動する。しかし先に出動した光太郎がウルフ777でテンペラー星人の足元を暴走、それが邪魔で荒垣副隊長らが乗ったスカイホエールとコンドルは攻撃できなかった。そしてスカイホエールとコンドルは撃墜されてしまう。それでも暴走を続ける光太郎はテンペラー星人の足元をウルフ777でグルグルと回転するとテンペラー星人は目を回して倒れてしまい、一時宇宙船へと退避した。
宇宙船へと戻ったテンペラー星人はウルトラ兄弟を見つけることができず途方に暮れていたが、その時、光太郎が兄たちに会いにいくかもしれないと考えついたテンペラー星人は光太郎の身近な人物であるサオリに乗り移り、光太郎を観察する作戦へと出る。そしてテンペラー星人は小さなクモのような姿に化け、サオリの家へと侵入、そこにいたサオリを襲い、乗り移ることに成功する。
その後光太郎はサオリとともに河川敷で昼食を食べに出掛けた。
しかし突如サオリが豹変、サオリは光太郎にマントを投げつけ絡め取るとテンペラー星人へと変身、光太郎はテンペラー星人に捕らわれてしまう。
テンペラー星人は光太郎を拘束して、ウルトラ兄弟を呼び出す作戦へと出た。
それを河川敷で目撃した栄一はZAT本部に駆け込み本部にいた父である大谷博士に報告した。それを受け、本部にいた隊員たちは現場へと急行する。そして自分勝手な行動をするとどういう結果を招くかそろそろ分かったのではないかとゾフィが乗り移った大谷博士が隊員たちに言うと、ウルトラマンが乗り移った荒垣副隊長もそれに賛同、ついに光太郎救出作戦がはじまった。荒垣副隊長はテンペラー星人が光太郎を吊している糸をスカイホエールのビームで焼き切ると、吹き飛んだ光太郎はスカイホエールでキャッチ、そのまま退散した。
しかしそれにより、テンペラー星人は光太郎を救出したZATの隊員たちを怪しむ。そして近くでZATの隊員たちを見つけたテンペラー星人は特殊スペクトル光線を発射、それによりウルトラ兄弟がZATの隊員たちの姿を借りていることを突き止める。するとテンペラー星人はウルトラ兄弟であるZATの隊員たちを火炎放射で遅い始める。すると近くで練習していたバレーボールの選手たちが火炎放射の犠牲になってしまう。それを見たウルトラ兄弟たちは、テンペラー星人に気付かれないよう、今度はバレーボールの選手たちに一時的に一体化し、その場を離れようとするが、それもテンペラー星人の特殊スペクトル光線ですぐに見破られてしまう。
そしてテンペラー星人のウルトラ兄弟必殺光線を浴び、再びZATの隊員の姿へと戻ってしまう。そこに栄一が駆け寄ってくる。それを見た光太郎は再びウルトラマンボールに入り、テンペラー星人に近づく作戦を兄たちに提案する。それを聞いた兄たちは、また勝手な行動をする気かと光太郎を咎めるが、光太郎は勝手な行動をするとどうなるかよくわかったと反省し、今度はそういうつもりではなく、みんなを守るためにそうすると話すと、兄たちもその提案を認めた。そしてウルトラ兄弟はウルトラマンボールの中へと姿を隠し、そこに駆けつけた栄一とその友達がテンペラー星人にそのウルトラマンボールを投げつけた。
するとウルトラマンボールからウルトラ6兄弟が出現、テンペラー星人の前に立ちはだかる。テンペラー星人は電磁鞭や火炎放射でウルトラ6兄弟に挑む。ウルトラセブンとウルトラマンジャックはそれに対抗してエメリウム光線とシネラマショットを放つが、テンペラー星人はびくともせず、ウルトラ兄弟必殺光線でウルトラ兄弟に反撃する。
それに対しウルトラマンとウルトラマンAは金縛り光線でテンペラー星人の自由を奪うと、その隙にウルトラセブンとウルトラマンジャックがテンペラー星人の腕に掴みかかり、テンペラー星人がひるんだところでウルトラマンタロウがタロウカッターでテンペラー星人の両手を切断する。
痛手を負い動けなくなったテンペラー星人をウルトラ兄弟6人で持ち上げると、そのまま6兄弟リフターで上空へと放り投げる。空中を舞ったテンペラー星人はウルトラマンタロウのネオストリウム光線を受け大爆発を起こし倒された。
そして上空にいたテンペラー星人の宇宙船もウルトラ5兄弟による必殺光線一斉発射によって爆破された。
テンペラー星人を倒し、ウルトラ5兄弟はウルトラマンタロウに別れを告げ、ウルトラの国へ戻っていった。光太郎もZATの隊員たちと合流し、ZAT本部へと帰っていった。
なかなか忙しくて車の話題についてのことが書けてませんが、今週こそは最近の動向を書けたらと思います。
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Posted at
2020/06/03 20:36:51