ハルテックのECUとPCが接続できるようになったので、初期設定を進めて行きます。
その前に何箇所か配線の修正をすることにしました。
まずはカムポジションセンサーの配線ですが、いつも参考にしている某ブログでトリガー信号の2本のケーブルを1本のケーブルにまとめるのをやっていて非常に気になっていたんですが、イマイチ良くわからず仕方なく配線図通りにケーブル2本で接続していました。
デフォルト状態だとCRANK(灰)とCAM(灰黒)がそれぞれ4芯のケーブルに分かれています。
こんな感じでCRANK(-)とCAM(-)を途中でまとめてセンサー側G-に繋いでいました。
んで、たまたま調べ物をしているときにハルテックサポートセンターの
4AGエンジン情報のページにご親切に4AGデスビの配線方法の説明が載っているのを発見(笑)
それによると
ケーブルはCRANK(灰)だけを使う
SIGNAL GROUND(青)をG-に接続
CRANK+(黄)はそのままNEに接続
CRANK-(緑)をG2に接続
ECU側コネクターでCAM+(黄)線を抜いてCRANK-(緑)を接続する
とあったので早速やってみました!
ECU側コネクターの32(黄)と33(緑)から線を抜いて32に緑を差し込みます。
センサー側はSIGNAL GROUND(青)がG-(白)に、CRANK+(黄)がNE(赤)に、CRANK-(緑)をG2(黄)になるように繋ぎ直します。
これでカムポジ行きのケーブルが1本になってとてもスッキリしました♪
次にタコメーターの配線ですが、元々はDPO3を使うつもりでいたんですが、純正タコメーターも動くようにプルアップさせようとするとDPO1しかプルアップに対応していないことが判明(汗)
仕方ないので設定でDPO1とDPO3を入れ替えて、配線はECU側コネクターで紫黒と紫赤の配線を入れ替えて対応することにしました。
DPO1(紫黒) Idle Control-Main
DPO2(紫茶) Idle Control-Slave
DPO3(紫赤) Tacho
↓
DPO1(紫赤) Tacho
DPO2(紫茶) Idle Control-Slave
DPO3(紫黒) Idle Control-Main
なんかややこしいですね。
あとは各種設定を入力して行きます。
まずはMain Setupを開いてEngineの項目を設定します。
Main
Engine Capacityに排気量を入力。
あんまり関係ない気がしますが、Vehicle Informationの情報も入力します。
Trigger
ここは先ほどのサポートセンターに載っている設定に合わせて入力します。
TDC offset angleはサポートセンターのだとG1を使っているので360度反転していますが、自分のはG2を使ったので反転はしていません。
あとはこちらのTrigger設定も指定された数値に変更します。
Fuel
Base Fuel Pressureに燃圧を入力。
インジェクター容量(Flow)と無効噴射時間(Dead Time)はInjection Systemの項目で設定します。
Flow
Dead Time
Ignition
ここはとりあえずデフォルト設定のままです。
次はFunctionsで各機能の配線の割付を行います。
はじめからある程度の設定は入っていますが、未割付の分はこんな感じで配線を割付けて行きます。
Wideband O2 Sensor
Calibrationの項目で電圧特性も設定します。
水温・吸気温・バキュームセンサーは設定ファイルが用意されているのでそちらから読み出せます。
水温と吸気温はCalibrationで電圧特性を設定しても120℃とかおかしな数値しか表示しないので悩みましたが、Pull UpをEnableにすると正常な数値を示すようになりました。
Coolant Temperature Sensor
Intake Air Temperature Sensor
先ほど出てきたタコメーターはDPO1に設定してPull Up Voltageを12Vに設定しました。
Tacho Meter
Idle Control
Control MethodでBAC Three Wireを選択し、DPO2 DPO3に設定。
BAC TypeをBi Directionalに変更。
たぶん4AGはこの設定で合っていると思われます。
一通り設定が終わったらView I/O Reportで設定内容と入力状態の確認が出来ます。
とりあえずのざっくりとした設定内容はこんな感じだと思います。
次回はいよいよ待ちに待ったエンジン始動です!
Posted at 2021/09/14 22:28:49 | |
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