2017年06月29日
昨日の試乗会、皆さんに喜んでもらえたのは非常に良い経験になりました。でも、その反面…手放しでは喜べない事態も“我がセリカ君”に発生したこともあり、かなり気分が凹んだのも事実。
今回はこれを中心に、レポートしたいと思います。
朝は早くから雨模様。
残念ながらこれが本来の梅雨というものですから、諦める他ありません。ただ、見るたびにコロコロかわる天気予報には振り回されてますね、相変わらず。
とにかく小雨ならラッキーということにしておきます。
会場は港にあるポートメッセ名古屋。
高速で行こうなんて気はサラサラありませんから、通勤渋滞を考慮し、早めに家を出ます。
案の定、途中で走る名古屋市街南部は、幹線道路がことごとく滞留がち。
降り続ける雨に、ますます気分も落ちますが…洗車したばかりの車体を滑り落ちる水玉に、ちょっと慰められます(笑)
思った以上に時間をロスし、2時間近くかけて40数キロの道を走って到着。もちろん高速組の他3台はすでに会場入りし、早くから私の到着を今か今かと待ってたようですが…途中で諦めてたようで、とにかくホッとされました。
なんでやねんっ!
でも、ここからなんか歯車がずれてきたのかなぁ!?
さっそく当日の行動の説明を受け、試乗コースの下見に出発です。
今回は、ホンダS800とヨタハチが“雨に弱い”為、私のセリカとTE27トレノの2台に関係者を分乗させて、さっそく下見に出かけます。
一周約6キロほどの道ですが…路面が思った以上に荒れてるんです。
普段から大型トレーラーが走り回る港湾内の産業用道路ですからね。路面が普通のアスファルトではなくコンクリートになってるところも多いので、その接続部は結構段差があり、その振動をまともに車体に受けるんです。
だから時々ビシッて変な音が聞こえる(汗)
加えて、普段は荷物しか置かないリヤシートに人を乗せての走行ですから…その影響が想像以上に車体に出ちゃったようで、雨の降り続ける中、信号を右に曲がった途端…
助手席に座ってた友人が「うわっ、冷たっ!」って、素っ頓狂な声を上げたんです。
そう、雨漏り。。。
前々から時々、フロントガラスの上端両隅の部分から、ポタッポタッってしずくが落ちてきたことはわかってるんですが…昨日は、ホースから流れ出たかのような水がジョォ~って流れ出てきて、そりゃ“実に綺麗な放物線”を描いたその瞬間が…偶然にも視界の片隅にしっかり見えちゃったんです。
しかもそれだけじゃありません。
その友人いわく、「なんかふくらはぎの辺りも冷たいんですけど…」だそうで。。。
どうやらウィンドウの下端部分からも雨が入り込んで、インパネ下側のリインホースメントを伝わって流れ出たようです!?
でも、実はまだまだ続くんです、これ。これだけじゃなかったんですよ、雨漏り。
続いて悲鳴が上がったのが、リヤシートに押し込まれてた別の友人。
「あのぉ、ちょっと言いにくいんだけど…」って前置きしながら
「さっきから肩から背中にかけて濡れてるんだよねぇ。」だって(滝汗)
見れば、リヤハッチの上部から内貼り伝いに水の筋が光って見えます。。。
あぁ~(号泣)
普段は使ってないリヤシートに座ってもらったもんだから、初めてそんな指摘を受けたわけで…これにはもうヒキツリワライですよ。
前からあったリヤハッチのガラス下端部からの漏れも、今回はかなりひどいことになってるようで…室内に置いたぞうきんが見事にベタベタになってましたしね…。
しかも、それほどの強い雨が降ったわけでもないから落ち込ます(号泣)
思うに…普段なら乗せないであろう人数を乗っけて、しかも振動の大きな路面を走ったわけですから、思わぬところ(といってもウェザーストリップでしょうけど)に隙間ができて、その途端、そこから雨が入ったんではないかと!?
これって明らかにボデーが弱ってるってことなんですよね…崩壊寸前かも!?
ついでに言えば、後ろに人を乗っけたことで…リヤのショックのヘタリが決定的になったみたいで、今まで時たま聞こえていた、ちょっとした段差での“ズリっ”っていうどこかに当たる音が、今回はしょっちゅう聞こえるようになっちゃったんです。
あぁ、壊れていくぅ~(汗)
まさか一度にそこらじゅうに不具合がデテキテ、しかもそれらを周りから指摘されることになるとは。
あぁ…ますます落ち込む落ち込む。
だから今回の試乗会では、私のセリカの試乗定員を助手席とリヤ席右側の2名と決めて案内していたんですが、これらの不具合を考えると、「かえって旧車のイメージを悪くしちゃうのでは?」なんて心配になってきて…慌てて「助手席のみ」に削減させていただく決断と相成りました。
反省。。。
雨漏りはまだしも、リヤショックの抜けなんて…常に乗ってりゃわかるはずなのに、それに気がつかなかったもいうこと。それはもう“情けない”のひと言につきます。
それでも、雨漏りは…午後になってやっと雨が上がったんで心配は無くなりましたが、リヤショックのへたりはこの場ではどうすることもありません。交換自体はあっという間にできるレベルのものですが、さすがに予備部品なんて積んでませんからね。断腸の思いとはまさにこのことなんでしょうか。
ホント、悔やまれます。。。
それでも最終的に総勢12名の方に順に乗車いただきました。
その方々の反応と言えば…「うれしい・楽しい」っていう方がやはり多かったんですが、中には「サス、抜けてません?」なんてストレートなご指摘をされた方もいらっしゃり(マジっ!)、やはりこういう場に車両を供するのなら、それなりに完調を維持した状態でなきゃ、申し訳ないってことを痛感した一日でした。。。
でももっともこたえたのは…
「これ、セリカっていうんですか? 本当は別のクルマの試乗を希望してたんですがあっちが予約できなかったもので…」っておっしゃられるお客様も居たこと(滝汗)
正直さは好感が持てましたが…それを言っちゃぁお仕舞いよお。
(どうやらこの方、クルマはどこかの所蔵品であり、我々は運転に駆り出されてるだけだと思ってたようです。。。)
本当ならこういう人にこそ、セリカの素晴らしさを体感いただいて感動してもらうべきだったんでしょうけど…さすがにこのコンディションでは、逆効果だったかも知れません。
「これに乗れて嬉しいんだけど…なんか残念。」みたいな反応な方もいらっしゃったはずです。。。
その分、本日の「だるまセリカ」および明日の「前期LB」がきっと挽回してくれたとは思いますから、彼らに反応を聞いてみようと思います。
きっと競争率が格段に違うんだろうなぁ…やはり。
あぁ、ホント何やってんだか…。
失敗したなぁ。。。
そうそう、昨日あの“スーパーなお車”でお越しの山崎選手は、それでも「おぉ、いいねぇ、このデカいバンパーは。似合ってると思うよ!!」って言っていただきましたからね、それはそれでうれしかったんですけど。
でも、やはり悔しいっ。
いっそのことガラス、自分で外してみようかなぁ!?
Posted at 2017/06/29 19:10:50 | |
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