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2018年05月26日

C4ピカソ ネーミング変更問題を考える

C4ピカソともう呼べなくなるという報道があったのは去る2月27日のこと。

それによると、今後は“C4ピカソ”ではなく、“C4スペースツアラー”へとネーミング変更されるとのこと。

あの報道があって間もなく3ヶ月が経とうとしています。本国フランスWebサイトには・・・
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“C4 SPACETOURER”と。

もはや“C4 PICASSO”ではない現実を目の当たりにすると、とても心穏やかではいられません。

先代・現行と2代に亘って乗り継いだオーナー自身、どうも“C4 SPACETOURER”というネーミングは抵抗があります。保守的かもしれませんが。まぁ、いずれにしても、気持ちを早く切り替える必要がありますね。

そもそもスペースツアラーとは商用モデル由来のモデル。
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今回スペースツアラーについて調べてみてわかったことなのですが、ボディタイプは3通りあるようです。
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ここで整理しておきましょう。

  ・SPACETOURER(8名・7名乗車) 全長4,600mm
  ・SPACETOURER BUSINESS(8名・9名乗車) 全長4,950mm
  ・SPACETOURER BUSINESS LOUNGE(6名・7名乗車) 全長5,300mm

と用途に応じて選べるのですね!

ヨーロッパの街中を走るロングストレッチ5,300mm仕様に出逢いました!
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  ≪画像は拝借しました。≫
な、長い! 5m越えの箱型となると相当長く感じますね。

ロングストレッチ5,300mm仕様の良さは何と言っても広さ。こんな画像を見つけました。
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  ≪画像は拝借しました。≫
2ndシートは回転対座シートになるのですね。この装備はかつて国産車の1BOXでもたくさん存在しました。コチラはボディサイズが大きいので、快適にゆったり過ごせそうですね。

さて、今回ピカソからスペースツアラーへとネーミング変更するに至った経緯の報道を再度よく読んでみることにしましょう。以下引用します。

新たなC4スペースツアラーとグランドC4スペースツアラーには、最大9名まで乗車可能なブランド最大のMPVであるスペースツアラーとの「より良いシナジー」が期待できるとのことだ。

>ピカソの名は、この5人乗りと7人乗りのMPVであるC4が2006年に誕生して以来使われてきたが、それにより予期せぬ「ミドルサイズとラージサイズMPV間の断絶」を生み出すことになったという。

>シトロエンによれば、このサブネームの変更により、同じEMP2プラットフォームを共有し、同じスペースツアラーを名乗ることになる3台の関係性をより明確にすることができるとのことだ。

(引用終了)

読み込めば読み込むほど、理解できません。私の理解度が足らないのかなぁ、、、  さらに理解を深めるために検証してみましょう。

>より良いシナジー
そもそも商用ベースのスペースツアラーとMPVのC4ピカソとが、今になって急に関係性を持たせることが果たして相乗(シナジー)効果が得られるのか。仮に得られるとしても、時間を要するのではないか。

>ミドルサイズとラージサイズMPV間の断絶
5名乗車のC4ピカソと7名乗車のグランドC4ピカソとは乗車定員が違うので、用途も違えば、購買層年齢も違うはず。「断絶」という言葉を使うにはかなり乱暴に感じます。

C4スペースツアラー・グランドC4スペースツアラー・スペースツアラーという、スペースツアラー3モデル(3兄弟?)は関係性がより明確になるのだろうか。

ということで、個人的考えとしてのまとめです。そもそもネーミング変更という大義名分ありきで、理由は後から無理やりこじつけた印象がどうしても拭えません。

ピカソが実際に使われ始めたのは1999年発売開始のクサラピカソから。
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約20年に亘って大切にし続けてきた愛着あるネーミングを『3つのモデルの関係性を明確にするための「より良いシナジー」の期待』という理由であっさり止めてしまうのは、解せないですし、腑に落ちないですね。

「ピカソ」に代わるものはやっぱり「ピカソ」しかないとさえ思います。何とも残念な話です。。。
ブログ一覧 | シトロエン | 日記
Posted at 2018/05/26 12:55:01

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この記事へのコメント

2018年5月26日 14:01
無粋な話で恐縮ですが、ピカソのネーミング使用に対するロイヤリティーが関係しているのではないでしょうか。コスト削減が進めば、余計なところにお金は使いたくなくなるのが企業の常ですから。
コメントへの返答
2018年5月26日 20:47
おそらくピカソ財団に対するロイヤリティの面で折り合いがつかなくなったというのが事の真相ではないでしょうか。

シトロエン社としてはそれは公にはせず、「より良いシナジー」を理由にしたのですが、それが却ってわかりづらくなったように思います(^_^;)
2018年5月26日 18:48
私も以前ピカソでしたが、車名が消滅してしまうのは寂しい限りですね~
コメントへの返答
2018年5月26日 20:51
車名消滅は寂しいですよね。スペースツアラーはまったく別のモデルという印象を受けますね。
2018年5月30日 21:49
なんと23億+毎年のロイヤリティみたいです汗

https://courrier.jp/news/archives/73783/
コメントへの返答
2018年5月31日 19:25
こんにちは。ようこそお越しくださいました。

他の方もブログで取り上げていらっしゃって詳細なロイヤリティのことを知りました。見当も付かない額なので驚愕しました。

ネーミング変更の真意はわかりませんが、シトロエン社としてはこれ以上財団に支払うことを見限ったのかもしれませんね。

リンク先拝見しました。ご紹介ありがとうございました。
2018年8月25日 17:48
この車名変更は残念ですね。
ただそこまでロイヤリティが高いとは...。

先日急いでPicassoロゴ入りのラバーマットとラゲッジトレーを買いに行きました(笑)
コメントへの返答
2018年8月25日 23:19
そうなんです。何とも残念なことです。しかし、変更のタイミングがフェイスリフトの際ではなく、なぜ今?っていうのが率直な感想です。

おそらくロイヤリティが多少なりとも絡んでいるのは間違いないのではないでしょうか。

そうなると、Picassoグッズは欲しくなりますね(笑

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