半分冗談、半分本気シリーズ 第二弾
以前にもハンドルの持ち方について書いたことがありますが、
今回はお遊びがてら例を示しながら書いてみようと思います。
鏡を付けたら思いついちゃった(笑)
最近、とみに多いのがDQN握り?何て言うのか分かりませんが、
要はシートを倒して左肘をアームレストにあずけ、
ハンドルのてっぺんを握りながら身体を左側に傾けて運転している人。
こういうヤツですね。
僕はこんな姿勢しないから、どこか慣れていないのはご愛敬。
あの「オラオラオーラ」は、普段からやっている人じゃ無いと出せませんね(^^;)
あと、エスクードのシート的に向いた姿勢じゃ無いってこともありますが。
昔はクラウンとかマークⅡとか、いかにもヤン車乗りがしている姿勢だったのですが、
今はミニバンから軽自動車まで、どのタイプの車でもよく見る運転姿勢ですね。
それも、オラオラタイプの人で無くとも、普通の女の子とかもやってる。
何故か?と考えてみましたが、車のエクステリアが変わってきたこともあるのかな?なんて。
昔はボンネットの長いセダンが主流でしたが、今はボンネットの短いトールワゴンが主流。
多少後に身体を傾けたって、前方の視界に不安を感じる事なんて無いですしね。
あと、シートもベンチシートタイプが増えてきたので、サイドの出っ張りが邪魔することも無く、どんな体勢でも取れちゃう。
逆に、スポーツタイプの車やバケットシートを付けている車では、あんな姿勢したくても出来ないんですけどね。
ああ言う姿勢で運転する人って、ただ単に格好良いと思ってやっているのか、
「車の運転なんて余裕だよ」
と言う意思表示なのか分かりませんが、運転するという観点からは、決して増えては欲しくない姿勢です。
だって、何か突発的な事があったときを考えてみてください。
ハンドルを切るには、一度身体を前に起こさないとハンドルが切れないんですよ?
そして、そう言う姿勢の人って、限界までシートを後に下げているのが基本。
ブレーキだって奥まで踏み込むことは出来ないし、咄嗟の時、ブレーキは効かせられないわ、ハンドルは切れないわ、良い事なんて一つもありません。
まあこれは、ほとんどの車が2ペダルになったという事もあるんですけどね。
マニュアルなら、まずはクラッチを踏み込む距離を考えなければならないので、あんな極端な姿勢になることは無いし。
人がやっていて「お、あの運転の仕方、イケてる」なんて真似をしている人。
事故ってから治しても遅いんですよ?と言いたい。
僕はそう言う姿勢の人を見ると、いくら運転テクニックがあろうとも、
有無を言わさず「下手くそ認定」です。
で、前の車に近付いて煽ったりしているのも、大抵そんな姿勢のヤツが多い。
人間誰しも自分を強く見せたいって願望を持っているわけですが、
相手にイヤなことをする=自分は上だ!なんて考えているんでしょうかね?
今でこそやらなくなったけど、以前はその手の車を見つけると、苛めたくてしょうがなかった(笑)
余裕を見せたいって事では、こんな姿勢もよく見ますね。
まあこれは、単純に左側アームレストが無かったり、バケットタイプのシートでリラックスするにはこの姿勢しか無いってこともあるんですが。
今の車はウインドウの位置が上がっているので、ほぼスポーツタイプの車限定ですかね。
でも、一番恐ろしい運転姿勢はこれだったりします。
運転することに極度の緊張感を持っているのか、目一杯シートを前に出して、ハンドルが胸に付かんばかりの姿勢。
必然的に、手はハンドルの上部しか持てず、その状態でハンドルを切ろうにも、肘が脇腹に当たるので送りハンドルしか出来ない。
ブレーキも、目一杯足が曲がっているので、一度上に引き上げてからでないとペダルを踏めない。
逆にお年寄りや母さん運転手に至っては、常時ブレーキペダルに足を乗せているんじゃないか?ってくらい、ブレーキランプがパカパカ光っぱなしだったりね。
これは運転手に自信と余裕が無い事が明らかなので、最初のDQN運転よりも近付きたくないです。
何も教習所で教わった事をそのまま実践しろと言う訳ではありませんが、他者に対する見栄とか威圧感だけを考えず、まずは操作しやすい運転姿勢を自分なりに考えて欲しいなぁ。
車を運転したら腰が痛いと言うのは、ほぼ運転姿勢の悪さが原因ですからね。
(へたってブヨブヨのシートクッションは除く)
身体を真っ直ぐにしてハンドルを握っていたからって、
「な~に真面目に運転してるのよ」なんて言う人は付き合いを考えましょう。
と、当てはまる人には面白くない話でしたが、まあこれも、僕自身が長年運転してきた経験を元に、自然とこう言う考えに至った訳で。
あまりにも運転すると言う事を軽く考えている人が多いので、少し書きたくなりました。