• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

mizuhoのブログ一覧

2025年11月05日 イイね!

FRコペン(コンセプト)熱狂の影で思うこと

FRコペン(コンセプト)熱狂の影で思うこと東京モビリティショー2025のダイハツブースが大きな話題になっています。

2代目の「終売予告」によりモデル消滅の噂までたっていたコペンに、スポーツカー好きが夢に見た「もしも」が形になったかのような、一台のコンセプトカーが発表されたからです。

軽自動車規格で、FR(後輪駆動)の、オープンスポーツ。3代目(仮)になるかもしれない、新しい「コペン」の姿です。


初代、2代目と紡いだ歴史をリセットして、トラディショナル・スポーツカーの証ともいえるFRレイアウトを採用。軽規格で納めたコンパクトさ、ロングノーズのシャープなスタイリング。

エンスーはもちろん、メディアやジャーナリストの方々も「待っていました」「素晴らしい挑戦だ」と、とても高い評価をしています。

もちろん私もその一人で、正直心が踊りました。後輪駆動のS660が去り、ビートやAZ-1、そしてカプチーノが伝説となった今、「FRの軽スポーツ」という響きほど、心をときめかせるものはありません。

……でも、なのです。

その熱狂の真ん中で、私は「静かな違和感」を感じました。この盛り上がりは、本当に「コペン」というクルマが歩むべき姿なのでしょうか。

私たちクルマ好きは、スポーツカーとなると、すぐに「走り」のことばかりを考えてしまいます。駆動方式はどうか、ハンドリングはどうか、なんて。

ですが、初代・2代目のコペンがあんなにも長く愛され、特別な存在でいられたのは、彼らが「FRスポーツ」だったからではありません。


もっと正確にいうなら「軽自動車なのに、スイッチひとつで屋根が開閉する電動メタルトップ(アクティブトップ)」という、他に誰も持っていない価値にあった気がします。

実は、初代コペンが生まれた時、ダイハツ自身も迷っていた節がありました。 これを「ピュアなライトウェイトスポーツ」にするべきか、それとも「気軽でおしゃれなオープンカー」にするべきか、と。

結果、初代はデビュー当初「電動メタルトップ」仕様と、軽量化のために屋根を外す「脱着式ハードトップ」仕様の、両方をラインナップしたのです。そして、お客様が選んだのは、圧倒的に前者でした。


つまり、ピュアスポーツ志向のハードトップは、残念ながらカタログから姿を消してしまいました。2代目では見る影もありません。

つまりコペンは、「走り」のために不便さを我慢するクルマではなく、オープンカーとしての「快適さと楽しさ」を両立させるクルマとして、市場に受け入れられた歴史を持っています。

雨の日も、寒い日も、静かなクーペとして安心して乗れて、空が晴れた日には、ボタンひとつで気軽にオープンエアを楽しめる。あの「小さな高級車」のようなギミックと、日常使いできる快適さの両立こそが、コペンの本質だったように思うのです。


だから2代目では、オープン時の独特なCピラーの形を残してまで、電動メタルトップの機構を守り抜きました。


今回のコンセプトカーを見て、多くの方が気づいていると思いますが、FR化のために、あの複雑なメタルトップを仕舞い込むためのスペースが、リアに見当たらりません。あくまでコンセプトカーなので、現時点では脱着式のハードトップを想定してデザインしたそうです。

「走り」を一番に考えるならそれで良いのです。「メタルトップは重たいだけ」「ピュアスポーツなら、幌か手動ハードトップが一番だ」と。でも、本当にそうでしょうか。 それは、初代コペンが一度挑戦し、そして市場が「NO」と答えた道に、再び戻ろうとしていることにはならないでしょうか。

これまでコペンを愛用してきたオーナーの方々が、この3代目の姿を見て、心の底から「嬉しい!」と思っているのか、それが知りたい。


私が違和感を感じるのは、会場で聞こえた「スポーツカー好き」の声だけを、コペンユーザー全体の声だと捉えてしまわないか、ということです。想像してみてください。 もし、このコンセプトカーがこのまま市販されたとして、ディーラーの方は、長年コペンを乗り継いできたお客様に、どう説明するのでしょう。
ーーーーーーーー
「新しいコペン、すごいですよ!念願のFRになりました!」

…その代わり、お客様に愛用していただいた電動メタルトップは、無くなってしまいました。今度は幌か、ご自身で外していただくハードトップになります。そして、FFより部品も開発費もかかりましたので、お値段は上がってしまいました。
ーーーーーーーー

コペンを「日常のパートナーであり、最高の趣味車」として愛してきたオーナーにとって、これは「進化」ではなく、少し寂しい「変化」に映らないでしょうか。

彼らが本当に望んでいたのは「今の便利なパッケージのまま、もう少し内装が良くなったらいいな」「もう少し洗練されたらいいな」ということだった可能性もあるのです。ちなみにFFでも「走り」という点で妥協はないので、今の段階でも楽しいクルマであることは折り紙付きです。


S660は、ミッドシップスポーツとして、あまりにもピュアな走りを追求した結果、実用性と引き換えに、その役目を終えました。

一方コペンは、電動メタルトップという「こだわり」によって実用性と趣味性を見事に両立させ、生き延びたのではないでしょうか。今回のFRコンセプトは、その「コペンらしさ」を手放して、S660が戦った「ピュアスポーツ」という、険しくも魅力的な道へ進もうとしているように見えます。

もちろん、これはまだコンセプトカーです。 市販される時には、この心配事をすべて吹き飛ばすような、凄い提案を素敵なをダイハツが見せてくれると信じています。

ですが、もしこのまま「スポーツカー好き」の熱狂だけを頼りに進むのであれば、それは「コペン」という名前を受け継いだ、まったく新しいクルマの誕生を意味するのかもしれません。それはきっと素晴らしい「FR軽スポーツ」でしょう。 でも、それはオーナーが愛した、あの「コペン」なのでしょうか。

会場の喝采の中で、今日も大切にメタルトップのコペンに乗っているオーナーさんたちの心境が、何よりも気になってしまったのでした。
Posted at 2025/11/05 16:56:01 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2025年11月04日 イイね!

【結果報告】NBロードスター実態調査2025

【結果報告】NBロードスター実態調査20252025年夏に実施したNBロードスター実態調査レポートを共有させていただきます。

この調査は9月末に開催した「NBロードスターMTG」に対し、本当に集客ができるか心配でネットの反応を見るために行ったことと、MTGでゲストを呼べなかった時に話す資料として、有志へ協力をお願いした経緯があります。

結果、想定以上のご協力を賜ることができ、感謝しかありません!全てのコメントを紹介するにはスペースが足りず、独断と偏見によりチョイスしていること、ご了承ください。


①NBロードスター実態調査①「NBの魅力」
https://mx-5nb.com/2025/10/27/survey2025a/
こちらは「NBの魅力」のエピソードを中心としたトピックです。生の声は非常に味わい深く、話の先にはNBがどう愛されているクルマなのかが見えてくる気がします!



②NBロードスター実態調査②「NBの悩み」
https://mx-5nb.com/2025/11/03/survey-2025b/
こちらは「悩み」に関するトピックです。トラブル経験、維持の不安、降りた理由など、ネオクラスポーツカーの現実をお届けします。1番ネックになるのは維持コストであり、こればかりは覚悟の問題。愛着性能との天秤になるといえるでしょう。


③NBロードスター実態調査「ご協力いただいた方のクレジット」
https://mx-5nb.com/wp-content/uploads/2025/10/NBSurvey2025.pdf
多くの方からメッセージを名前付きでご寄稿いただきました。膨大なテキストクレジットになってしまうので、PDFにて共有をさせて頂きます。


本調査において感じるのは、かなり数多くの熱いコメントを頂いたことです。各人がNBロードスターという媒体を介した体験談は、一語一句の背景まで想像することが楽しく「そうそう」と思うだけでなく「なるほどなぁ」なんて共感を得ることができました。

また、誰もがSNSやブログをしているわけではないのですから、文化と言ったら大袈裟ですが、こういった「メッセージの受け皿」となる媒体や環境が少ない(というか、過去のものが残っていない)のがもったいないですね。

ちなみにイベントを通じてマツダにも共有をしておりますので、NEの何かに活かされれば嬉しいですね。以上、実態調査の共有でした。酒の肴にでもなれば、うれしいです。

また、ご協力いただいた皆様には、改めてお礼申し上げます!
関連情報URL : https://mx-5nb.com/
Posted at 2025/11/04 14:31:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | NBアーカイブ | 日記
2025年10月06日 イイね!

富士のマツダイベントに行ってきました

富士のマツダイベントに行ってきました一週間なんてあっという間!まだ諸々の整理がついていない状況ではありますが、友人氏より富士スピードウェイで開催する「マツダファンフェスタ2025」のチケットを頂いたので、土曜日に足を運んでみました。

天候は曇り~小雨、比較的すごしやすい気温でしたが、傘や屋根がないと濡れネズミになる、そんな感じでした。

目的は、初日に行われた「マツダチャレンジカップ」の応援です。こちらは全国のマツダディーラーやグループ会社が戦うレースで、規定時間の周回数を競うもの。


そこに、前週MRYでお世話になった山口氏(ロードスターヘリテージマネージャー)がMX-30R-EVで参戦すると聞いていたので、顔を出しに行ったのでした(貴島さんにも会えました)。

孤軍奮闘のロータリーレンジエクステンダーEVのリザルトは後方であったものの、存在感は抜群でした(※結果は後日FSWサイトに掲載されます)。


そんな合間に、せっかくなら一緒に!と誘われたのが、RECJ(RE-Club Japan)の応援席。まるで関係者のようにスタンドで一緒に観戦をさせていただきました。


そこで席を一緒にさせてもらったのが、某次期SUVの主査をされる(別の)山口氏。ロータリーのガチファンだそうで、愛車はFC3CとRX-8(しかも開発をしていた)とのこと。

これがまた面白い方で、近い未来にエクステンダーじゃないロータリーは走るんですかね?なんてクルマ談義や、エイトに由来するジェット戦闘機談議に花が咲きました。

なお、秋のモビリティショーで新型車の色々ロンチをされるそうで、プレッシャー半端ないと言ってました。楽しみですね!まぁ、マツダの人ってホントにクルマが好きなんだなぁと実感しました!


折角だからレーシングカーのデモランを堪能するも、雨模様なので前年ながら787Bはお休み。アイドリング音だけでも凄いことになっていましたが・・・

また、この日はスピリットレーシングロードスターの販売ロンチが行われ、もちろん実車は大賑わい。現場限定のトミカは購入待ち時間240分かつ、昼前には当日分完売していました。みなカッコいいクルマが好きなんですね・・・


こればかりは仕方がないんだけど、メーカーが販売しないから、ディーラーさんが緑にラッピングするNDを出すそうです。これも賑わっていたなぁ。ちなみにカラーはTeckWrap社のハンターグリーン(GAL29-HD)。ロードスターでいえば、ネオグリーンよりもグレースグリーンに近しい色味、施工料金は3桁でした。


そんな、久しい人にも、初めての人にもいろいろお会いできたイベントでした。お声がけいただいたみなさま、ありがとうございました!


余談ですが(目に入るからか)色々なところで35周年記念車に遭遇しました。ガーネットレッドの方が明るい色味なんですねぇ!
Posted at 2025/10/06 10:18:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | レジャー | 日記
2025年10月01日 イイね!

NBロードスターミーティング無事終了しました

NBロードスターミーティング無事終了しました去る9月28日(日)秋晴れのなか、マツダ横浜R&Dセンターにて「NBロードスターミーティング2025」を催行することができました。

ミーティングの企画は4月上旬から始まっていましたが、紆余曲折あって7月末に募集開始、9月末の開催となりました。

本音で言えば、世代限定MTGは主義に反するのですが、何事も経験ということで大好きなNBロードスターのために、重い腰を上げました。


しかし、実は、募集してもそんなに来ないのではないかと心配しており、テストマーケ(ネットの反応確認)を行ってみたり、ゲストとして貴島さん(開発主査)と山口さん(ロードスターヘリテージマネージャー)をお招きする案がポシャった時のために、代替案などの準備も行なっていました。


でも、基本的には意図通りの企画を行うことができたのでホッとしています。そういう点では、私自身もトランプさん騒動の被害を受けたひとりですね。

ちなみに、今回の表のテーマは「イベントの帰りには自分の愛車に、より愛着を持ってもらうこと」であり、裏テーマとしては「開発者(貴島さん、山口さん)に直接感謝を伝える場を設けること」でした。

なので、ただ集まって駐車場でダベるだけではなく、NBロードスターアーカイブらしいイベントコントロールを心がけて進行を行いました。


そこでタイトルに「温故知新、語る人馬一体」といれて、座学をおこなったんですね。主張や思想が強いイベントになることが予想されたので、不評だったらどうしようと、内心ドキドキでした。

でも、一人で全て行うなんて絶対無理なので、有志のスタッフには本当に助けてもらいました。ほんと、感謝しかありません。


また、イベント準備をお手伝いいただいたMRYの皆さまにも尽力をいただいて、初期段階でけっこうなお願いをしていたのですが、なんと全て実現するという神対応!デザイン画の展示はもちろん・・・


特にトランス青山に展示されていた「あの」NBロードスターのモックをステージ横に置いてくれたり・・・


NBロードスターの広報車両(&貴島カー)を展示してもらえたり(※NB後期は私のクルマです)・・・


バックヤードツアーではRX-01のロータリーエンジンを見ることができたり・・・って、これは山口さんが勝手にフードを開けていました(笑)なお、かなり本気で01を発売したかったそうです。


見どころはそれなりにあったと思いますが、会場をお借りしている都合から、どうしてもタイトなスケジュールになってしまったのは、申し訳なかったです。個人的には、来場いただいたロードスターをもっとじっくり見たかった・・・


ちなみに、私の話す予定だったパートはばっさりカットしたので、その内容は冊子に詰め込んでいます。それなりに頑張って書き下ろしたので、お土産くらいにはなったかな?

申し訳なかったのは、会場の都合(駐車台数+会議室人数)で上限が決まっていて、抽選参加になってしまったこと(当選確率は51%でした)。特にNBオーナー以外の募集は全てお断り・・・こういった連絡って結構しんどいんです。


ちなみに参加者サマリーはこんな感じ。特にコロナ以降にスポーツカーが売れていることを示唆しているデータな気がします。


一方で、会場ではかなり多くの方に「初めてミーティングに参加したけど、よかった!」とポジティブフィードバックをいただけました。これは結構な励みになりますね。しんどいこともあったけれど、報われた瞬間でした。


参加台数は52台、参加人数62名。参加率は9割だったので、ちゃんと来てくれてよかった・・・そんなわけで、イベント自体はこれでひと段落です。このあとはアーカイブサイトでレポートを書こうと思いますので、機会があればアクセスしてください。

最後に、ご協力いただいた貴島さん、山口さん、MRY(マツダスタッフの皆さま)、RCOJ水落さん、起案者のNiiさん、協力してくれたイベントスタッフ、そして参加いただいた皆さま、本当にありがとうござました!次回は・・・未定です。

余談ですが、NBもいいけれど、事前打ち合わせで擦り合わせた話を鑑みると、NCの方がもっと濃い内容がやれそうなんですよね・・・オーナーさん、誰か企画してください!(企画協力しますよ!)
関連情報URL : https://mx-5nb.com
Posted at 2025/10/02 01:05:16 | コメント(7) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記
2025年09月01日 イイね!

【追記あり】NBロードスターミーティング【当落案内】

【追記あり】NBロードスターミーティング【当落案内】本日18時に、9/28(日)開催「NBロードスターミーテイング2025」の当落案内を、私個人のGmailアカウントから送付させていただきます。

BCC配信なので、ごみ箱等に入る可能性もあります。エントリーされた方は、受信確認を頂ければ助かります。当選確率は51%、ホント申し訳ございません…

<追記>
イベント当選者用の案内サイトをオープンしました(期間限定)
参加される皆様は、下記ご確認を頂ければ助かります。
https://mx-5nb.com/event2025index/

なにぶん、それなりに狭き門でしたので、キャンセル等ありましたら上記ページよりご連絡をいただければ助かります。よろしくお願いいたします。

<9/2 1727追記>
ミーティング参加可否は抽選であることは告知済みですし、落選された方には非常に申し訳ないのですが、それでも上流階層へ直接交渉を行う事例が確認できました。今後のイベント企画に関わることなので(場合によっては中止になる)、事務局以外への連絡は控えていただれば助かります。



<9/11追記②>
Webに事前掲示している通り、同乗者は事前申請のみで既に枠はありません。来場されても物理的な理由で入場できないし、特別対応もないことを、ご了承ください。
Posted at 2025/09/01 17:50:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記

プロフィール

「FRコペン(コンセプト)熱狂の影で思うこと http://cvw.jp/b/14286/48749735/
何シテル?   11/05 16:56
NB3のロードスターとスノーホワイトのベリーサに乗ってます。ロードスター歴は三台目!降りられない病気になってしまったようです。愛すべきNBロードスターのアーカイ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
23 4 5678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

次女ちゃん7周年 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/12/14 23:32:10
NBロードスターアーカイブ 
カテゴリ:ロードスター
2019/11/01 19:11:17
 
次女ちゃん7歳ミーティングヽ(^o^)ノ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/09/16 19:31:00

愛車一覧

マツダ ベリーサ マツダ ベリーサ
DYデミオからの乗り換え。 次期ファミリーカーはDEデミオ・スカイアクティブ・緑と勝手に ...
マツダ ロードスター ガーネットレッド (マツダ ロードスター)
うっかり(更新忘れ)の失効からマニュアル免許を一発どりで再取得。マニュアルミッション運転 ...
マツダ デミオ マツダ デミオ
紆余曲折ありついに納車! こだわりの前期型エクステリア。 念願のスパイシーオレンジです ...
マツダ RX-8 マツダ RX-8
楽しい…楽しいクルマだったのですが、住宅事情の変化により泣く泣く手放しました。 最終的に ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation