
ご先祖様がお寺にいる割に、お詣りや祀りは神社でおこなう日本。気づいたら
「八百万(やおよろず)の神」という概念が身に付いていますよね。
wikiによると日本には古くから、山の神様、田んぼの神様、トイレの神様(厠神)、台所の神様、米粒の中にも神様がいると考えられてきたということで…何となく共感できる話ではないですか?
ちなみにものすごいテクニックを「神ってる」と表現したり、凄い人を「○○の神」というのも、日本人には「八百万」の概念があるからだそうです。

「もったいないお化け」なんてAC(公共広告機構)の啓蒙企画だったそうですが、この概念があるから誰もが納得できた最たるものかと思います。近年、「もったいないお化け」は断捨離やミニマリズムの観点から「物欲」の促進と批判されるそうですが拡大解釈すぎ。かなり大きなお世話です。
さて「八百万の神」という概念の中で
「付喪神(つくもがみ)」という話をご存知でしょうか。言葉は聞いたことがなくても、何となく意味を知っている方は多いと思います。
これは【長い年月を経た「道具」などに神や精霊などが宿る】って概念です。長い年月ってどれくらい?となりますが、
「付喪神(つくもがみ)」は
「九十九神」とも書きまして、その年月は100年が目安だそうです。

ってことは
「ロードスター神」が権現するのは少なくともあと70年後、2089年まで待たなければならず、話題の
「30周年NDロードスター神」に会うには2119年(※さらに30年後)まで待たなければならない訳です。
私たちが生きているうちに「ロードスター神」に会えることは無さそうですね…

ちなみに有名どころだと「T型フォード(Ford model T)」が1908年(!)から製造されているので、間違いなく神が宿っていると思います。とてつもないシェアを誇ったT型フォードの牙城を崩したのはシボレー(シリーズ490)だそうで、今でもブランドが残っているのは凄い事だと思います。

ガンダム世界でもクワトロ大尉の「百式(ひゃくしき)」が、開発者Mナガノ博士の「100年保つモビルスーツ」という想いから付けられたネーミングだという、熱い設定があります。すぐにぶっ壊れたけど…

さて、日本に話を戻しますと、100年前の1919年は大正8年ですって。大正なんて、にわか知識でしか想像できない世界。
100年前のハサミでも火鉢でもいいので「付喪神」が宿っていそうな道具がとても欲しいのですが、考えてみれば、それほど古いものはなかなか身近に無いものです(蔵でもあれば別でしょうけれど)。オークションも微妙な感じで…骨董市で探すしかないのかな?

では、うちのロードスターをあと85年寝かせれば
「ガーネットレッド神」になるのかも知れませんが、一族に私ほどNBへ思い入れを持ってもらうのは絶対に無理っぽいので…

ゲーム機あたりが我が家では神候補でしょうか。「
ゲームボーイ神」ならば頑丈だし70年後でも動きそうです。現時点での家宝(候補)はゲームボーイか、中学生より愛用している
タミヤのデザインナイフ(現在約30年目)ですかね…
皆様は身近に「神候補」いらっしゃいますか!?
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Posted at
2019/02/08 18:47:16