勝つとは思わなんだでした!
以下、motorsport.comさんの記事を抜粋。
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F1ベルギーGP決勝:ルクレール悲願の初優勝! ホンダ勢は3台入賞
F1第13戦ベルギーGPの決勝が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールが
F1初優勝を果たした。
約1カ月のサマーブレイクが終わり、後半戦がスタートしたF1。
しかし決勝の前日に行われたFIA F2のレース1で、悲劇が起きてしまった。
2周目に起きた多重クラッシュに巻き込まれたアントワーヌ・ユベールが死去。
モータースポーツ界全体が悲しみに包まれる中、決勝レース前にはユベールに
捧げる1分間の黙祷が行われた。
予選ではシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得。2番手にはセバス
チャン・ベッテルが入り、フェラーリのフロントロウ独占となった。2列目には
メルセデス勢が入り、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは5番グリッド
からのスタートとなった。
なお、スタートタイヤはほとんどのドライバーがソフトを選択。
ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、アレックス・アルボン(レッドブル)、
アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ダニール・クビアト(トロ
ロッソ)、ロバート・クビサ(ウイリアムズ)とグリッド後方勢がミディアム
タイヤを選択した。
44周の決勝レースがスタート。
ターン1でフェルスタッペンとキミ・ライコネン(アルファロメオ)が接触。
左フロントタイヤを痛めたフェルスタッペンはオー・ルージュを曲がりきれず
クラッシュ、今季初めてのリタイアとなった。
これにより、オープニングラップからセーフティカーが出動することとなった。
ライコネンだけでなく、ダニエル・リカルド(ルノー)も1周目に接触があり
後退。カルロス・サインツJr.(マクラーレン)もトラブルによりセーフティ
カー出動中にストップするなど、序盤から波乱含みの展開となった。
レースは5周目から再開。ルクレールが綺麗に加速を決めトップをキープした。
この週末ではフリー走行からフェラーリが圧倒的な速さを見せていたが、下馬
評通りメルセデス勢とりわけルイス・ハミルトンがレースペースでフェラーリに
対抗。ルクレール、ベッテル、ハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)
という予選順位通りのオーダーで膠着状態となった。
11周目のニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)を皮切りに、各車が1回目のピット
ストップへと向かっていった。上位陣ではベッテルが真っ先に動き、15周目に
タイヤ交換を行った。
そのベッテルは17周目に1分47秒087というタイムでファステストラップを
記録。ピットインまでは1分48秒台後半〜1分49秒台前半で周回しており、それ
より2秒前後速いタイムをミディアムタイヤで叩き出した。
一方のルクレールは21周目にピットインしたが、先にピットインしてマージンを
稼いでいたベッテルに逆転される形となってしまった。
しかしながらフェラーリは予定外のアンダーカットで順位が入れ替わったことを
理由に、ベッテルに対しルクレールに前を行かせるよう指示。ベッテルはそれに
従い、27周目のホームストレートで首位をルクレールに譲った。
2番手となったベッテルはペースが上がらず32周目にケメルストレートエンドで
ハミルトンに交わされ3番手に。4番手のボッタスにも追いつかれた34周目に2度
目のピットインを行い、ソフトタイヤへと交換。実質的に順位を失うことなく、
4番手でコースに復帰した。
ホンダパワーユニット勢では、新型“スペック4”投入によってグリッド後方からの
スタートとなったアルボンとクビアトが躍動。ミディアム→ソフトというタイヤ
戦略もはまり、2台揃ってポイント圏内にジャンプアップしてきた。
ルクレールは終盤にハミルトンの追撃を受けたが、なんとか守りきりトップ
チェッカー。
これまで速さを見せながらもトラブルに泣かされるレースが多かったが、スパで
悲願の初優勝を成し遂げた。また、フェラーリにとっても今季初優勝となった。
2位にはハミルトン、3位にはボッタスが入った。
ベッテルはレースを通してペースに苦しみ4位。
フリー走行から予選まで全てのセッションでワンツーのフェラーリだったが、
肝心の決勝でパーフェクトを逃した。
5番手以下は最終ラップに大きな波乱があった。
9番手を走行していたジョビナッツィがプーオンでクラッシュ。さらには5番手
だったランド・ノリス(マクラーレン)がホームストレート上でストップする
など、順位に大きな変動があった。
結果的に5位に入ったのはアルボン。レッドブルでの初レースで、リタイアした
フェルスタッペンの穴を埋める活躍を見せた。ここスパを得意とするレーシング
ポイントはセルジオ・ペレスが6位、ランス・ストロールが10位に入り、ダブル
入賞となった。
トロロッソも波乱のレースを戦いきり、クビアトが7位、このレースでレッド
ブルから出戻ったピエール・ガスリーが9位と、こちらもダブル入賞を果たした。
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今シーズンに関しては予選まで好調なものの、決勝だと両ドライバーやピット
戦略のミスで落とすことがしょっちゅうで、”俺たちのフェラーリ”ぶりを遺憾
なく発揮していたわけですが・・・
とうとう勝っちゃいましたし、しかも勝ったのはエースのベッテル選手
ではなくF1に本格的に参戦して2年目のルクレール選手ですから、それにもビックリです\(◎o◎)/!
2位~3位のメルセデスAMGですが、FP~予選を通じてイマイチだったものの
決勝で2台とも表彰台ゲットですし、もしもあと数周あれば逆転できるところ
まで迫れたんですから、やはりチャンピオンチームなだけにしぶといと言うか
強いと言うか・・・
このチームを負かすのはやはり容易ならざるモノがあるやも(´・ω・`)
そしてレッドブルでは初陣となったアルボン選手についてですが、ほぼ最後尾
からのスタートながらも終わってみれば5位入賞ですから・・・
いきなり乗ってしかもルーキーでこれは天晴ですし、当初はフォーミュラEに
行く話がありましたがそうしなかったのは大正解でしょうし、前任のガスリー
選手よりも多分チーム内で機能できるでしょうから、次戦以降も期待できそう
ですね(*´∀`*)
今度はトロ・ロッソの二人についてですが、決勝までスペック4を積んで出走
したクビアト選手は最後尾スタートながら7位、アルボン選手とシートを交換
する形でまた戻ってきたガスリー選手は9位と入賞し、スペック4の有用性と
両ドライバーの速さを証明できたでしょうから・・・
次戦でレッドブルとトロ・ロッソは全車スペック4に換装される予定ですが、
年間使用数の上限を超えることでグリッド降格ペナルティを受けるだけに
優勝や表彰台は厳しいでしょうが、まぁ何があるか?分からんでしょうし、
そのペナルティが明けるであろう翌々戦以降の戦いぶりに期待を持てそうな
気が致しますね。
で、ちょっとビックリしたのは・・・
昨年半ばよりずっと上位入賞し続けてきたフェルスタッペン選手が1周目に
リタイヤしたこと。
そして昨シーズンの焼きパパイヤことマクラーレンはほとんど良いところが
なかったのに、今シーズンは中団グループでトップを走ることが度々見受け
られることで、今回もノリス選手が終盤までフェラーリやメルセデスAMGの
2台に続くポジションを走行しておりましたが、PUトラブルさえ無ければその
まま入賞出来ただけに・・・
速くて巧いけど、それ以上にチーム内でゴタゴタを起こすことに長けている
眉毛さんがいなくなったこと、そしてレースマネジメントに長けた人や技術
面に明るい人をチームに迎え入れたことに加え、ドライバーが二人とも若い
ことで活気が出て来たので、直ぐに強豪復活とまではいかずとも来シーズン
以降もどんどん良くなるんだろうなと。
※ただ、PUを供給しているルノーよりも上位にランクインしているので、
残りのラウンドで変な小細工をされないか?が心配ですが・・・(;´Д`)
まぁドライバーズやコンストラクターズのチャンピオン争いはほぼ終止符を
打ったと言っても過言ではありませんが・・・
ホンダ勢の活躍ぶりや中団グループ同士の争いの激化がなど、最終戦
までまだまだ目が離せませんね♪(*´艸`*)