
今回の話は旧iPhoneユーザで同じ罠にかかる人がいた時のための備忘録です。興味のない人には全く関係のない話なので、読み飛ばしてください…
先日、不本意ながら「iPhone8Plus(11世代モデル)」に機種変更を行いました。なぜ不本意かといいますと、その前の愛機「iPhone6Plus(8世代モデル)」は約3年前の機種とはいえ、全然“使える”端末だったんです。
ところが事の発端は新OSである「iOS11」へのアップデート。信者なら有無をいわさずGoするのが常なのですが、これが最悪でした。端末の重さ…つまり、メニュー画面や文字入力がガクガクになるレベルまで低下します。おかげで会社支給の「iPhone6」はアップデートをすることを止めました。
OSアップデート時すぐはカイゼン方法として「iOS10」へのダウングレードという道がありました。ところが端末がリセットされるのが億劫で、重い腰をあげていざ行おうと思ったらAppleのOS認証終了により不可。
OSを軽くするためのアクセシビリティ等のTipsを試しましたが、挙動改善まで至りません。最後の手段として機種変更を行うかどうか迷ったのですが、待ち時間なしでの機種変更可能という事で、そのままiPhone8Plusにアップグレードしたわけです。しかし、ここからが自分の情報収集不足で地獄を見ることに。
<古いWindowsには対応していない>
iPhone環境復帰の方法としてiTunesから「バックアップから復元」があります。旧端末のデータをバックアップしそのまま新端末に移行する機能です。そこで私の母艦PCで6Plusのバックアップを取り、実行しようにもUSBで繋いだ8Plusを認識しません。
何度もiTunesのバージョン云々というエラーが出ることになるのですが、調べたところiPhone7以降からWindowsXPおよびVISTAの接続サポート(iTunes)が終了していました。つまりiPhone接続の母艦PCを変えなければならないのです。
しかし、PCに残るiPhoneバックアップは容量を恐ろしく食うことも有名です。そこで6Plusの写真データと書類(インポートした漫画など)を掃除してからiCloudバックアップを取り、そこから復元作業を行いました。ちなみに新しい母艦にはブラウジング用のMacBookAirのSSDを大幅にシェイプアップして再環境設定を行うことにしました。Macがない場合は新PCを用意する必要があります。
<音楽の再同期>※気づけば直ぐできる
私の母艦には10数年分のMP3があり、iTunesライブラリやプレイリストにはバラバラと登録している状況でした。容量を考えるとデータをMacに入れなおすのは現実的ではありません。そこでiPhoneからiTunesへデータを送る無料フリーソフトを見つけ6PlusのデータをMacに送りました。
しかしプレイリストは作り直さなければなりません。ここで気づかなかったのが、旧PC・Tunesからのプレイリスト移行。プレイリスト毎出来るのに気付かず、全体(使っていないリスト)をMacに移行しようとしたら「ライブラリに無い曲がある」エラーでインポートしてくれません。結局プレイリストの再構成をおこないました。

また、接続オプションの「音楽とビデオを手動で管理」チェックを入れるのを忘れ、一旦8Plusに入れたプレイリストを修正しようと、プレイリストのチェックを外して再同期したらプレイリストが消えました。数時間かけて直したリストがパーです…基本のプレイリストだけ直した翌日、旧PCよりプレイリスト毎のエクスポートが出来ることに気づいたら、作業時間10秒ほど…
ちなみにこれらの話はiCloudの容量を購入して、音楽はダウンロードのみでやっていれば起きない問題です。
<iMessageの再同期>
Apple端末はiPhone、iPad、MacでSMSの同期が可能です。つまりiPhoneのメッセージをMacから送ることが容易に出来るのです。新端末移行により、その必要も出てきました。
普通はiPhone設定のSMS/MMS転送設定をオンにすると、AppleIDで同期している機器(Mac等)に転送コードが表示されるのですが、ウンともスンとも出ません。これはMac側のiCloud設定内でSMSアドレスの同期を行う必要があり…って、そんなのどこにも書いていないのでこれもまた探すのに苦労しました。

そんな訳で、元の使用環境に戻すのに連休の夜は四苦八苦していました。
折角なので最後に良かった点を。iPhone8Plusはカメラが異常に良くなっています。深度の違うレンズが二つ搭載されていることもあり、ソフトウェア的に写真を合成して「ボケ」を作ってくれるのです。これがその写真。

ちなみにこちらはデジイチα55のF1.8で撮った写真。表現力とかに好みはあると思いますが、ちょっとした素材写真ならば気軽に撮れる恐ろしさ。
さて、前愛機6Plusは3年間頑張ってくれましたが、新愛機はもう少し頑張ってくれると嬉しいかな。
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Apple | 日記
Posted at
2017/10/10 18:49:47