
私が小学生の頃からなので・・・40年以上続いている趣味として模型製作(プラモデル)があります。当時、父に貰ったニッパーはまだ持っているし、中学生の時に買ったデザインナイフもいまだに愛用しています。
コロナ過ではガンプラ転売が横行し、未だに「買えない」アイテムがあるのは残念なことですが、それでも少しづつ溜まってきた在庫・・・いわゆる「詰みプラ」は相当な量になっておりまして、この間数えてみたらウン百個になっておりました。
一週間に1個素組みするとして、年間約50体。でも、たまに本気で作りたくなるから半分の25体だとして、残りの人生でこなせる数以上に在庫があるので(やばい)、非常に良くない状態です。コレクションをしたくなりますが、家が広いわけでもないですからね・・・
ただ、気づいたことがありまして・・・立膝とか変形とか、超絶可動するモデルであっても結局固定ポーズで飾っている事。
それなら動かなくても良いのでは・・・なったところで、最近のトレンドとして「固定モデル」のヴィネットが模型メーカー各社から販売されるようになりました。

そのまま飾っても良し、ただ色を塗るのも良し、徹底的に造り込むもよし、プラモはそんな趣味ですが、固定のカッコいいポーズで勝負をしてくるのです。
そんな訳で今回作ってみたのが、グッドスマイルカンパニー社より提供されている、模型界の雄「MAXファクトリー」が原型製作するPLAMAXブランド「minimum factory」シリーズ。機動警察パトレイバーのロボット(レイバー)を塗ってみました。

今回、パーティングラインを消すのは模型が小さくしんどいので行わず、あくまで「塗り」で勝負!塗料は大好きなエナメル塗料中心で、筆は最近お気に入りの100円ショップ謹製の「ネイル用面相筆」です。
最近覚えたのはビデオゲームのようにセーブするテクニック。エナメル塗膜は下地を溶かしてしまうので重ねることができません。そこでセミグロス(半艶)トップコートを吹いて、塗装状態をセーブするのです。おかげで効率が恐ろしく上がりました。

基本塗装まで終えた模型をコートして、その上にウェザリング塗料を雑に塗りこみ・・・半渇きくらいの状態で拭き上げていくと・・・あら不思議、質感が上がってくれます。
そのあと、レタッチやらチッピングの描きこみやらを行って完成。太陽光の下だと模型はいい感じに映えます!

まずは98式AV「イングラム」と、97式TFV-EX「クラブマン・ハイレッグ」の篠原重工コンビです。ちなみにコミックス版最初の好バウトですが、イングラムはおろしたてだったのでピカピカが正解なんですよね・・・
ちなみに98式とは1998年式という設定です。つまり、NBロードスターと同じ時代のロボなんです!

また、せっかくなのでシャフトチームも制作します。SEE(シャフト・エンタープライズ・ヨーロッパ)のTYPE-6Q/2C「キュマイラ」です。コミックスではSSS(スリーエス:シャフト・シークレット・サービス)が大量配備していました。大胆なパーツ割りが面白い!

キュマイラ戦といえば、SEJ(シャフト・エンタープライズ・ジャパン)土浦工場で秘密裏に組まれたTYPE-J9「グリフォン」ですね。グリフォンは毎回ピカピカの状態で使われているので、関節は艶消し、ボディはセミグロスで仕上げています。差し色のバイザーはグロスです。

いやー、それにしてもこの躍動感が素晴らしい。ゆうきまさみ先生の描くコミックスのコマから飛び出してきたみたい!ちなみに私は中学生の頃、パトレイバーが読みたくてジャンプでもマガジンでもなく、サンデーを買っていました。

なので、イングラムとグリフォンが並ぶだけでうぉー!ってなります。自分で組んだ模型なのにアホですね。でも、中学生の私が見たらカッコ良すぎてちびっていただろうなぁ。

せっかく出来たヴィネットなので、裏面に磁石を仕込んで100円ショップのコレクションケースで飾ることにしました。丁度いい塩梅でケースに収まるという・・・

そんな訳で、塗ることに特化した模型の紹介でした。最近はオッサン向けのニッチな商品がバンバンでるから、在庫が増えてしょうがありません・・・でも、頑張って詰みプラの山を崩していこうと思います。
Posted at 2023/09/14 18:22:19 | |
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