
今どきの世代はキーボードよりもフリック入力の文字打ちが早かったり、液晶画面はタッチパネルだと思うようですが、平成でも30年あれば文化や習慣、共通認識も変わるって事なのでしょう。
名作映画「JM(1995年)で人公、記憶屋ジョニーは脳容量160ギガに320ギガの情報を入れて瀕死の状態になりましたが、今やテレビ用の汎用ハードディスクですら4テラ(4000ギガ)が選べますからね。ホント、時代はあっという間に進みますね。

なぜそんな事を思ったのかというと、最近耳にした
「A面、B面」って表現は、世代によっては共通用語ですが、理解出来ない新世代もいる事実に衝撃を受けたからです。オートリバースなんて、何じゃそりゃ?です。

一応、釈迦に説法ですが「A面、B面」はレコードやカセットテープの再生面などで用いられた表現で、翻訳すると「表・裏」となります。そりゃ、触ったことなければ分かりませんよね。
ちなみに今どきのラジカセはBluetooth搭載でSDカードやUSBメモリのMP3データを録音出来るそうです。欲しい!!


共通用語といえばガンダム世代にも多くありまして、
「Aパーツ、Bパーツ」という表現があります。
これはコアブロックシステムを中心に「上半身・下半身」を指す言葉なので、私の世代では「上・下」のスラング的な表現をしています…よね?

また、一般的に
「NB」はロードスターではなく、「ニューバランス」のシューズを指したり…


名機
「B型エンジン」というと、マツダではなくホンダの「VTECエンジン」の方を指すと思います。
さて、この手の話題で「昔は良かった」なんて事になりがちですが、必ずしもそうではないと思います。


だって、ビデオゲームが昔の方が面白かったなんていうのは嘘で、あれは友人達と熱中した共通体験が面白かっただけで、ゲーム自体は今の方が絶対面白いです。
クルマは…どうなんでしょう。「物を運ぶ」という原理で考えると、今の方が圧倒的に安全で燃費も良くて、快適だと思います。でも、平成以降で多様化した価値観がありますから「楽しさ」とか「かっこよさ」などに針を振ると、評価は違ってくるのかも知れませんね。

ちなみに2019年の干支は「猪(いのしし)」ですが「亥」と書きますよね。これは古来の中国で干支のルールを覚えやすくするため、簡単な文字を当てはめたのが起源だそうです。まさにこれも時代に合わせた対応。
そんな亥年は、十二支の中でも一番最後の年ですが、「終わり」という意味だけでなく、成長に一区切りをつけ新たな始まりに向けて準備を行う期間になるとされています。
今年は平成から新元号に変わりますが、果たしてどんな共通認識や価値観が生まれるのでしょう。リトラクタブルヘッドライトの自転車みたいな、ロマンあふれる文化を作っていきたいですね。
Posted at 2019/01/10 17:32:04 | |
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