
前回のジム・スナイパーカスタム話からの続きです。ガンプラのマイルストーンといえば、やはりMSV(モビルスーツ・バリエーション)シリーズ抜きには語れません。
特に、滝の後ろに隠してあった「やられメカ」が、岩で敵を打ち落とすとか(ククルスドアンね)素敵すぎる扱いのザクは、作後もMSVによって数多のバリエーションが生み出されました。

ザクの名脇役ぶりといえば、「プロトタイプ・ドム:YMS-09」のパッケージが最高です。
ジャイアント・バズを試し打ちする試作ドムの後ろでダウジングみたいな謎装置を握りながら「ナイスっす!」とやっているザクは、足元の観客を代弁する素敵巨人。このノリが有効に働けばジオンも勝てたかも知れません。

さて、タイトルの邂逅ネタでいえば「ザクキャノン:MS-06K」のパッケージ。1/144と1/100で連作だったりするのですがガウが撃ち落とされる下で、フライマンタ集団を叩き落とそうとする無謀ぶり。ミデアはなんとかやっつけたようです。これは1983年頃に描かれたパッケージイラストです。

そしてこちらは25年後の2008年に描かれたMG(マスターグレード)ザクキャノンのパッケージ。
25年前のオマージュとして、同じシーンが描かれています。ガウは相変わらずぶっ壊されていますが、フライマンタだけでなくジムは空から降ってくるわ、ジムキャノンが奥に居るわで戦況が悪化している・・・

有名どころといえば、こちらも有名な「黒い三連星ザク:MS-06R」のパッケージ。1/144と1/60で連作だったりします。144のオルテガ機(02号機)の武器が二つの画で違うのは忘れるのが大人ってもんです。

そして同じく25年後に描かれたMG「黒い三連星ザクVer2」(ややこしい)のパッケージ。同じシーンで角度を変えたショットになっています。後ろでぶっ壊れているのはサラミスなので、ルウム戦役のシーンでしょう。
岩を投げていたザクも、ミリタリーチックになるだけでカッコよさが跳ね上がるでしょう!?
リアルっていってもモビルスーツはお台場にしか存在しないので、マーキングとチッピング、仕上げにウェザリングされていればオッケーなのです。
さて、最近はCG技術も進化して初代ガンダムも「ジ・オリジン」シリーズとしてリメイクされています。
今更ですが、CGで動く06Rザクは別格のカッコよさです。子供の頃になんとなくイメージしていた世界が映像化されるなんて、ホントいい時代になりましたよね…
Posted at 2017/11/08 19:50:53 | |
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