
アクセラもアテンザもデミオも「MAZDA」シリーズに統一されることが話題になっていますが、6年前の2013年に現行型スカイライン(V37型)が発表されたときの話、覚えていますでしょうか?
新型スカイラインはプレミアム路線へ舵を切るということで、価格レンジの埋め合わせとして、しばらく若干安価な旧モデル(V36型)と併売をするのも凄かったですが、プレス取材に回答した「想定ターゲット層」も話題になりました。
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V37スカイライン:想定ターゲット
年齢でいうと40代前半の男性。共働きの奥さんがいて、娘が1人。外資系企業で管理職をしており、非常にタフな環境の第一線で活躍している人。都心のタワーマンションに住んでいる。
重きを置いているのは価値観。良くも悪くも自信家で、自分に厳しい人。車を選ぶ際にも見えやブランドは気にせず、自分で『車はこうあるべきだ』と思ったものを追求する、厳しい審美眼を持っている。
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恐らく社内で想定しているペルソナ(人物モデル)を企画担当の方が正直に回答して、
こんな奴はそうそういないわ!と、各所で猛烈に突っ込まれていました。
ある意味、真摯に回答してくれているんですけれどね…ノンオブラートなのが問題なのかな!

実際、ここ数年は不況といわれているセダンも北米市場は快調で、特にV37スカイラインは北米向け高級ブランド「インフィニティ」の開発によって培われた【高い技術力やデザインを集約した】モデルということで、フロントグリルには「NISSAN」ではなくインフィニティのバッジが装着されました。

しかし、国内の熱心なファンから「スカイラインらしくない」と批判を浴び続けたということで…
先日のマイナーチェンジでエクステリアを「Vモーショングリル+NISSANバッジ」に変更し、インフィニティではなく、日産・スカイラインであることを強調したプロモーションが始まっています。
しかし・・・しかしです!この「熱心なファン」ってのがもの凄く気になります。
バッジの件で、現行型オーナーから募っていた不満(生の声とかレポート)ってのが
どこにも無いんです。たしかに、プロ・アマ問わずの試乗記ではネガティブに書かれているのを目にしましたけれど…(高くて買えないって意見は多い)。
高級車になったからかも知れませんが、逆に「NISSAN」へバッジチューンしている現行型なんて1台も見たことが無いですし…購入者だからこそ不満に思っていないんでしょうか。まぁ、この不満は
色んな意味で「買わない人」の意見ですよね…
「日産」になったから買うぜ!っていう熱いオーナーが今からどれくらいいるのか…もちろん、バッジだけで購入検討する人なんて少ないと思いますが、それも踏まえて、ビッグマイナーの新型スカイライン、どれくらい売れるのか気になりっています。
超個人的には
「インフィニティ」のエンブレムでいいんじゃね?って思うんですけどね…まぁ、スカイラインはインフィニティ?日産?ってなると、筋金入りなら
プリンス!って答える気がしますけど。

ついでに書くと、マツダ・ロードスターも半端に名前を残すんじゃなくて「MX-5」でいいんじゃね?って思っています。
この話、どちらもプレミアムブランド云々っていう思惑から来ていると思いますけれど、半端が一番気持ち悪い。「ロードスター」が高いのは文句いいたくなるけれど、「MX-5RF」が高いのは(悔しいけど)納得できるんですよね…
Posted at 2019/07/24 16:01:34 | |
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