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先日「Youtube」の一部財務公表が話題になりました。その金額（2019年 広告売上高）たるや150億ドルになるそうで、日本円だと約1兆6000億円。

広告売上以外の売上数値は未発表だし、インフラ投資も途轍もないでしょうから、本当の企業価値は不明のままです。

2006年にGoogleが企業買収したときは「なんであんなサービスに金かけるんだろう？」くらいの印象でしたが、今やメディアの一端を担うサービス。その先見の明には頭が下がります。


そんな景気のいい話に同僚が「15年で急成長！悔しい！」「どうして先にアイディアを思いつかなかったんだ！」と憤っていました。でも、個人的には凄いけど別に…くらいの感想だったのですが「興味ないんスか！？」といわれて、興味が湧かないのはマズいのか・・・と、その理由を考えてみました。


そこで気づいたことがひとつ。

途轍もない「兆」という金額にイメージが湧かないのもあるけれど、そもそも価値を感じないのは【自分が体験できるか】という、興味領域の問題でした。

例えば、私はガンダムではなくて「ガンプラ」のファンであり、通勤時の電子書籍は便利ですが、本当に手元に置きたい本は買います。そしてクルマも「触れる（動かせる）」ことに一番の価値を感じています。

もちろん「Youtube」にはとてもお世話になっていて、プラモデルのレビューもみれば、クルマいじりユーチューバーさんのチャンネルも見ています。動画になるだけで情報量は桁違いに上がりますし！

ただ、個人的にこれは「体験」を補助するもので、窓の向こうというか・・・あくまでバーチャルで自分事ではない感覚です。

逆に、若い子のあこがれの職業に「ユーチューバー」があるのは、バーチャルではなく体験側というか、発信側になりたいという希望だからなのかな・・・と思っています。


若いころの原体験は一生ものになるとはいいますが、昔は「Youtube」自体が無かったし、就職したころは「チューニングカーブーム」で、そもそも田舎暮らしだからクルマが必須だったという前提があるうえで、自分の性格が醸成されたのだろうな・・・と思ったのでした。


だから、Youtubeよりもスバルがトヨタにグループ入りしたニュースの方が大事件なんですよね・・・カローラとインプレッサ（ついでにランサー）がWRCで競っていた時代が懐かしい。