6月最後の日曜となった本日は、涼を求めて金峰山方面へドライブ行ってきました。
目的地は、剣豪宮本武蔵が晩年過ごした肥後熊本藩において、かの有名な五輪の書を書いた場所とされる霊巌洞です。
このスポットは、実は熊本市内の小学生なら大体見学旅行で行くのが定番となっており、自分も過去に数度行きましたが、前回行ったのはNHK大河ドラマの「武蔵 MUSASHI」が放送されてた20数年前まで遡ると思います。
霊巌洞までは、市内中心部にある熊本城からクルマで30分弱の距離にあり、ひたすら緑に覆われた峠道を登っていきます。
おっと、うっかり道中のドライブ模様の画像を一切撮っておらず、いきなり霊巌洞の入口にある、霊巌禅寺へ到着。
このお寺も南北朝時代に建立された由緒あるお寺。
ここで、入場料300円を払い、霊巌洞へ向かいます。
まずは、宮本武蔵に関する展示コーナーがあり、歴史の教科書にも載ってる肖像画等一部のものは複製品ですが、手前に写っている木刀は佐々木小次郎と巌流島で戦った時のものだと伝えられています。
途中、岩山を削った細道に五百羅漢が安置されています。
この像は、江戸時代に肥後藩の商人が24年かけて奉納されたそうで姿形の異なる像がずらりと並んでいますが、年月による風雨や天災等により、現存しているのものは半数ぐらいだそうです。
さらにその先には閻魔洞があります。
地獄の沙汰も金次第!?
さて、宮本武蔵が五輪の書を作成する際籠もったといわれる、霊巌洞へようやく到着しました。
まさに霊場といった感じで、歴史の深みを感じます。
平日だったら、小学生の団体に遭遇することもありますが、今日は日曜の朝一でほかのお客さんもほとんどおらず、実に静かな環境の中400年近く前に実際この場所にいたであろう宮本武蔵に、ゆっくりと思いをはせます。
ちなみに、洞のなかには疲れた人のためにベンチが昔から変わることなく一脚置いてありますが、引率の先生が「これが宮本武蔵が座ったベンチです。」とジョークを言うのが、熊本キッズのあるあるですwww
さて、お昼近くになったので、みかんで有名な河内方面へ向かいます。
今までは山道でしたが、一気に海沿いの道へと変わります。
(画像撮ってないので、うまくお伝えできませんが。)
霊巌洞から15分くらいの距離にある、河内の漁港へ到着。
第2の目的地、カワチベースこと、龍栄荘に着きました。
ここは熊本出身のタレント、スザンヌさんが70年続いた旅館を買い取り、リノベーションして去年再オープンさせた、カフェレストラン、温泉、宿泊施設となっております。
自分もこの近辺は仕事で荒尾・玉名方面へ向かう途中、クルマで通過していましたが、決して立地条件の良いスポットではないで、なかなか立ち寄るまではしてませんでした。
それに私財を打って地域の復興と再生、貢献活動を通じて河内を盛り上げたいという、スザンヌさんの心意気と決心が実に素晴らしいです。
店内はこんな感じで、カフェレストラン、お土産コーナーのほかに、予約次第で家族温泉、宿泊が利用可能となっております。
その中で、丼メニューを何にするか迷いましたが、どれも決断出来なかったので、あかステーキ、どんぐりポークの角煮、地魚の漬けのミニ3種丼をチョイス。
嫁さんは有明海の焼き海苔としらすの和風ピザ。
いずれも地元の新鮮な食材をふんだんに使ったメニューでして、大変美味しゅうございました。
他にも、河内みかんや、肥後グリーン、イチジクなどを使った和洋多彩なスイーツや薬膳茶など、魅力的なオリジナルメニューが多く、定期的に通いたくなるお店です。
さらに、この河内町やその先にある天水町も肌に優しい弱アルカリ性の単純温泉場としても有名なので、秋以降はツーリングでまた行きたいですね。
Posted at 2025/06/29 21:29:36 | |
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