
「舞鶴グリーンフェスタ」のブログ
①の続きの②です。
5月18日、舞鶴グリーンフェスタの天候は曇り(時々晴れ)、最高気温23度で過ごし易かったです。
北吸岸壁に並んでる艦艇は一般公開されてました。
続いてはイージス護衛艦「あたご」に乗艦して見学します。
護衛艦「あたご」 DDG-177

護衛艦「あたご」は、イージス艦に分類されるあたご型護衛艦の1番艦。
全長:165m、全幅:21.0m、深さ:12.0m、吃水:6.2m、基準排水量:7,700トン
自身にとって護衛艦「あたご」の一般公開見学は
3月京都舞鶴防災フェスタに続く2回目です。
乗艦したところで頭上を見上げると、艦対艦ミサイル発射装置誘導弾ハープーン。

水上艦艇に対してミサイル(ハープーン)を発射する装置です。 ハープーンミサイルは遠い目標に対し高い攻撃精度を有しており、最大射程は約90kmもあります。
3連装短魚雷発射管

対潜水艦攻撃用の短魚雷を圧縮空気で発射する装置です。 潜水艦を追尾して命中します。
スパイレーダー SPY-1D

SPYレーダーは米国で開発された世界最高水準の対空レーダーです。 多目標の同時捜索・探知・追尾を行い、またミサイルの中間誘導を行います。 回転式のアンテナとは違い、艦橋周りに装備されたフェーズド・アレーと呼ばれる4面の固定式アンテナで、全周360度をカバーします。
艦橋上のレーダーマスト。 AN/SPQ-9B対水上捜索用レーダー。(3次元レーダー)
ミサイル誘導レーダー FIRE CONTROL SYSTEM (FCS)

FCSはイージス武器システム構成機器の1つでSM-2ミサイルの終末誘導用電波を照射するための装置です。 誘導の最終段階で使用されるため1つの目標に拘束される時間が少なく同時に多目標に対処が可能です。 前部に1基、後部に2基の計3基が装備されています。
高性能20mm機関砲

高性能20mm機関砲は、最終近接防御武器(CIWS)であり、目標の捜索から攻撃まで完全自動化することにより、高速の航空機及びミサイルから艦を守ります。
砲身数:6本(バルカン砲)、砲身長:79インチ(約200cm)、発射速度:約4500発/分
垂直発射装置(VLS)

垂直発射装置からは、対空ミサイル(SM-2)と対潜水艦用ロケット(アスロック)が発射できます。
62口径5インチ砲

62口径5インチ砲は、全天候、夜間、対地、対水上及び対空戦闘を目的とした艦船搭載用の火砲であり、あらゆるタイプの現有の5インチ弾薬が発射可能です。
初速:約800m/秒、最大射程:約24km、発射速度:16~20発/分、全重量:約30t
弾薬重量:約32kg
チャフランチャー

チャフランチャーは、本艦に向けてミサイルが飛んでくるとき、空中にチャフ弾を発射するものです。 チャフ弾の中には、非常に小さな金属片などがたくさん入っており、空中で拡散します。 ミサイルは拡散して雲のようになった金属片を本艦だと間違って認識し、本艦への狙いが外れるため、ミサイルの命中を避けることができます。
まずは、護衛艦「あたご」の前方、艦首側の見学をしました。

艦橋や艦内に入っての見学はありません。
続いては、護衛艦「あたご」の横に並べて係留してる護衛艦「ふゆづき」に渡って見学します。

護衛艦「ふゆづき」は、護衛艦「あたご」とはまたタイプが異なる護衛艦です。
2隻の間に架かる橋(タラップ?)は艦首側と艦尾側の2つありました。 艦首側を渡る。

見学順路は、護衛艦「あたご」艦首側→護衛艦「ふゆづき」→護衛艦「あたご」艦尾側でした。
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ですが、護衛艦「ふゆづき」の見学については、都合により続くブログ(パート③)にて紹介します。
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護衛艦「ふゆづき」の見学を終えて、艦尾側に架けられたタラップを渡って護衛艦「あたご」に戻る。
護衛艦「あたご」の艦尾にあるヘリコプター甲板に着地。
格納庫内を覗き見る。
格納庫の上にも後方に向いた高性能20mm機関砲が1基備わっています。

そして、この位置からは見えないが、後部にもミサイル誘導レーダー(FCS)が2基あります。
以上で護衛艦「あたご」の一般公開見学を終えて退艦しました。
「舞鶴グリーンフェスタ」のブログの続くパート③は、護衛艦「ふゆづき」の一般公開見学です。
この「舞鶴グリーンフェスタ」のブログ、粛々と続けてまいります。(飛び飛び連載となります)
Posted at 2019/09/02 17:50:58 | |
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