
「赤い服を着た女の幽霊が出る。」
「犬の鳴き声が聞こえる。」
などの噂があり、心霊スポットとして知られる狂犬トンネルを訪ねてみることにしました。(初)
好奇心が恐怖心に打ち勝った瞬間、ハンドルを握っていた。
狂犬トンネルへと続く狭い山道を上る。

途中、 『 1.5km先、工事中のため通行止め 』 の立て看板があったが、見なかったことにした。
いったい、この先に何が待っているのだろうか?
すると、目の前に地層が丸分かりの山肌が現れた。
地層の断面を暫し眺めて、地球46億年の歴史に妙に関心を示す。
そのすぐ先は・・・ やはり、工事中のため通行止めでした。

もはや、これまでか!
看板には、工事は50m先と書いてある。 車を置いて50m歩いてみることにした。
50m歩いて、そこで見たものは・・。 しっかりと工事中でした。

道路を塞ぐようにトラックが停まっている。
警備の方に怒られて追い返されるかと思ったが、恐る恐る挨拶をすると微笑み返してくれた。
「トンネルを見に来ました。」
「トンネルならこの先すぐ。 でも狭くて車は通れなくなってます。」
まんざら、ここを通さないぞ的な感じでもない。 この先を進んでも良さそうな言い方にも聞こえた。
ドキドキしてたけど、ホッと安心した。
工事は、崖の崩壊を防止するこのワッフルみたいなのにセメントを流し込んでいるところ。

ずっと見ているとベルギー・ワッフルが食べたくなってくる。
道を塞ぐトラックはたくさん積んだセメント袋を一つ一つ降ろしてる最中。 荷卸しが終わればトラックは何処かに行ってしまうだろう。 暫く警備員の方と立ち話しながら待つことに。
この先には、航空自衛隊のレーダー基地があるらしく、この道を通るのは自衛隊車両だけなのだと教えてもらった。 トラックがどいた後には自衛隊車両のランドクルーザーも通過していきました。
トラックがいなくなったので歩いて先に進む。 進んでくとまた工事関係の方たちが10人くらいいて、皆から不思議そうに視線を浴びせられる。 一般の人は通ることのない道なのだ。
「いったい、どうしました?」 「いや、ただ歩いているんです。散歩・・(汗)」
「トンネルは通れませんよ。」 と釘を刺される。 ギクッ!
そのすぐ先は本当に通れなかった。 右に曲がるとそこはもう自衛隊の敷地。

先ほどの自衛隊車両のランクルが右手を上って行くのが見えた。 自衛隊敷地入り口は昇降式のチェーンが張られて自衛隊以外は通行不可。 監視カメラもある。
左に停まっている軽自動車は工事関係者の通勤車両。 狂犬トンネルには行けないのかな?
ほんのもう少し歩いて進むと・・ あっ、あった! これが狂犬トンネルだ!

しかし、トンネル前に工事関係者のマイカーが停まってると、あまり心霊スポットには見えないなぁ。
全然、恐怖心は湧きませんが・・。

トンネルの前にはコンクリートが積まれ、チェーンも張ってあって全面通行止になってました。
通行止めになっている理由は? やっぱり心霊のせい?? (謎)
恐怖の心霊スポット、狂犬トンネルを覗いてみる。 確かに狭いけど、割と整ってて綺麗に見えた。

ここに来るまでは、昔掘ったボコボコ面の古くて暗い不気味なトンネルを想像してましたが~。
トンネルの先はどうなっているのだろうか? 出口には地蔵菩薩が奉られているらしいが。
歩いても行けそうな気がしましたけども、通行止めになってるし、工事関係者たちの目もあるので、進入(侵入)するのは止めておきました。
狂犬トンネルはそのもの自体よりも、辿り着くまでの工事区間を超えるのに肝を冷やしました。
工事関係者の方たちが優しくて助かった。 トンネルを見ずに引き返してたら悔いが残ってたと思う。
自宅へ帰る途中でコンビニに寄りましたが、やっぱり食べたくなって買ってしまったぞ、ワッフル。

Posted at 2015/12/08 21:42:12 | |
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