
「 米子駐屯地創設67周年記念行事 」のブログ
① ,
② の続きの ③ です。
この回では、装備品展示の一部、暗視装置体験コーナー、そして戦車&高機動車の体験試乗の模様をお伝えします。
訓練展示を観覧した後は、装備品展示が一部始まっていたのでそちらを拝見しました。
オートバイ(偵察用)

全長:2130mm、全幅:850mm、全高:1190mm、重量:154kg、最高速度:135km/h、乗員:1人、製造:カワサキモータース
偵察用オートバイは、一般に偵察および連絡等に使用する。
73式小型トラック 1/2tトラック(パジェロ)

全長:4.14m、全幅:1.76m、全高:1.97m、重量:1.9t、最高速度:135km/h、乗員:6人、エンジン:4サイクル4気筒ディーゼル、武装:12.7mm重機関銃,対戦車ミサイル等、製造:三菱自動車工業
「73式」となっているが、製造コスト削減・部品の共通化・民生品の活用の一環から2003年度以降に「制式化」対象から除外され、以降の名称については「1/2tトラック」に変更された。
近年、無線機が小型化され(広帯域多目的無線)右側リアホイールハウス上面の範囲で搭載できるようになった為、無線機を搭載しても6人乗車可能である。
軽装甲機動車

全長:4.4m、全幅:2.04m、全高:1.85m、重量:4.5t、最低地上高:0.41m、最高速度:100km/h、乗員:4人、行動距離:約500km、開発:防衛省技術研究部、製造:小松製作所
主として普通科部隊などに装備し、戦略機動および戦場機動などに使用される。

固有の搭載火器は無いが、普通科部隊なとが搭載する5.56mm機関銃の車載射撃および軽対戦車の誘導弾の車上射撃が可能である。 平成14年度から部隊装備された。
高機動車

全長:4910mm、全幅:2220mm、全高:2350m、重量:2700kg、最高速度:125km/h、乗員:10人、エンジン:4サイクル水冷ディーゼル、製造:トヨタ自動車
一般道路の高速走行性能に加え、高い最低地上高および空気圧調整装置により、優れた路外機動性能も有する。 またランフラットタイヤの採用により、被弾時の走行性能を向上している。
と、ここまでは他の自衛隊イベントでもよく見掛ける装備品展示でした。
しかし、こちらの装備品が展示されてるのは珍しかったです。

いったい何だろう?と思い見てましたが、この後で上部カバーが外され謎のベールを剥がされます。
野外炊具1号

前週の出雲駐屯地記念行事ではトラックに牽引されパレードしてるのを目撃してました。
(関連ブログ: 出雲駐屯地創立64周年記念行事 市中パレード
① ,
② ,
③ )

長さ:4595mm、幅:2310mm、車体総重量:2500kg以下、牽引車:3 1/2tトラック
炊事能力:200人分(最大250人分)の主食および副食を概ね45分以内に同時に調理できる。
調理の種類:炊飯、汁、焼・煮・炒・揚げ物等の調理が可能。 構成:かまど6、外かま6、内かま8、揚げ鍋2、バーナーAssy6、製作:伸誠商事・マッキンリー、丸橋穀工

現用の野外炊事の消耗更新用。 自動点火・消化機構並びに安全機構として不着火防止および立ち消え防止機能を有する。 12年度から冷凍冷蔵機能、貯水機能、給排水機能および自動着火機能が追加され、操用性を増している。 平成23年度からかまど部を卸下しての運用、商用電源からの給電が可能となり、操用性が向上した。
続いては、暗視装置体験コーナーに立ち寄ってみました。

暗幕テントの中で暗視装置の体験が出来ます。 (これが暗視装置初体験でした)
このような暗視装置を使って暗闇にある物を見ます。
暗幕テントの中に入ると真っ暗闇で何も見えない。 フラッシュ撮影で2つの暗視装置を確認。

左:(単眼用)個人用暗視装置JGVS-V8、右:(両眼用)微光暗視眼鏡JGVS-V3
どちらの暗視装置もレンズを覗くと、あら不思議。 緑色の画像で暗闇にある物が見えました。
実際に暗幕テントの中で暗視装置を使って見た物は、数メートル先に置かれたラグビーのボールや野球のバットでした。
暗視装置を使って見た緑色の画像イメージはこんな感じです。

暗視カメラ風撮影のスマホアプリがあったので、このブログのためにインストールしてみました。
そして、いよいよお待ちかね今回一番のお楽しみ、戦車および高機動車の体験試乗です。

午前中はずっと雨模様でしたが、午後の体験試乗を前にして雨は上がりました。
まずは、74式戦車のほうから体験試乗をします。

なのですが、体験試乗の場である演習場に向かうのに高機動車で輸送されます。
演習場に向かう高機動車の中。 やや緊張の面持ちの兵士たち。
演習場といわれる場所を訪れるのは初めてです。 到着して目の前に74式戦車。

地面はドロドロの泥濘状態。 戦車が作った轍の上を歩いて渡り、戦車の右側から上って特設の鉄籠の上に立ちます。 既にドロドロだった靴は歩くたびに轍に沈んでさらにドロドロになりました。
長靴じゃないと厳しい。 でも体験試乗を前にして雨が上がってくれたのは最悪の事態を間逃れた。
鉄籠の上に両足で踏ん張って立ち、左手で手すりをしっかりと握り、右手でカメラ撮影します。

74式戦車の体験試乗は、昨年と今年の2回、出雲駐屯地サマーフェスタで経験があります。
しかし、出雲駐屯地は平坦なグラウンドの上を砂埃を巻き上げながらの走行でしたが、この米子駐屯地の演習場はアップダウンがあり、しかも雨で泥濘んだ大草原のダートコースでありました。
それでは、米子駐屯地74式戦車体験試乗の様子は、決死の思いで撮影した動画でどうぞ~
動画の序盤は一組前の様子を撮影。 実際に体験試乗しての撮影は、2分27秒から始まります。
右に左に、上に下に、激しく揺れて、まるで人形のように振り回されてしまいましたね。
演習場の大草原での体験試乗は雰囲気もあり、スリル満点で最高に面白かったです。(^^♪
74式戦車の体験試乗が終わり、再び高機動車に輸送され記念行事会場に戻ります。

高機動車に乗り込む前、護送されるみん友のジュゴン9さんを撮影。
米子駐屯地記念行事会場にいったん戻って、今度は高機動車の体験試乗になります。

既に74式戦車の体験試乗の往復輸送で高機動車に乗ってますが、順番を待ってまた乗り込む。
高機動車の体験試乗も、やはり演習場に行って泥濘んだダートの上を走りました。
激しく揺れながらスピードを上げて、水溜まりも物ともせず大草原を疾走!

スピード感があって、戦車に負けない大迫力でした。 これまた最高に面白かったですね。(^^♪
無事に記念行事会場に戻って来て。 体験試乗した高機動車を撮影。

いやぁ、74式戦車と高機動車の体験試乗は本当に楽しかった♪
初めて訪れた米子駐屯地記念行事でしたが、朝から雨降りでトーンダウンしてた気持ちも、この体験試乗の楽しさで最高潮に達した感じです。(^^♪
ここで「米子駐屯地創設67周年記念行事」のブログは最終回のパート④へと続きます・・。<(_ _)>