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2018年07月11日 イイね!

香住鶴 酒蔵見学

香住鶴 酒蔵見学舞鶴(未到達)遠征からの帰り道に立ち寄ったとあるスポットとは香住鶴の酒蔵でした。

兵庫県北部の海岸沿いを走ると香住町を通りますが、香住町からすぐに香住鶴を連想しました。

香住鶴のお酒は飲んだことは無いけれど、何故か香住鶴の名は知っていました。

近くを通るし、酒蔵にお酒を買いに行ってみようかなと。 

しかも、ホームページを見てみたら酒蔵見学も一日に何回もやってると知りました。
( 10:00~、11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ )

どうせ行くなら見学も。 要予約だったので電話してみた。 「空きがあるので大丈夫です。」 

それで、10時開始の見学ツアーに自分も混ぜてもらうことにした。


10時より少し早めに香住鶴の酒蔵に到着の図です。
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福壽蔵と名付けられた直売場のお店も酒蔵と併設されてます。
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酒蔵のシンボルである煙突には、香住鶴の酒瓶を持った弁天様。
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見学開始まで少し時間あるのでお店の売り物を見て歩きました。
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店頭前面にプッシュされてるのは季節商品の夏酒でした。

数量限定のお酒や、酒蔵のここでしか買えない限定酒もあります。
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それにしても、お酒のラベルに伝統的な酒造りである「生酛(きもと)」や「山廃」の文字が目立つ。
香住鶴の日本酒は、全て「生酛(きもと)造り」、「山廃仕込」に拘って醸造しているのだそうです。

酒器も気になる。 
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酒蔵を訪れたら、その証として銘柄入りのお猪口を買って帰るのが自分ルールです。
デカい一合お猪口は1750円もする。 買うなら小さい300円のお猪口だろう。


10時の酒蔵見学開始時間になって声を掛けられる。 店員さんが白衣を着て案内役に変身。

ここでとても驚いたのですが、電話で「空きがあるので大丈夫です」と言われた酒蔵見学は、なんと参加者自分一人だけでした。(爆)

ということで、案内役の若い女性店員さんとマンツーマンでの酒蔵見学となった。
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見学用の帽子を被って蔵のほうへと向かいます。

酒蔵見学は以前はよく行ってました。 6年前にみんカラを始めた頃はよく酒蔵見学のブログを書いています。 それが今では春の新酒祭りで酒蔵を訪れた際ついでに見学もする感じです。

なので今回のような純粋な酒蔵見学は久しぶりです。 (一昨年の獺祭の蔵見学以来かな?)

まず、酒米の説明がありました。 それぞれの酒米の特徴を教えてもらう。
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山田錦、五百万石といった馴染みの酒米の他に、この地ならではの兵庫北米なんて酒米もある。
画像中央にある蔵人米と名付けられた酒米は、香住鶴自社栽培の酒米なのだそうです。

香住鶴のお酒それぞれに使用される酒米の精米歩合について学ぶ。
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大吟醸用に精米歩合30%まで贅沢に磨かれた酒米は、お米には見えないくらい小さい。
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それでは、いよいよ酒造りの現場へ。 
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ここでスリッパに履き替えます。 手も消毒して念入りに洗う。

ちなみに現在は酒造りの季節では無く、酒蔵で働いている蔵人さんは一人もいませんでした。



酒蔵見学は2階に上がってから。 

ガラス窓越しに製麹室(せいぎくしつ)を覗き見る。 麹室(こうじむろ)ともいう。
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広げた蒸米に黄麹菌(カビの一種)を振りかけ、菌が生成する糖化酵素の作用で蒸米のデンプンをブドウ糖に変化させる。 製麹室の温度・湿度は高く一定に保たれます。


原料処理室(浸積・蒸米)
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洗米した酒米を水に浸け、一定の水分を含ませた後、100℃以上の高温・乾燥蒸気で蒸し上げる。


2階の広い部屋で見たのは丸い蓋が一面に並ぶ光景でした。 この1階には仕込みタンクがある。
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古い蔵の板の間で仕込みタンクの蓋が並ぶのは見たことあったが、コンクリート建物の床に整然と蓋が並ぶ光景は初めて見ました。

蓋を外し仕込みタンクの中を覗かせて頂けた。 酒造りの季節では無いので中は空っぽです。
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醪(もろみ)を仕込み、発酵が進むと大量の炭酸ガスが発生します。 もしも誤ってタンクの中に落ちると酸素不足で死にます。 格子状のものが取り付けられてるのは落下防止だとのことです。
作業中はこの格子状のものを外しますが、腰に安全ベルトを付けて落下しないようにするとのこと。
酒蔵見学で蔵人が安全ベルトを装着する話は初めて聞きましたが、なるほどと思った。


酒母室(酛)
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乳酸酸性の中でアルコールを生成する優良な清酒酵母菌を純粋・強健かつ大量に培養します。
製造方法には大別して速醸系酒母(約2週間)と生酛系酒母(1ヶ月間)があり、香住鶴では熟練の技と手間暇かかる生酛系酒母(山廃・生酛)で全ての商品を造っています。

香住鶴のお酒は全て拘りの「山廃」「生酛」ばかり。

「山廃仕込み」や「生酛(きもと)造り」の説明を受けますが、すぐに理解するのは難しいですね。
山廃は山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)が正しい名称で、山卸という重労働で且つ加減の難しい工程を廃止してるものの、決して工程省略してるのではなく他に代わる方法で補っているとのこと。
難しいからこのブログでは省略します。 なお、山卸の工程は他の酒蔵で体験あり


仕込水冷却室
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香住鶴の醸造用水は敷地のそばを流れる清冽な幸谷川の伏流水です。 地下50mから汲み上げた水を水冷タンクで冷蔵しています。


ここで1階に降ります。

大きな貯蔵タンクがたくさん並んでいました。
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濾過・調合室 (画像無し)
新酒(原酒)や熟成した原酒をブレンド・濾過して、香り・色・味を調整し、一定の品質にします。


瓶詰め、ラベル貼り、箱詰め、出荷工程の部屋に案内される。
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この日は稼働してませんでした。 

お酒が詰められた箱をパレットの上に乗せるアーム状のロボットを初めて見ました。
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箱は一升瓶だと6本、四合瓶は12本、小瓶は24本単位で重い。 時間短縮と人員不足に効果。


2階で蓋が並んでるのを見た仕込みタンクの部屋を覗く。 (画像左側に大きなタンクが並ぶ)
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ブルーシートを被ってるのはお酒を搾るマシーン。

搾り工程について説明を受けました。
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案内役の店員さんには手タレとして出演して頂いた。


木桶もありました。
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香住鶴では昭和30年代には殆ど姿を消した木桶仕込みでもお酒造りをしています。

木桶仕込みの工程。
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ここでお店の冷蔵庫に木桶仕込みで造られた限定酒があるのでとお勧めされる。


酒蔵見学は約40分間、みっちりと知識を仕込んで頂きました。 大変ありがとうございました。



最後にお店(直売場)に戻り、お買い物タイムとなります。

初めはこちらの生酛純米生原酒を買おうと思ったんですが・・・
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通常商品でリーズナブルな価格1,400円(税込1,512円)です。

ですが、お勧めされた冷蔵庫の木桶仕込み生酛純米生酒も一応チェックする。 
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ここでしか買えない直売所限定酒(100本)で、四合瓶ですが3,000円(税込3,240円)もする。

試飲は出来ませんが香りを嗅がせてもらったところ、フルーツ系の華やかな良い香りがして、とても気になってしまいました。


顎に手を当て検討した末、購入したのはこちらの3点です。
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思い切って直売限定の木桶仕込み生酛純米生酒を買ってしまいました。 あと、数量限定山廃特別純米酒と酒蔵を訪れた証とする銘柄入りお猪口。 限定には弱い・・。 計税込5,292円、ちょっと買いすぎました。

生酛純米生酒は保冷バッグ&保冷剤で保冷して持ち帰ります。 飲むのが楽しみです♪


大雨災害のため目的地の舞鶴には辿り着けずに残念でしたが、帰り道での山陰海岸ジオパークのドライブや香住鶴の酒蔵見学がせめてものフォローとなりました。
Posted at 2018/07/11 07:54:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本酒 | 日記

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