
ブログ前編の続きとなります後編です。
深い茂みに覆われたトンネルのような石段を上り、山頂に着くと視界が広がりました。
大岬灯台です。

設置年月日: 昭和24年5月1日
設置位置: 島根県大田市(大岬)
構造等: 白色 塔形 コンクリート造
灯質: 単閃白光 毎6秒に1閃光
光達距離: 20.0海里 (約37km)
光度: 実効光度12万カンデラ
高さ: 地上から頂部 14.47m、 水面から頂部 69.43m
一般公開では、海上保安部の職員さんたちが、灯台の外、中、上で案内してくださいます。
一般公開イベントらしく万国旗が張られたなびいてます。
山頂は草が綺麗に刈られ整備されてます。

ちょっとしたスペースになっている。 なお、スズメバチの巣は完全駆除したとのこと。
反撃してきた残党についてはバドミントンのラケットで叩き落としたと武勇伝を語ってくれました。
木陰にあったベンチ。 ここを訪れる人たちのために海上保安部で買ったものと説明を受ける。

大岬灯台ではなく温泉津港灯台と書かれているのは謎。 別の灯台から持ってきたものでは?と説明と食い違う疑念が湧く。 海のもしもは118番。(8の文字は消えて見えない)
職員さんに促されて、ようやく灯台の中に入ります。
入り口頭上にあったプレート。

大岬灯台の初点灯と改築、昭和の日付が刻まれていた。
脇に並べてあったパンフレット類。

お帰りの際に持ち帰るとします。
M型点灯制御装置

大岬灯台の点灯・消灯、停電時の電池切り替えなどを自動で行っている灯台の心臓部と言える機械です。 (部屋の脇には停電用のバッテリーも設置したあった)
この機械は、上部にある灯器も含めた監視も行っており、機械に異常が発生した場合には直ぐに有線式灯台監視装置に信号を送ります。
壁上にあった受光部です。

昼夜を検知するための光センサーです。 センサー部分にフォトダイオードを使用し、明るさにより感知します。 この信号出力をM型点灯制御装置で受け、昼夜を判断して自動で点灯・消灯します。
一般公開では昼でも点灯させてました。 この受光部を暗く塞ぐなどの細工をしてたと思います。
螺旋階段を歩いて上に上がってみます。
いよいよ上は梯子になっていました。 両手で手摺りをしっかり掴みよじ登る。

梯子を登ると頭上に灯器があった。
LB-M30型灯器です。 光ってる、回ってる。 レンズは前後に2つあります。

中央にある屈折レンズと周囲にある反射鏡により電球から出る光の向きを水平に変換し、37km離れた遠方まで光が届きます。 12秒で1周し、海から見ると6秒に1回光って見えます。
光源の電球は、メタルハイドランプで約3年間使用できます。
外のベランダに出ました。

太陽は容赦なく照ってますが、海から拭く風があるので暑くはないです。 地上よりずっと涼しい。
青い海。

灯台の下を見ると高くて怖いが、遠くの水平線を見るととても綺麗な景色を望めました。
東側の景色。 青い海と砂浜が見える。 とても綺麗な眺望だ。
西側の景色。 こちらは岩場。
下を見るとあんなギリギリな場所に釣り人がいる。

波にさらわれないかと見てるこっちが怖くなる。
眼下には明らかに人の手が加わって固められた岩場。 波に侵食されて古そうなものだ。

昔、岩海苔を獲るためのものだったとか。 (ちょっと真相は謎)
大岬の付け根。

漁港の家が密集している。 あの間を抜けてここまでやってきました。 中央の高い山は三瓶山。
ズーム。 路駐のコルベット。
灯台が建つ山頂のスペース。 木陰に憩いのベンチがある。
そして、振り向けば光ながら回る灯器のレンズです。

灯台の上では結構長く20分以上過ごしました。 そろそろ降ります。
見学の後でお土産をもらいました。

大岬灯台のパンフ、海上保安部のパンフ、ビニールバッグ、ウエットティッシュ、バンドエイド。
以上で大岬灯台一般公開の見学は終了です。

大変ありがとうございました。
帰り道、お昼ご飯で通りすがりの喫茶店に寄ってみました。 昔からある店だけどこれが初訪問。

お店の名前はコスモスです。 アジサイの花が咲いていました。
店内はオーナーさんの趣味が色濃くモダンな雰囲気。 アンティークなテーブルと椅子が並ぶ。

お水は陶器の入れ物で出されました。
頼んだのは豚肉の生姜焼き定食です。

生姜焼きが濃く旨で甘くて美味しかったです。
食後に勧められたコーヒーを断固断ったら、おまけのサービスでお茶とお菓子が出てきました。

どうも、ご馳走様でした。(^^♪
Posted at 2018/07/15 10:40:49 | |
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コルベット | 日記