
全国には3万から4万もの城跡があるそうです。
ライフワークの一つとして日本100名城を中心にメジャーなお城を巡っていますが、今回登場する茶臼山城跡は全国に同名のお城がいくつも存在し、その中でもさらにマイナーなお城ではないかと思います。
今回の茶臼山城跡も地味ながら、お城巡り活動の一環としてブログに残しておきます。
標高171mの茶臼山は、奈良時代の出雲風土記では神名樋野(カンナビノ)と呼ばれていました。
「カンナビ」とは神の隠れ籠もるという意味で、「野」は草地の多い山のことを言います。
茶臼山(神名樋野)は、古代から神の籠もるところとして信仰された山でした。
専門学芸員による案内を聞きながら、神話や山城の角度で見る茶臼山登山に参加しました。

朝、集合場所の学習施設に到着の図です。 なお、同登山は
前回2014年秋に続く2回目の参加。
茶臼山は一人でも登れる小さな山ですが、専門の方のガイドを聞きながら登山することで、茶臼山城跡のことを少しでも学習しようと思った次第。
手渡された資料から、茶臼山城跡の縄張図と鳥瞰図(ちょうかんず)。

茶臼山城は、室町時代から戦国時代に築かれた中世の山城で、山頂の岩盤を平坦に削って郭を造成し、東西には大規模な堀切を、南北の斜面には複数の竪堀を掘って守りを固めています。
専門学芸員の方の挨拶・説明の後、参加者約30名全員で屈伸など準備運動をしてからスタート。

このときタイミング悪く、あいにくの小雨が降り始めました。
住宅街を抜けると登山口が現れました。

登りのルートは前回参加2014年のときと同じく西側からのアプローチ。
登山道は結構な急勾配です。

雨で足元が悪く、足を滑らせないよう慎重に登る。
山の尾根を断ち切るように掘られた大きな堀切。(主郭の西側)
山頂の主郭を目指す。
山頂に到着です。

だいたい20分くらいの登山でした。
ここが茶臼山城跡の主郭。

山頂には桜の木が数本ある。
茶臼山の山頂からの眺めはとてもよく、360度のパノラマが望めます。

平野部や宍道湖・中海を一望でき、交通や軍事行動に睨みを利かせる格好の位置にあることから、ここに茶臼山城が築かれました。
宍道湖方面の眺め。

天気が悪くて宍道湖はよく見えませんでした。
中海方面の眺め。

天気が悪くて中海もよく見えませんでした。
南西方面の眺め。
茶臼山(神名樋野)の説明板。
茶臼山城跡の縄張図。

この図の右手(西側)から登ってきました。
登ってきた西側ではなく、反対の東側の登山道を山頂から見下ろし覗く。

専門学芸員の方にこちら側にも大きな堀切があると説明を受ける。 樹木でよく分からない。
本当は山頂でゆっくりと過ごしたかったのですが、あいにくの雨模様でとても寒かったです。

10分ほどの僅かな時間で下山することに。
降りのルートも西側でしたが、途中から登りのときとはルート違ってました。

西側の大きな堀切の間を歩く。
主郭側面の山肌に人工的な石垣の跡を見つけた。(初見)
後はひたすら下山です。 急だった登りルートと比べると、降りは緩やかなルートでした。

雨降りで帽子や肩口が濡れていく。
以上で茶臼山登山は終了です。 茶臼山(神名樋野)/茶臼山城跡の遠景をバックに。

雨はちょっと残念でしたが勉強になり参加の意義はありました。 ありがとうございました♪
雨に濡れながらの登山で体はすっかり冷えきってました。

体が何か温かいものを欲していた。
五目うどんを頂きました。

鶏肉、三つ葉、ほうれん草、しいたけ、厚焼き玉子、蒲鉾、油揚げ。 五目なのに7品目入ってる。
これにネギと生姜をいつものように好きなだけたっぷりと入れて美味しく頂き体温まりました。

どうも、ご馳走さまでした(^^♪
Posted at 2019/01/11 20:06:02 | |
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