
土木遺産認定記念の三成ダム見学会。
それでは前編の続きとなる後編です。
13時からのプレミアムダムカードの配布とダム見学会までまだ2時間あるので、いったん三成ダムを離れ奥出雲おろちループまでドライブしてみました。
辺りの山々の紅葉を眺めながら走るオープンドライブは気持ちがいい♪

二重ループ道路のおろちループをぐるぐる回って上ったり下ったりして走ってみる。
奥出雲おろちループの道の駅に入って休憩。

缶コーヒーを飲んでいると、遠くにトロッコ列車の奥出雲おろち号が走っているのが見えた。
プレミアムダムカードの配布が始まる30分前に三成ダムの臨時駐車場に戻ってきました。

ここからプレミアムダムカード配布の受付へと向かう。 受付の前で13時まで待つことに。
受付テントの前にはプレミアムダムカード配布を待つ人々が群がっています。
その中でも全国から集まったダムマニアたちの注目を浴びてたのがこちら。

受付テント前にぶら下がっていた中国地方5県で配布している全72種類のダムカードです。
午前中は無かったのに、午後からこのパネルがぶら下がったみたい。
ここでいったん駐車場に戻り、車のトランクの中からたまたま?持って来ていた例の中国地方ダムマニア究極のコンプリートコース認定書(額に入れてる)を持ち出して再び受付テントの前へと戻った。

昨年10月より今年8月まで(冬季除く)の間、中国地方5県に点在する全72のダムをそれこそ隈なく巡り、血の滲むような苦労をして勝ち得た国土交通省中国地方整備局が認めた最高峰
中国地方ダムマニア 究極のコンプリートコース認定書 です。
「おおぉーっ!」 一斉に全国から集まったダムマニアの猛者たちの脚光を浴びることに。
質問攻めにされたり、ちやほやされて、持ち上げられては、ついつい嬉しくなる。
お母さんと一緒に来ていたダムカードを集めている少年の目に憧れの眼差しを感じた。
いつしか少年に夢を与える存在になっていたんだな。 またダム活動を復活させようかな?
受付テントのある場所から三成ダムを眺める。

昭和29年完成から61年経つ日本最古のアーチ式ダムである三成ダム。
ダム見学会もプレミアムダムカードの配布と同じく13時開始ですので、手前のまだ閉ざされている金網ゲート前には数人の見学希望者が集まっているのが見えました。
もちろん私もダム見学しますが、まずはプレミアムダムカードをげっとして安心しておきたい。
まぁ午前中に引換券をちゃんともらってるからカードは必ずもらえるわけですが。
13時になり引換券とプレミアムダムカードの交換が始まりました。

これが、
限定300枚!!土木遺産認定記念プレミアムダムカード!! です。
シルバーに輝いて眩しく見えました。

使われている写真が昭和29年完成当時のものというのも泣かせる。
ダム・データが記載されている裏面はゴールド色となっております。

シルバーやゴールドの配色にプレミアム感が漂う。
今回は同時に通常版のダムカードももらいました。(表裏とも青色)

通常版のほうは昨年、三成ダムを訪れたときにももらってるからこれで2枚目です。
さて、無事にプレミアムダムカードを手に入れて一安心したところでダム見学に向かいます。
昨年10月、初めて三成ダムを訪れたときは金網ゲートが閉ざされていました。(当時の写真)

ここからダム管理事務所に電話をして、職員さんに金網越しにダムカードを受け取りました。
しかし、本日はダム見学会。 時は来た!

金網ゲートは開かれていました。 ついに未知の世界への扉が開かれたのです。
実は、この三成ダムの見学会。 見学の段になって初めて知らされたのですが・・
昭和29年の完成から61年も経って、これが
民間には初公開の見学会 となるそうで!!
まさに最初!で最後?の大変貴重なダム見学会となっていました。
もしも次に見学会があるとするならば、それは三成ダムがユネスコ世界遺産に登録されたとき?!
金網ゲートを抜けて三成ダムの上を歩く。 上から下流側を覗いてみました。

日本最古のアーチ式ダム。 見事に湾曲したアーチぶりがよく分かる。
既に数名の人たちが左岸下流に降りてダム見学している様子も見えた。

一般見学者6名と緑色の制服を着た職員さんが1名。 皆ヘルメットを被っている。
ダムの上を渡ると小さなダム管理事務所がある。

午前中は三成ダムから数km離れた町のカルチャープラザで催された式典で記念講演「三成ダムを熱く語る」をされたダムマイスターの夜雀さんがいた。ここ三成ダム現地でも熱血解説者として参加。
三成ダムの上を渡りきり対岸に着きました。 ダム湖側から三成ダムを撮影。

古いコンクリートから浮き出た表情が完成から61年経つ歴史の重みを感じさせる。
ここから左岸下流に降りるダム見学会の列に並び始めました。
しかし、ダム見学は安全のため一度に6名ずつしか降りれないそうで列はなかなか進まなかった。
(結局、見学するのに50分並んだ。) そうなると、まず最初にダム見学を済ませてから、後でダムカードをもらったほうが賢かったと気が付いた時は既にお寿司。
左岸下流へ降りる見学会への列に並んで待ってる間に辺りが騒然とする。 なんと、昭和25年から昭和29年の三成ダム建設に携わったという、リビング・レジェンドの方が何の前触れなくひょっこり現れたというのだ。 これには自然発生的に拍手が起こりました。

訪れていたメディアも慌ててテレビカメラを向け、インタビュー取材が始まっていました。
列に並んで50分経ち、いよいよ左岸下流に降りて見学する順番が回ってきました。
ヘルメットを被り、下流へと繋がる坂道を降りて行く。
下まで降りて、三成ダムの下流側です。 水はかなり濁っています。
見学スペースとなるお立ち台。
ここから三成ダムを見上げてみました。

・・・・・・・・・・・。
特に職員さんの解説などは無いわけですけれども。

数分間、三成ダムを見上げて眺める見学会? (ダムをバックに記念撮影もしました)
まだ上には見学を待つ人々の列が待っているので、足早にダムの上に登って戻った。
まぁ、見学会はよく分からなかったですけど、これは大変貴重な体験だったということで。

そんな土木遺産認定記念の三成ダム見学会でした。
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【11/16追記】 このブログが記念すべき1000回目のブログであったと数日後に気付きました。