
いつもの港にて海上自衛隊の掃海艇「ひらしま」一般公開がありましたので見学に行ってます。
掃海艇とは、海域における海上交通の安全を確保するため重要な港湾や航路に万が一機雷が敷設されたとき、機雷を排除することを主な任務とする自衛隊艦艇です。
掃海艇「ひらしま」一般公開

いつもの港で自衛隊艦艇の一般公開が行われるのは、
南極観測船・砕氷艦「しらせ」以来3年ぶり。
一般公開の前日、
サメ祭の後で港に行ってみると既に掃海艇「ひらしま」は入港してました。

「ひらしま」が接岸してる岸壁に入場できないので金網越しに愛車との2ショット撮影です。
金網にカメラのレンズをこじ入れて掃海艇「ひらしま」を撮影する。

一般公開用? 甲板の周囲を落下防止の緑色ネットで囲んでありました。
正面から「ひらしま」。

前日視察はここまで。 翌日の一般公開が楽しみです♪
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一般公開の当日朝。 一般公開開始9時のところを少し早めの8時半に到着。

「ひらしま」が接岸する岸壁に入場可能になる前、金網越しに愛車との2ショット撮影です。
やはり金網にカメラのレンズをこじ入れて掃海艇「ひらしま」を撮影する。
岸壁へ入場できる時間になったので一列に順番で入ります。

先頭で入場するジュゴン9さんを車内から激写。 暑い中、遠方からなんとカブで来られてました。
岸壁上では掃海艇に横付けならず、指示に従い車を並べて停める。
ジュゴン9さんのホンダ・クロスカブは掃海艇に横付けでした。 羨ましい。
そのジュゴン9さんからこの場で嬉しいサプライズプレゼントが。 (掃海艇とは全く関係無い)

’68COPOカマロのホットウィールを頂きました! ありがとうございました♪
掃海艇「ひらしま」 MSC601

基準排水量:570t、全長:57m、最大幅:9.8m、深さ:4.4m、機関:ディーゼル機関2基・2軸/補助電気推進230kw×2軸(電気推進器)、速力:14kt(時速約26km)、乗員:40名、兵装:20mm機関砲×1/掃海装置/掃討装置
掃海艇「ひらしま」はひらしま型掃海艇の1番艇。 佐世保基地を母港とします。

掃海艇の艇名は日本の島の名前から命名されていて「ひらしま」は長崎県にある平島に由来。
なお、この同日に2番艇の「やくしま」が隠岐の島で一般公開されていました。
艇尾にあるラッパ、スピーカーのような物は穴が貫通してて、掃海電線を通すものだとのこと。
旭日旗は日本の誇りです!

旗はたなびいておらず。
9時の一般公開が始まるのをタラップの前で待つ。

9時ジャスト、一般公開開始の合図とともに乗艇しました。
艇尾から乗って右舷側を艇首に向かって進む。 木製の床、甲板の上を歩いてます。
艇首。

船首の日本国旗もたなびいてません。
20mm機関砲(JM61-M)

艇首にある兵装が20mm機関砲です。 全長:2300mm、重量:740kg、最大射程:4500m、有効射程:2000m、発射速度:1分間に450発
本砲は、バルカン砲JM61Mを主体とし、主として海上自衛隊の小型艦艇用に設計され、沿岸警備等を目的とした人力操作の小口径機関砲である。
口径20mm、空冷式6砲身、他励動力の駆動発射方式による450発±50発/minの発射速度の性能を有し、20mm機関砲(JM61-M)と呼称する。
今度は艇の左舷側を通って艇の中央に。

Wi-Fi使えます。
レーダーマストに掲げられた信号旗は「WELCOME」が表示されている。

おっと、風が出だして旗がたなびいてます。
操舵室の前にある甲板です。 木の床、板目がよく分かる。

ひらしま型掃海艇の船体はほとんど木で作られてます。(次世代の掃海艇からはFRP製)
木製なのは、機雷に磁場の変化に反応し爆発する磁気機雷があるためです。 エンジンなどの金属を使った装備品はアルミニウムや青銅鋳物を使っています。 艇内に搭載する電子機器やテレビ等の磁性物品には、これらの磁気を消すための消磁装置も装備しています。
操舵室に入りました。(艇橋という言葉は無いらしい)
早速、艇長席に座ります。

お決まりの望遠鏡ポーズ。
操舵室の窓から前方に見える白い船は海上保安庁の巡視船「きそ」です。
自動操艦装置
操舵ステアリングには触れることができませんでした。

お願いされてしまっては無理なことは出来ない。
操舵室から梯子のような階段を降りて艇内の食堂です。

冷たいお茶が用意されてたので熱中症対策に頂く。 アンケート用紙もありここで記入する。
士官室に潜入!

上層部が仕事や食事をする部屋です。 ここでも艇長席に座っての記念撮影です♪
艇の内部から光に導かれ艇尾に出ます。
水中航走式機雷掃討具 S-10
従来の機雷処分具と違い掃海艇の前方を走り、装備している機雷探知機で機雷を発見し掃海艇が機雷の被害を受ける前に、爆雷及びカッターにより機雷を爆破または切断処分します。

S-10は「ひらしま」型掃海艇から装備されています。
感応機雷を掃海する感応掃海具。

発音体や展開器など海中に曳航するための電線が巻かれてます。
掃海具曳航浮標

発音体や展開器など海中に曳航する掃海具の位置を示す目印になる浮きです。
発音体

発音体が発する船舶のスクリュー音に類似した音波で音響機雷を作動させ処分します。
これまでいくつかの型の掃海艇の一般公開見学をしてきましたが、この装置が初見でした。
(これまでもあったけど気が付かなかった?)

こちら側に水中処分員(潜水士)が横になって入ります。
この装置は再圧タンク(2人用)という潜水病になった水中処分員(潜水士)を治療する装置です。

もう一方のこちら側には水中処分員(潜水士)が座って入ります。
旭日旗は日本の誇りです!

風が出て旗がたなびいてくれました。
今回の一般公開で貰った掃海艇「ひらしま」のパンフレットと

自走式機雷掃討具S-10のレアなペーパークラフトです。
以上で掃海艇「ひらしま」の一般公開見学を終えてます。

新たに知ることもあって勉強になりましたね。 ありがとうございました♪