通勤バイクの異音問題は、ウォーターポンプの交換により解決しました。
それまでの経緯と反省点を簡単にまとめました。
ある朝、何時ものようにチョークを引いてエンジンを始動
発進して5m程度のところで突然ガリゴリと膝下付近から異音が発生
ヘルメット越しで聞く限りフロントタイヤとフェンダーの間に異物が挟まって擦れるような音でした。
慌てて停車すると一旦異音は収まり、走り出すとまた鳴りました。
それを3回程度繰り返し異音は一旦落ち着きました。
出勤する都合上エンジン回転を控えめでそのまま走り続けました。
すると今度はタンク内でナットが暴れているような異音がするようになりました。
車速、エンジン回転数に相関を感じません。
強いて言えばエンジン回転が下がる時異音が発生しやすい感じですが全体的には不規則に発生します。
ZZR250のエンジンはカム回りで異音が発生しやすいエンジンと言われているのでまず最初にカムチェーン周りを疑い
カムチェーンガイド前の破損を発見し交換しました。
しかし不規則な異音は鳴り止む事は有りませんでした。
またこの作業実施時、カムシャフトキャップを取り外した際にコッターがシリンダーヘッド上で落下し行方不明になりました。
ヘッド周りをくまなく探しましたが見つからずプラグホールからシリンダー内に入ってしまったと判断しシリンダーヘッドを外しました。
しかしシリンダー内でコッターを発見することは無く
再捜索の結果クラッチ下側で発見しました。
カムチェーンホールに落下してクラッチ下に転がり落ちたようです・・・
カムチェーンガイド前交換に続き
カムチェーンガイド後も交換しましたが状況に変化はありませんでした。
これまでの作業でシリンダーヘッド、カムチェーン、クラッチに問題が無い事が分かりましたが異音は鳴り止みません。
なのでエンジン左側を調査する事にしました。
ジェネレーターカバーを取り外し確認しましたが特に問題は有りませんでした。
腰下をオリジナルエンジンと丸交換しなくてはならないかと考えつつジェネレーターカバーを外すためにウォーターポンプから2本のパイプを外していたので何気なくポンプ内部を触診してみました。
するとポンプの軸受に破損が有るようでインペラがガタガタに動きました。
その後オリジナルエンジンから
ウォーターポンプを移植し無事異音は解決しました。
今回の反省点
・異音発信源の特定が最後までできなかった
サウンドスコープの購入、使用も考えましたが判断出来る経験が無いので見送りました。
・養生不足
シリンダーヘッドの部品を外す際はプラグホール、カムチェーンホールを養生をしないと余分な作業が発生する。
・老眼
カムシャフトの位相合わせする際にカムチェーンのコマ数を目だけで数えるのがとても難しく指で触って数える必要があった。
Posted at 2021/06/12 09:24:59 | |
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