2016年7月26日に交換したドアロックポンプ PSEが
故障しました。
故障の真因は、モーター固定ビスが外れていた事によるものなので
製造不良とも思えます。
前回は時間の関係から
新品のPSEを購入し交換しましたが、今回は破損したポンプをオリジナルのPSEから移植しニコイチ修理を行いました。
新品交換すればノートラブルで廃車となるまで使用できると思っていましたが、今回の件でバックアップのPSEが欲しくなったので準備することにしました。
これまでの状況を整理すると
・車両オリジナルPSE1号は、16年6ヶ月 230000Kmで故障
原因はポンプモーターのブラシ消滅
>新品購入したPSE2号に交換。
・PSE2号は、5年5ヶ月 57000Kmで故障
原因はポンプモーターが脱落しポンプを破壊
>PSE2号にPSE1号のポンプを移植再生し復旧
・余っているのはPSE1号筐体と不良モーター+不良ポンプ
>交換用モーター+ポンプを入手、移植すれば再生可!
というこで、再生用にPSE3号を購入しました。
上側がPSE3号:210 800 1748で下側がPSE1号:210 800 1348です。
パット見は同じ用に見えますがオプション551 Anti-theft warning system対応のため1348の方はコネクタ数が多いです。
ドナーのPSE3号をバラしていきます。
上の写真では既に外れていますがコネクタパネルのロックを解除して外します。
上面のトルクスビス3本を外し
底板の爪を解除し
上カバーを取り外します。
手前が3号で奥側の1号の方が実装部品も多くなっていますがメカ部品は共通に見えます。
ポンプアッシーを取り外すためにモーターからケーブルを取り外します。
今回モーターをバラさなくても丸穴から見える板バネの位置である程度ブラシ残量を判断できることに気がつ来ました。
(ポンプモーターバラシの記事は
こちら)
ブラシが摩滅した1号のモーター
左下丸穴の端に板バネが見えます。
現在使用中の2号のモーター
丸穴の1/4付近に見えます。
3号のモーター
一番残量が多く見えます。
ポンプユニットが外れたので今回も単体動作確認を行います。
この写真の極性でポンプはバキューム動作し、反転させると加圧動作します。
問題なかったので1号に3号のポンプユニットを取り付け
ケーブルをはんだ付けしスポンジリングを取り付けます。
上カバーを取り付け
コネクタパネルを戻します。
最後に車両から2号を取り外し
再生済み1号を取り付け動作確認をおこまいます。
確認の結果問題なく動作しました。
再生済み2号には古い1号の古いポンプが移植されているためか、再生済み1号よりもポンプ動作時間が長いです。
悩んだ末、再生済み1号を使用することにしました。
Carsoftでスキャンするとモーター故障時のエラーが複数ストアされていたので
Error Code : B1436
B1436 Central locking secure time to long, air capacity to high.
Error Code : B1436
B1436 Central locking secure time to long, air capacity to high.
Error Code : B1438
B1438 Central locking secure time to long, air capacity to high.
Error Code : B1436
B1436 Central locking secure time to long, air capacity to high.
Error Code : B1726
B1726 Terminal 30
Error Code : B1713
B1713 Alarm triggered via right front door contact switch
Error Code : B1713
B1713 Alarm triggered via right front door contact switch
エラー履歴を消去し作業終了です。
今回再度PSE修理の情報をネットで検索しましたが、
ブラシの移植で修理するツワモノもいました・・・
まだまだ精進が必要です。
Posted at 2021/12/26 07:35:37 | |
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