先日
エアクリーナーエレメント交換時に、バキュームチューブの状態確認をしたところM112&M113共通ウィークポイントであるインテークマニホールドバキュームチューブ
破損していることがわかりました。
熱により硬化し最終的に折れてしまいました。
こちらのスレッドに有るように修理するにはいくつかの方法があります。
1.インテークマニホールド新品交換
おそらくディーラー修理だとこの方法が取られると思います。
正しい修理方法で最もコストがかかります。
ガスケットと合わせ、個人輸入しても送料込みで$1100程度でしょうか。
2.
社外品スペシャルチューブ交換
インテークマニホールドを降ろし殻割りしてチューブを交換します。
マニフォールド交換より安く修理できますが、チューブだけで$80程度とちょっと納得行かない価格です。
3.継ぎ手接続
残ったチューブに樹脂又は金属の継ぎ手を取り付け修復する方法です。
継ぎ手を取り付けるにはインテークマニフォールドを降ろす必要があります。
この方法であれば必要なのは、ガスケットと継ぎ手だけなので
国内調達しても5千円程度で揃えられそうです。
そして今回修理するにあたって選んだ方法は上記3つではなく、新たな方法でトライしました。折れ残りのチューブがそれなりの長さで残っていたので、インテークマニフォールドを降ろさずJ型のパイプを作成し車上で差込み固定する方法で行いました。
この方法のメリットはコストが安くリスクが少ない事にあります。
必要な部材は真鍮パイプのみで1000円程度
インマニ降ろし作業が無いのでガスケット交換の必要も無いだけでなく
劣化した配線や樹脂部品の二次被害破損も防止できます。
理想の実現にに向け作業を開始します。
折れたチューブの内径は4mmなので外径4.1mmの真鍮パイプを購入
片側を木ねじで塞ぎ
ガーデン用に在庫している珪砂を
真鍮パイプに詰めます
カセットコンロで炙ったら
ボルトに巻き付けUの字に曲げます。
砂を抜いたら
もう一度炙って
焼入れして強度を上げました。
J型になるようにカットし
バリ取りして先端を整えます
取り付けを試みましたが思ったよりチューブが硬化していて
うまく差し込むことができませんでした。
なので一旦取り外し先端をテーパー加工し
長さ合わせのケガキでパイプカッターでカット
工具を駆使してなるべくパイプを深く差し込み
固定してバキュームチューブを取り付けます
他の部品を組戻し真鍮パイプへバキュームゲージを接続しエンジンを始動
無事バキュームが立ちました。
念の為フラップアクチュエータを
バキュームして動作に問題ないことを確認し
全て元通りに戻しました。
再度エンジンを始動しレーシングしましたが、フラップアクチュエーターの動作を確認することができませんでした。なのでソレノイドバルブを取り外し抵抗値の確認
バルブ開閉動作の確認
を行いましたが問題有りませんでした。
コネクタに接点復活剤を塗布し組戻しました。
インテークチャンバー接続パイプの緩みも気になったので
結束バンドで補強しました。
たしかインテークマニフォールドのフラップ制御は学習機能が有ったような気がします。暫く二次エアダダ漏れ状態が続いていたはずなので現状フエイルセーフ制御がされている可能性が高そうです・・・
総走行距離279150Km
フラップ正常動作確認に向け勉強します。
※追記
2021年04月18日追加調査1:
インマニスイッチオーバーバルブY22/6動作について
2021年04月29日追加調査2:
インマニスイッチオーバーバルブY22/6が駆動!
Posted at 2021/04/17 15:46:28 | |
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