先日購入したKTCのデジラチェ
GEK085-R3と
GEK030-C3を直結してトルクを計測してみたところ、計測値の差が思っていた以上近い値になりました。
もちろん正しい校正方法ではありませんが手持ちのトルクレンチの簡易校正を行うことにしました。
上から順番に
Craftsman 44546 35〜340N・m
Hazet 5122-2CT 40〜200N・m
Proto 6006MA 1〜10Kgf・m
KTC GEK085-R3 17~85N・m
KTC GEK030-C3 6~30N・m
まず最初に一番新しいGEK085-R3を基準に二番目に新しいGEK030-C3を直結し簡易校正をします。
GEK085-R3 GEK030-C3
17.0N・m 17.0N・m
29.0N・m 29.8N・m
予想以上にずれが少ない結果となりました。
次に手感覚で狂っている事が分かる一番古いProto(89年頃購入?)を3点で簡易校正します。
Proto側を1,5,8Kgf・mに設定しデジラチェで測定すると
Proto デジラチェ
1.0Kgf・m(9.81N・m) 5.9N・m
5.0Kgf・m(49.03N・m) 43.0N・m
8.0Kgf・m(78.45N・m) 70.0N・m
がたがたな結果となりました。
なので調整を行います。エンドキャップを取り外し
ナットを取り外し
ハンドルを引き抜きます。
ハンドルが副尺となっているのでノッチをずらしてハンドルを組み戻せば調整ができます。
調整後の簡易校正結果は
Proto デジラチェ
1.0Kgf・m(9.81N・m) 11.0N・m
5.0Kgf・m(49.03N・m) 46.0N・m
8.0Kgf・m(78.45N・m) 75.0N・m
と、残念な結果となりました。
続いてHazet側を40、80N・mに設定しデジラチェで測定すると
Hazet GEK085-R3
40.0N・m 41.0N・m
80.0N・m 81.0N・m
とかなり近い値となりました。
そして最後にCraftsman レンジが広いのでデジラチェとHazetで計測します。
結果は
Craftsman GEK085-R3 Hazet
35N・m 34N・m
80N・m 81N・m
100N・m 104N・m
150N・m 153N・m
200N・m 201N・m
満足できる値です。
Protoは後日時間を見つけてバラシクリーニングを行い改善するかの作業を行うつもりです。
Posted at 2020/12/27 15:28:18 | |
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