近年のF1は地上波やBSで放映しなくなったし、レギュレーションが
コストだの環境だのをやたら意識した感じだし、ちょっとした話ですぐ
ペナルティになる事が多いし、ドライバーも若い子が多いのは良いん
だけど、何処となく没個性な良い子ちゃんが多いように感じられるしで
すっかり縁遠くなりましたが、チームラジオの動画を見てみると・・・
メディアに対しては優等生的な発言の多いドライバーも、
いざレースになるとナマの感情を曝け出していることが
多く思え、見ていると面白いもんですね♪ヾ(*´∀`*)ノ
そう考えると、セナ選手やプロスト選手及びマンセル選手やベルガー
選手など、今よりも個性のあるドライバー揃いの'90年代初頭にチーム
ラジオが公開されていたらもっと面白かろうし、特に以下のGPで見て
みたいと思ったものを(動画とヘタクソな解説込みで)挙げてみます。
③1990 San Marino GP
マンセル選手(フェラーリ)がベルガー選手(マクラーレン)とトップ争いを
している最中に、ベルガー選手に幅寄せを喰らってコースアウト。
その後マンセル選手はスピンターンでコースに復帰して、ファステスト
ラップを叩き出しつつ再度ベルガーに迫ったもののエンジントラブルで
リタイヤしたため、ティフォシの前で勝利を挙げられませんでした(泣)
※ちなみに勝者は同じイタリアンのパトレーゼ選手(ウィリアムズ)でした。
④1990 Japan GP
スタート直後の第1コーナーでセナ選手(マクラーレン)とプロスト選手
(フェラーリ)が衝突して、非常に後味の悪い形でセナ選手がワールド
チャンピオンを決めた一件ですね。
セナ選手とプロスト選手がスタート直後に、ベルガー選手(マクラーレン)が
それから間も無くして戦列を離れ、マンセル選手(フェラーリ)ぶっちぎりで
トップを快走しておりましたが・・・
タイヤ交換を済ませてピットアウトした後に悪夢が襲いました( ;´Д`)
⑤1992 Monaco GP
モナコGP史上、いやF1GP史上屈指のバトルとしてあまりに有名ですよね?!
三宅さんの実況もエラく熱いものがありましたし♪(*´艸`*)
※詳しくはこちらをご覧下さい。
⑥1992 Hungary GP
これまで('86年、'87年、'91年の)3度ワールドチャンピオンを逃してきた マンセル選手(ウィリアムズ)が念願のワールドチャンピオン獲得を決めた
ラウンドです。
そんな中でも無線が聞こえたラウンドが実は二戦ばかりあって・・・
⑦1991 Brazil GP
セナ選手がF1にデビューしてから幾度もグランプリを勝ち、二度ワールド
チャンピオンを獲得しているものの、何故か母国ブラジルGPでは勝てずに
いましたが・・・
デビューして7年経った1991年、ついに念願の母国GP優勝を果たし、その
喜びのあまりに泣き叫びながらウィニングランをした一幕です。
このラウンドの中継を見ておりましたが・・・
当時セナ選手やマクラーレンが強過ぎて嫌いだったボクも
素直に感動させられました( ;∀;)
ちなみにこの一件で無線を傍受される事を恐れたマクラーレンは、翌1992年
から導入する予定だったケンウッドのデジタル無線を前倒しで導入する事を
決めたのだそうな・・・(;´∀`)
⑧1994年 Japan GP
ウエットコンディションでなおかつスピンやクラッシュが多発したことに
よって2ヒート制で行われ、見た目順位ではなく合計タイム差で順位が
決まるため、しばらくしないと本当の勝者が決まりませんでしたが、ヒル
選手(ウィリアムズ)の勝ちが決まった瞬間に喜びの声が上がり・・・
見た目が上品で如何にも英国紳士な雰囲気を持つ人がこれだけ感情を
露わにした事が意外に思ったのと同時になんだか親近感が湧いて応援
するようになり、次戦のオーストラリアGPでワールドチャンピオンを争って
いたドイツのアゴ男にぶつけられて終わった事にとても腹が立ちましたし、
翌々年にワールドチャンピオンを獲得した事を喜ばしく思いました♪(*´艸`*)
と言うわけで、今のF1でチームラジオを聞けるのも面白いんですが・・・
日本に於いてF1がブームになっていた時代にチームの無線が聞けていたら
さらに面白かろうと思い、あれこれ書いてみた次第です。