抜刀道昇段審査

かれこれ二週間以上前のブログネタですが 最近ブログ自体をサボリ気味であった為 記しておこうと思います


先日 抜刀道の昇段審査がありました 内容としては第一次審査は私の所属する「日本抜刀道連盟」という団体の制定刀法10本の技の演武 第二次審査はその技で実演の畳斬りというものです 午前中に講習会を行って 午後から希望者は受験するという流れでした


結果は第一次突破!それはもう心を込めて演武しましたから! 続く第二次の試斬 7本目の敵右脇腹から左肩へ斬り上げて同じ太刀筋で斬り下ろす いわゆる剣豪・佐々木小次郎の「燕返し」 この技で斬り損じがあって不合格となってしまいました

普段マンツーマンでご指導を頂いている先生がおっしゃるには「今回午後から初～5段を受けた者は10人ぐらいいたが 第一次審査の形の演武は君が一番上手だった 今回は100点満点中の70点の出来である 20代で4段に昇段というのはそうそうおらんぞ だから次回に向けてしっかり励めよ」 とのことでした


講習会参加の当初は稽古不足で受験資格などまだ無いと思ってただけに 大変嬉しく また拍のつくお言葉でした 抜刀道の稽古再開から一年半余り 居合道同様にブランク解消の為 めくらめっぽうに躍起になっていたので まずは自分の現状（同じ3段でも4段に近いのか そうでないか）を知るのに 良い客観的評価を頂けたと思います


その先生ですが やや意味深なこともおっしゃっておりました「最近は体調もあまりよくない 私も71歳となって 後先も短い いつまで剣を振れるか分からん だから早く師範代ともなる後継者を指名打者として育成しておかんとなあ」「君も忙しいとは思うが しっかり剣の道を進んでくれよ」


何を縁起でもないことを!先生は生涯現役です!と 返しておきましたが そう言われてよくよく考えると 先生門下では一番の古株の弟子でもある我双肩にかかる責も重くなって来ます 私自身「この師から学べるものは全て学び取りたい!」という思いもありますが 残された時間は 実はあまり無いのかも… そう思うと 居ても立ってもおられません


いつか 師のレベルに到達できる迄 色々と模索しながら剣の道を邁進したいと思います