
<小田原どん!@小田原>
101204(土)。午前中は藤沢でフットサル。終了後、さてお昼をどうするか…天気も良いし、噂の「小田原どん」でも食してみよう、と、134号線を西進、小田原に向かう事に。
西湘バイパスを小田原ICで降りて、一号線を箱根方面へ向かうと小田原駅。駅前の商店街を中心に、現在21の店舗が参加し、「小田原どん」を出しているそうです。
HPによると、その定義は、
一つ、小田原の海と大地で育まれた食材を一つ以上用いること
二つ、伝統工芸品・小田原漆器の器に盛って饗すること
三つ、お客様に満足していただき、小田原がもっと好きになるように、おもてなしすること
とのこと。海鮮から足柄牛まで、かなりのバリエーションが目白押しです。これはちょっとコンプリートしてみたいかも。
ビート徘徊:1012-01 蹴球ツーリング@小田原/Go West! の事
Flickr:101204 Touring@134line odawara hayama
元気おだわら|小田原どん
小田原|割烹 清風楼
<あおものちょう@小田原>
今回は青物町商店街へ。
国道沿いに入口とパーキングがあり、車でアクセスし易くグッド。
街道沿いの古い商店街。ちょっと風情のあるアーケードが良い感じ。
ハマーさんもいい味出してます。
ちょい恐(笑
<清風楼料亭サイド@小田原>
商店街内にある、料亭「割烹 清風楼」さんにお邪魔してみました。
創業は生麦事件のあった文久2年(1862年)。小津安二郎も愛した老舗です。
最初はこの料亭側の入口を見て、あまりの格式の高さにちょっと躊躇が…(笑

<清風楼食事処サイド@小田原>
食事処は反対側の別入口だったのでした。こちらはわりとフレンドリィ。
「小田原どん」ののぼりもたなびいてます。

<小田原どんYeah!@清風楼>
清風楼さんの小田原どんは「アジのつみれ丼」。
アジのつみれの卵とじが、美しい小田原漆器の器にたっぷり。小鉢に小田原野菜の煮物と赤だし、香の物。
つみれ丼は生姜の風味も爽やか、隠し味に小田原名産の梅味噌。歴史ある料亭らしく、どの品にも出汁の旨味が横溢。和食はここが命。繊細な調和が嬉しい逸品です。

<断面ショー@清風楼>
つみれはもちろん地のマアジ。プリップリのシコシコ。アジの旨味がぎゅっとつまっています。柚と梅味噌の香りがまた鼻腔をくすぐりますです。
実は…正直他の海鮮山盛り系や牛肉ステーキ系の小田原どんと比べると、若干地味かなぁと思っていたのですが、それはまったくの当方の不見識。「地味」でなくて「滋味」とはこのことです。美味しゅうございました…
<漆器最高!@清風楼>
前述の通り、伝統工芸品の小田原漆器がまた見事。
しっとりと手のひらに吸い付くようなこの器。品良く収まり良く見目麗しく。料理を更に引き立てています。器大事ですね。
ちなみに…こちらの漆器、なんと一組で8万円は下らないとか。
帰ってからググル先生にお聞きして知ったのですが、知らずとは言え、あんなにベタベタ触ってしまって良かったのでしょうか(笑
ある意味この器を用いるためだけでも、小田原まで足を伸ばす価値がございましょう。
<切り取られた海@御幸の浜>
小津安二郎さんがこの清風楼に通った理由は、料理もさることながら、清風楼の芸者・栄女さんがお目当てだったとか。
出会いの年、監督31歳、栄女さん19歳。いい話しです。小津さんの歌にも残っています。
小田原は灯りそめをり夕心
明けそめし鐘かぞへつゝ二人かな
恋歌 恋句 10.小津安二郎
お店から徒歩数分の、御幸の浜へも何度も散歩したそうで、当方も足跡をなぞってみたり…
って、ここ見た事ありますよ!
続きます。
ビート徘徊:1012-01 蹴球ツーリング@小田原/Go West! の事
Flickr:101204 Touring@134line odawara hayama
元気おだわら|小田原どん
小田原|割烹 清風楼
D
Posted at 2010/12/06 22:59:28 | |
トラックバック(0) |
ビート徘徊 2010 | 旅行/地域