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2010年01月13日 イイね!

映画:1001 「マッハ!弐」観覧/タッチャコーン・イーラム最強伝説(※ネタバレ有) の事

Canon PowerShot G10 100110、日曜日は川崎で映画などを。当初はアバターを見るつもりだったのですが、東急シネマの日につき大混雑でソールドアウト。代わりに「マッハ!弐」を見て参りました。
 マッハ!弐(ONG-BACK2)|KLOCKWORX公式サイト

 いえいえ、自分で書いといてなんですけど、「代わりに」だなんてとんでもない!むしろこちらの方が待望していました。期待通り素晴らしかったです。
 前作マッハ!!!!!も大好きだったのですが、今回はさらにアクションが凄いことに。CG・ワイヤー・スタント・早廻し無し。ポスターの謳い文句に偽り無しの快作でした。

 ちなみに主役のトニー・ジャー(タイ名:タッチャコーン・イーラム、本名:パノム・イーラム)は今作も監督・原案・武術指導・主演の大車輪。そのアクションはさらに鋭さを増し、得意のムエタイ以外にも、酔拳など各種形意拳、詠春拳、長春八極拳、截拳道。居合いに槍、三節棍他など武具操作も披露。34歳、円熟度を増したすごみのある動きは、まさにジャッキーの後継、ブルース・リーの系譜を真に継ぐ者。映画史上最強の身体能力だと断言します!したいです!しちゃおうかな…してもいいんじゃないかなぁ…と。
 でもホントに凄いんです。いまさら私がオススメするまでもありませんけど、お好きな方にはたまらないはずです。随所に登場する、タイの民族舞踏シーンも美しく、ヒロインも可憐。象さん渡りも無駄に凄い!!
 ま、とにかくトニー・ジャーのアクションです。これはホントーに文句無し。私の素人目には完璧です。
 
 ただ、前作のように、単純明快で爽快な娯楽作品かと言いますと…実は今作は前作とは違う舞台設定のため、上記の武術の数々が「武道」「護身」としてではなく、文字通りの「殺人術」として駆使されています。かなり陰惨なシーンの連続で…
 コレ以上はネタバレになりますので、捨てカットを挟んで下に続けます。これからご覧の方はスルーお願いいたします。

Canon PowerShot G10
<ラゾーナ川崎 ルーファー広場>

Canon PowerShot G10
<MUZA川崎>

Canon PowerShot G10
<あ、富士山>


 さて、ちょっとネタバレです。
 今作の舞台は、15世紀、スコータイ朝からアユタヤ朝に移る戦国時代のタイ、と言う時代設定。現代劇であったマッハ!!!!の続編だとばかり思っていましたので、いきなりハードパンチを受けました。
 ちなみに、アユタヤ朝タイ王国には日本人も多数移住しておりました。有名な山田長政等は国王から爵位も授けられるほど。今作中でも日本人の武士が多数登場していますけど、それなりに根拠あっての設定なのですね。ま、ニンジャーの登場までは、ちとやり過ぎかもしれませんけど。

 トニー・ジャー演じる主人公のティン(ここは前作と同名)は、スコータイ朝の将軍の子息という役柄。いきなり両親が殺害され、まだ幼い当人は奴隷として売られ、徒手空拳でワニと戦わされる羽目に。そこから山賊の頭目に拾われ、その元であらゆる武術をマスターするという流れ。
 舞台は戦国、しかも山賊になるわけで、主人公ティンもその卓越した技術を恣に使い、ざっくざく人を殺します。華麗なその殺陣ぶりはちょっと爽快なぐらい。アクションとしては本当に素晴らしい限り。その後長じたティンは山賊の跡目を襲う前に、親の敵にして国を奪わんとする元将軍を討つべく、新たな旅へ。首尾よく敵を討ち果たし、山賊の本拠地へと戻るのですが…
 最後の最後になって、さらに激越苛烈な闘いが。CG無し、生身の真実のアクションは見ているこちらも辛くなってくるほど。ラストの10分は息も出来ず。アクション映画史上に残るカットの連続でありました。凄まじく、それでいて美しい…
 そしてラストの悲劇的な結末…能天気な映画に毒されていた私は、最後までハッピーエンドがくるものと…

 「悪しきカルマによってティンは死んだ。みんなの祈りがあれば、ティンは輪廻転生出来るかもしれない。」

 うろ覚えですが、ラストのブラックバックの白抜き文字です。バツっとこれで終了。ほとんど事故にあったような衝撃でした。まさかこうなるとは…そんな感じで、ほとんど呆然と映画館を後にしました。「セブン」以来のショックです。

 今にして思いますと、結局、監督原案者としてのトニー・ジャーは反戦非暴力を訴えたかったのだと思います。俳優としてはパーフェクトな暴力を体現していた彼だからこそ。
 劇中でも、例えば幼年期のティンの舞踏の師の言葉、人を殺めた夜のティンの表情、水鏡の自影への血の贖罪、そしてラストのカルマ…因果応報の言葉。暴力の連鎖の無慈悲さ無意味さを…
 例えば、一般のハリウッド映画でしたら、目的の為の殺人を、肯定非肯定を考えるいとまも無く、いとも容易く表現しています。邦画でも、勧善懲悪の大義名分の元に、暴力を肯定する事もあるでしょう。今作は熱心な仏教国のタイの映画ならではのこのエンディングだったのかもしれません。個人的には、思想としてもの凄く共感するものがあります。戦争ならば人を殺していいのか?大義名分があれば?マキャベリズム?聖戦?敵討ちなら?自衛なら?今の私のラインは、自衛まででしょうか。それ以上は。
 と、申しますか、これってアクション映画のシナリオとしてはちょっとね…

 あ、でもマッハ!弐はタイで成功を収めており、既に3の撮影に入っているのだそうです。
 悪しきカルマを断ち切った、新たなるティンが、上の私の妄想を踏まえた、アクションの新天地を見せてくれると期待しております。活殺表裏一体。殺人剣を極めた末の活人剣的な。
 でもこれを面白く娯楽として昇華させるのはもの凄く難しいでしょうね…特に時代劇としてはほぼ不可能。マッハ!1の用に、法治の前提あっての現代劇でないと成立出来ないような…それとも因果応報輪廻転生モノとして、ムアコックのエレコーゼとかエルリックみたいなエターナルチャンピオン的展開も面白いのかしら……

 ま、そんな妄想はひとまず置いて置いて、難しい事考えずにアクションだけ見て、ムエタイスゲー!ひじ討ちコエー!象デケー!と感動するのが一番ですね。
 とにかくトニー・ジャーは凄い!最強です!!


Posted at 2010/01/13 22:18:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2009年10月30日 イイね!

映画:0910「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」観覧/4 Words の事

CANON PowerShot G10
<閉店間際のラゾーナ、遠くにMUZA>

昨夜は近所の109シネマにて、行ってきました「THIS IS IT」。
公開二日目ということもあり、木曜の夜にして満員。注目のほどが伺われます。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT オフィシャルサイト


CANON PowerShot G10
<ネ申になっちゃったよ>

って、そんなことはどうでもいいのでした。
GodになってしまったKing of Popの素晴らしさを、ただただ伏し拝むが如く拝観する二時間…リハにしてこの完成度、もはや言を尽された感もありますが、やはり夭折はあまりに惜しい。

ロンドン公演の発表を聴いたとき、私も思ったものです。12年ぶり、しかも50を過ぎて昔のように踊って歌えるのかしら?そもそも本当に開催できるのか?…結論として、それはまったくの杞憂だったわけです。
スクリーンの中のマイケルが見せるダンスのキレ、ハリのあるヴォーカルは、リハとは言えほとんど完璧でした。特にバラードの素晴らしいこと…Human NatureやHeal The Worldのファルセットは至高。本物のスターに年齢は関係ないのです。
細かく見ていけば、Beat It!やBadなど、アップテンポな曲では、マイケルも完全には入り込んでいない様子も見て取れます。高完成度とは言えリハですし、このあたりはライブの現場で観客のグルーブが加わって初めて完成されるものなのでしょう。だからこそ…
しかし、リラックスした状態でも、マイケルの流した風情の動き、何気ない一挙手一投足についつい目が吸い寄せられてしまいます。力を抜いているだけに、その所作の滑らかさ、精確なリズム、タイミングの絶妙さが弥が上にも際立つのでしょう。周りを固めるダンサーも超一流のメンバーなのですが、やはりマイケルは特別な存在感があります。

また、貴重なバックステージ・ドキュメンタリーとしてもなかなかに秀逸な出来だと思われます。稀代のポップスターが、いかにして完璧なステージを作り上げるのか。マイケルとスタッフとの意見の交換、サウンドディレクターとの微妙なニュアンスのすりあわせ、アーティストへの繊細な気遣い、ダンサーとの高度な一体感、等々のオフショット的なシーンもまさに一見の価値アリです。
それにしても、素のマイケルのなんと穏やかで知的なことか…もちろんマイケルの要求は高く、妥協はありません。しかしそれに応えるスタッフたちの表情。「彼と仕事ができる」その喜びの前では、どんな困難も何ほどのこともないわけです。もちろん映画的結構を取り繕うための脚色も無くはないのでしょうけど、これだけの巨大プロジェクト、緊迫した現場なのに、これだけ和やかな波長の空気が流れる風景も見たことがありません。

つまり、あれなんです、ちょっと恥ずかしいので文字を小さくしますけど、「愛」です、「L・O・V・E」その四文字なんです。マイケル・ジャクソンは愛の人なんです。もう死んじゃったんだからこれくらい言ってもいいはずです。つうか死ぬこたぁないでしょ。人類的な損失ですよホントにもう。Forever King of Pop! We Love the Earth! We Love Michael!

と、私の稚拙な文をいくら積んだとて、大スクリーン・大音響での一見・一聴に如くはずもありません。
マイケルがお好きな方には言わずもがなでありますけど、何と言っても限定公開。DVDも発売予定ですけど、やはりそこは是非映画館で。今回私は109シネマズのIMAXシアターで見ましたけど、通常料金より200円高くてもこちらがオススメです。
そんなエンドロール後のラストカットの後には、満員の客席から拍手も。こんなの少林サッカー以来です。ってそれもどうかと思いますが、そちらと違うのはすすり泣く女性が沢山いたこと。私もHuman〜、Heal〜のシーンでは少々…
いやホントに最高でした。もう一回見たいです。


Posted at 2009/10/30 17:15:40 | コメント(6) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2009年10月25日 イイね!

映画:0910「カイジ 人生逆転ゲーム」観覧/ざわ…ざわ… の事

CANON PowerShot G10
<ハロウィーンです>

今日は雨上がりを待って自転車で近所のラ チッタデッラへ。
「ワイルドスピードMAX」を見るつもりだったのですが、タイミングが悪かったので「カイジ 人生逆転ゲーム」を。
映画「カイジ 人生逆転ゲーム」公式サイト


CANON PowerShot G10
<イケメンカイジ>

今作は原作の前半10巻分ぐらいをコンパクトにまとめた形になっています。ちょっとはしょり過ぎの感もありましたけど、結構面白かったです。
まーなんと言っても、最高だったのはアレです。作中の各種名言金言暴言を大画面の大音響で聞けるってことです。特に香川さん演ずる利根川が良かった。力演です。「クズ」「愚図」「バカ」「金」…etc。もちろんそれは痛快ではあるのですが、人生落伍真っ最中の身としてはなんとも耳が痛かったりもしました。
あとは鉄橋渡しのシーン。流石の力の入り用でした。当方高所恐怖症でもありますのでこれまた実に身につまされます。

仔細に見れば、人間競馬のルール、焼き土下座や耳の装置等、ある意味最もカイジらしいとも言えるこだわりの変態的ギミックの表現がカットされていたり、遠藤が女性(天海祐希さん)になっていたり、そもそもカイジがこんなにイケメンでいいのだろうか…なんて思いもしますけど、まあそこは映画、華が無いといけません。
その辺も考慮して、「カイジ」という稀代の名作の実力を十全に発揮していたか、と問われれば、そこは厳しい面もあったかもしれませんが、一個のサスペンス映画としてなかなかの作品であったと思います。人生勝たなきゃダメなんです。

次は見そびれた「ワイルドスピード」そして「This is it」を。
This〜は109シネマズのIMAXデジタルシアターで見ようと思います。マイコー最後の雄姿をこの眼と耳に焼き付けなければ。



CANON PowerShot G10
<ラチッタデッラ>

CANON PowerShot G10
<ラチッタデッラ>

今週から、ラチッタデッラではハロウィーンイベントが始まっていました。
10万人が集まるパレードは来週末。これはかなり凄いです。
ラ チッタデッラ【川崎】〜KAWASAKI Halloween 2009


〜〜
CANON PowerShot G10
<親子>

CANON PowerShot G10
<山車>

後は洗濯物干していたらベランダで親猫にシャーって言われたり、映画の帰路に山車の通過で通行止めにあったり。それ以外は仕事に家事に読書、TV。雨の週末はなんだか勿体無い気分です。


Posted at 2009/10/25 21:05:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2009年10月02日 イイね!

映画:0910「サマーウォーズ」観覧/SAKE&BIER三昧 の事

CANON PowerShot G10
<ラゾーナ川崎>

毎月1日は映画の日。ということで昨日は近所のラゾーナ川崎の109シネマズで「サマーウォーズ」を見てきました。
映画映画「サマーウォーズ」公式サイト


CANON PowerShot G10
<ラゾーナ川崎>

ラゾーナはバックストリートボーイズのイベントがあったらしく、びっくりするくらい混んでいて驚きました。
最近はこんなイベントといえば川崎のラゾーナですね。すっかり定着したご様子。東京と横浜の間、駅併設という便利さ、そして営業努力のおかげでしょうか。
聞くところによると最近作られた巨大ショッピングモールの中で、営業目標を達成しているのはラゾーナぐらいとも聞きます。地元の人間としてはちょっとうれしい感じです。


CANON PowerShot G10
<久しぶりにアニメじゃ>

昨日が映画の日だったことに気づいたのが結構遅かったため、ひとまず現地に飛び、失礼なことに特に期待もしないで選んだ映画だったのですが、これが面白かったです。
詳細な粗筋などは上の公式HPをご覧いただくとして、思いっきりざっくりかいつまんで申しますと、「夏の日のジュブナイル、サイバーパニック風味」という感じでしょうか。もちろんボーイミーツガール有り。

「OZ」という10億人が利用する超巨大バーチャルコミュニティースペースと、信州は上田の旧家という二つの舞台がリンクしています。バーチャル空間でのトラブルが世界的危機に発展し、主人公&旧家のメンバー(各自特殊能力有り)が解決する。という筋です。
まずこのOZが魅力的。機能はセカンドライフの完成版、雰囲気はアメブロのあれとかにちょっとにたポップさがあります。
もうひとつの信州上田は、没落した旧家の大邸宅というもの。年に一度のお祝いの席と言うことで、日本中から家族が集まっています。ちょっと土の臭いを感じるような夏休みの風景。これぞ日本の夏、といった風情が素敵。

そんなこんなでお話しは進むのですが、トータルでとにかく嫌味のない映画だなと感じました。
ポスターにもあるように、メインテーマは「つながり」。家族愛、全人類的結束、情報化社会への警鐘、ちょっと反戦、と普遍的なメッセージがあります。
シナリオに無理がなく、人物描写、絵作りも終始丁寧。アクションシーンあり、カタストロフィもカタルシスもあり。さらにテーマソング(山下達郎さん)も抜群。と映画的結構がしっかり充足されていました。
ラストのドイツの少年のアバターのあたりではちょっとグッと来てしまいました。ああいうのに弱いんですよね。

とまあ久しぶりに心洗われる爽やかな映画を見ました。たまにはこういうのもいいものですね。


ただ、あまりの爽やかさの反動か、映画館からの帰り道、pacific-18を漕ぎながら脳裏にリフレインしていたのは…

現実を見ろ!俺たちには仮想現実(バーチャル)しかないんだぞ!

というラインハルト様(カイザーに非ず)の箴言でした。
やはり我々にとっては「ルサンチマン」こそがバーチャルスペースもののバイブル。
噂によりますと「ボーイズオンザラン」は映画化決定だそうですが、こちらの映画化こそ切に望む次第でございます。


〜〜
CANON PowerShot G10
<CTHULHU様>

いつもの好好さんで久しぶりに紹興酒のボトルを入れました。
ここ最近はすっかり秋めいて、フローズン紹興酒よりも室温でいただくことが多くなります。先週はヒリゾで潜っていたのに…季節はめぐりますね…

あ、そうそう、秋、10月はBDNの季節です<ホント?
今月ある二つのアルカホリックなイベントに参加する予定になっております。
横浜オクトーバーフェストは10/9〜10/18まで。
秋の吟醸酒試飲会は10/28(水)。
以下リンクを挙げておきます。ご興味のある方は是非。どちらも絶対に元が取れると思われます。

日本吟醸酒協会「2010年度 東京秋の吟醸酒を味わう会へのお誘い」
御酒:0905 BDN@2009年度吟醸新酒祭/あなたと私の合言葉 の事
御酒:0810 BDN@秋の吟醸酒を味わう会・對酒當歌人生幾何の事
御酒:0805吟醸新酒祭・斗酒猶辞せずの事


横浜オクトーバーフェスト2009
お出かけ:0710 横浜オクトーバーフェスト参戦 の事
呑:0806 ビアフェス2008LIVE の事



Posted at 2009/10/02 19:20:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2009年09月22日 イイね!

映画:0909「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」観覧/JAZZ&WINE三昧 の事

CANON PowerShot G10
<ラ チッタデッラ>

日曜日は近所のラ チッタデッラへ。20世紀少年の最終章を見て来ました。
映画「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」公式サイト

映画:0902「20世紀少年<第2章>最後の希望」観覧の事
映画:0810「20世紀少年」観覧の事



CANON PowerShot G10
<ケーンヂくん>

原作をリアルタイムで読んでおり、1、2作目も映画館で見ていましたのですんなり話しに入り込めました。それにしてもキャストの豪華な事。今作でもちょい役で「をっ」と思わせる配役のそろい踏みでした。主要人物が原作のイメージ通りなのも相変わらず。60億円の制作費を費やしたスペクタクルなシーンもなかなか。
そんな感じのサプライズやにやりとする小ネタも沢山。三部作を通じて、人類滅亡という重ーいお話なのに、全体的にどこかキッチュでほわーんと現実味が無い部分は、原作通りと言えると思います。壮大だけど小さなお話です。
また、億単位で死人が出てるのにそのノリ?的な不謹慎さも一瞬感じますが、実際ヒトラー政権下での熱狂や文化を後世から鑑みますと、全体主義というものの滑稽さを逆に良く表現していたのだとも思います。近代でも北朝鮮やリビアなどの専制国家、オウム真理教などの数多あるカルト宗教も、外から見るとなんでそんな間抜けなものに心酔するんだろう…なんて不気味さと共に可笑しさも覚えてしまいますし。ま、私もクライフ信奉者でペップ・グァルディオラを現人神と崇めるカンテラ原理主義の狭量なFCバルセロナ帰依者ですので、あまり他所様の事を笑えないのですが。
噂のラストには肯定的です。大きなスクリーンと大音響、それに名優の名演が加われば、勢い説得力が増しますね。むしろこっちの方がいいんじゃないかと。ってこれ以上はネタバレになってしまいますので、続きは映画館、もしくはDVDでどうぞ〜

個人的には日本映画市場に残る大作であると思います。原作ものの常で、駆け足で若干説明不足の部分も有りますが、原作を知らずとも充分楽しめると思います。少なくとも原作の雰囲気はしっかり伝わっているのではなかろうかと。上にも書いていますが、かつて無いほどに壮大な構図、大胆な展開に、キッチュで不気味で不思議に現実味が無いディテール。まさに日本の漫画ですよね。フランスでは好評のようですし、海外でどんな評価を得るのかも気になる所です。
「モンスター」の映画化にも期待してます。これまた個人的には20世紀少年よりもシリアスな感じを受けて好みなのですが、こちらも原作のラストは………な感じでした。映画化に当たりスムースなエンディングを加えたら、更に面白そうです。


CANON PowerShot G10
<サンテ!>

映画の後はジャズ&ワインのイベントに。ちょっと前のブログでも書きましたけど、九月ってのはホントいい時期ですね。そんな爽やかな夜にワイン片手に良い音楽に耳を傾ける…うん、自分には似合いません。までもお酒も音楽も素晴らしかったです。そちらに罪はまったく有りません。
ラ チッタデッラ【川崎】〜秋の夜長のJAZZ三昧 おいしいワインと共に


CANON PowerShot G10
<つまみはオリーブ>

ちなみにワインはcasillero del diablo cabrnet sauvignon 2008、robert mondavi woodbridge 2006赤、2007白などを。
モンタヴィのカベルネソーヴィニヨンが素晴らしかったです。安価なカリフォルニアワインですが、ブラックベリーな雰囲気にパッションフルーツのような実にフレッシュな後味にうなりました。流石はロバート・モンタヴィさん。これはボトルで買いたいです。


CANON PowerShot G10
<夜手持ちでこれくらい撮れれば充分だ>


<大盛況(動画)>

演奏はRe-Trickという若い三人組の方でした。JAZZにはまったく疎いのですが、やはり生の演奏は良いものですね。ボーカルがいないのにもの凄く雄弁なメッセージを感じました。格好良かったです。
一応動画も撮っておいたのですが…こういうのって録音していいものなんでしょうかね?屋外の無料イベントですけどちょっと心配です。アレなようでしたら削除しますので。


Posted at 2009/09/22 12:42:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

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「('A`) <対酒当歌 人生幾何 譬如朝露 去日苦多 慨当以慷 幽思難忘 何以解憂 唯有杜康」
何シテル?   08/17 11:14
いや、そんな! あの手は何だ! 屋根が! 屋根が!………無い
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