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2012年09月10日

F30 新型3シリーズ、320dと320iの比較試乗

F30 新型3シリーズ、320dと320iの比較試乗 F30となった新型3シリーズの大きな特徴の一つは、N47D20というディーゼル・エンジンを搭載したモデルが、ついに日本でも販売されたことだ。BMWのディーゼル車は、すでにX5-35d(本国では30d)がこの春先に発売されている。聞くところによると、X5-35iよりもずっと売れているそうだ。話題のMAZDA SKYACTIVもディーゼルモデルが売れているらしい。日本もいよいよディーゼル車の時代を迎えることとなるが、期待の320dはどうだろうか。


320dの新しさ

走り出しはとてもスムーズである。アクセルを踏み込むと、「320」という名前とはまったく結びつかない、強烈な加速が身体をシートに押し込んだ。「お~~!」と思わず声を上げてしまう。やはり380Nmのトルクは伊達ではない。DPCはつねにコンフォートのままである。素の味を知りたいからだ。

F30という新型3シリーズのボディの固さや軽さ、バランスの良さについては、もう何度か書いてきたから、その優秀さはここでは繰り返さない。BMW最新のツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンは、ダイナミックな力強さで、F30を軽々と前へ前へと押し出し、スイスイと車線をまたぎながら周囲の車をスムーズにリードする。それはまさに「駆け抜ける歓び」以外の何ものでもない。しかも減税率100%という優れたエコ・カーでもあるのだ。

このエンジン向けに適切に設定された8速ATとのバランスも素晴らしい。「ブォン、ブォン、ブォン」というリズミカルなエンジン音とともに、アクセルの踏みしろに応じて、ほど良いトルクを保ちながら、ギアはスルスルと極めてスムーズにシフト・アップしていく。野性の動力を優雅な手ほどきで鮮やかに操る心地よさに浸っている間もなく、車はかなりの速度に達している。


ドラマチックな逆転劇

ディーラーには同じF30のガソリン・モデル、320iの試乗車もあった。すでに運転してみたことはあるが、比較にちょうど良いと思い、続けて試乗してみた。
走り出しは、同じようにスムーズだ。踏み込んでいくと、さすがにターボ・エンジンだけあって、自然吸気の4気筒とは明らかに異なる、力強いトルクを感じた。やはり320iもなかなか素晴らしい車なのだ。

しかし、さすがに強力なトルクを発するディーゼル・モデルに乗った後だけに、決して小さくはないガソリン・エンジンの270Nmというトルクと言えども、明らかな加速の差が感じられた。
ところが…このN20B20というエンジンの本領は、そこから先にあったのだ。それはドラマチックな逆転劇に似ていた。


ディーゼル・エンジンとガソリン・エンジン

話は少しそれるが、そもそもディーゼル・エンジンというものは、一度爆発を始めると、本気で消火しようと決意しない限り止まらない。しかもかなり強力で大きな爆発なので、特有の大きなガラガラ音が発生する。それだけに、エンジン・ブロックもガソリン・エンジンに比べて、固く厚く出来ている。だから耐用年数や距離数は、ガソリン・エンジンとは比較にならないほど長い。

それに比べて、ガソリン・エンジンの何とたおやかで繊細であることか。ディーゼル・エンジンに比べて圧縮比は低いし、爆発のためには毎回火花を散らしてやらねばならない。瞬時に高回転に達するものの、混合気の噴射をやめるだけで、即座にピストンは眠りに入ろうとする。音も動きも力も、すべてが軽いのだ。


320iの特徴

「320d」の後で続けて「320i」に乗り換えた時の印象が、まさにそのような感じだった。たとえて言うならば、「320d」はつねに50の力を蓄えていて、アクセルを踏むことで100になる。けれども「320i」の方は、0から100の間を自在に行き来するのだ。いつでも熱狂的なディーゼル・エンジン、冷静と情熱の間をやすやすと行き来するガソリン・エンジン、と言ったらいいだろうか。

前のブログ記事では、同じ523iの6気筒モデルに対する、4気筒ターボモデルの印象の違いについて書いた。一言でいえば、4気筒ターボ・エンジンという、低中回転の大きなトルクで走る車の扱いやすさと燃費の良さである。それはちょうど、今回の「320d」と「320i」の違いと似ていると思った。トルクで劣る「320i」ではあるが、「320d」にはない、伸びやかな高回転域を駆使することで、後からスルスルとトップに躍り出ていくのだ。世界最速の男、ウサイン・ボルトのように。


320dの乗り方

…と筆(キー・ボード)に任せて書いてしまったが、確かに0-100km/h加速は7.6秒(プレス・ノート値)と両車は変らない。けれども短距離だったら、アクセルとギアの使い方によっては、初期加速に勝る「320d」に分があるかもしれない。

「アクセルとギアの使い方によっては」と断ったのは、「320d」は5,500回転付近ものレブ・リミットまで回すと、パワー・ピークの4,000回転以後の頭打ちが激しいからである。それは身体が前のめりになるほどの落ち込み方だった。それに比べれば「320i」のレブ・リミットは、軽い減速感程度だ。その意味でもやはり「320d」は、1,750~2,750回転のトルク・ピーク帯を上手に利用しながら、2,000~3,000回転台で乗る車だと思った。


比較試乗の勧め

私はBMWの日本へのディーゼル・モデル導入の噂を聞いた頃から、ちょうどフル・モデル・チェンジを迎えつつあった3シリーズのそれ、つまり「320d」への興味が徐々に高まって、その実体が明らかになるにつれて、ますます惹かれるようになった。短い試乗を終えた今も、やはり「320d」は、BMW車のかつてない味わいを持つ、素晴らしい車だと思う。

けれどもこの「320d」は、かつて日本にはガソリン・モデルしかなかった「BMW・3シリーズ」とはまったく別種の「駆け抜ける歓び」を持つ車であることを、改めて強く感じた。もしも「320i」と「320d」の両車の間で迷うなら、納得がいくまで、この二車種を乗り比べることをお勧めしたいと思う。


             *       *       *       *       *

ディーラーで偶然お友達のnobkunさんに出会った。それぞれ試乗を終え、Y部長を交えて、楽しく感想を話し合ったことが、この記事を書くに当ってとても参考になった。謝して記します。
この記事は、F30 320dと320iに試乗して、乗り比べました。について書いています。




※ 9/17追記 …
 その後、ほぼ同じエンジンを載せた、F30-320dと同時にデビューしたF10-523dに試乗した。さすがに5シリーズだけあって、同じようにおろしたての真新しい車ではあったが、320dに感じたディーゼル・エンジンの野性・熱狂性が、523dでは、優しく上品なオブラートに包まれたような感触だった。また、320dで気になったレブ・リミットの頭打ち感も、強くは感じられなかった。

この車の他にも、1万キロを走ったX5-35dにも試乗できたが、こなれたディーゼル・エンジンのスムーズさは、格別のものだった。どんなエンジンでも、走り込むほどにスムーズでパワフルになっていくものだが、やはり320dも、同じように成長していくことが十分期待できると思った。

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Posted at 2012/09/10 02:46:25

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この記事へのコメント

2012年9月10日 3:08
試乗記、楽しく拝見しました。
自分の次期愛車は320と勝手に決めています。
320dにするか320iにするかまことに悩ましいですね~
やはり注目のディーゼルエンジン320dが最有力候補ですが
エンジンをぶん回したい自分としては320iも捨てがたいなと試乗記を拝見して再考しました。
早く自分も乗ってみたいです。
コメントへの返答
2012年9月10日 13:03
おたけんこさん、こんにちは!早速のコメントありがとうございます。
今まで「320」と決めていれば、後は色や装備くらいしか悩むことがなかったのに、これからは「i」と「d」の大きな選択肢が現れるようになりましたね。楽しい反面、どちらにするかは本当に悩ましいところですね。
私もカタログ値を見ながら「320d」が良いだろうなぁと考えていました。実際に試乗してみて、その期待はほとんど裏切られませんでした。
ところが、直後に「320i」に乗ってみて、今まで見過ごしてきた長所に気付きました。と言うか、それが「320d」との違いなんだなぁとわかって、記事のようなことを書きました。
「ぶん回す」という感覚は、「320d」や「320i」よりも、今のおたけんこさんのN45エンジンが一番あると思います。でも「d」だって回らない訳じゃないんですよね。というより、そもそも「熱狂」的なエンジンなので、別種の高揚感がありました。
こういう比較は、色んな意味で新しい発見があって、とても面白かったです。
試乗してレポート書いてくださいね。楽しみにしています!
2012年9月10日 3:21
こんばんは

いつも勉強になるブログありがとうございます。

320iユーザーとしては、dを待てばよかったかとも思いましたが、それぞれ個性があるようですね。

スパグラさんがおっしゃるならと少し安心できました。

これからも参考となるブログよろしくお願いします。
コメントへの返答
2012年9月10日 13:29
コバッチさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
レスを書くに当って、改めてコバッチさんの記事をさっと拝見しました。F30-320iの納車から一ヶ月くらいですね~。調教の初期段階で、とても楽しいんじゃないかと思います(^^)
たしかに、このところ(そして今後も当分)、日本では珍らしい「320d」の話題で持ちきりになっていくと思います。ユーザーもどんどん増えると思いますね。私も半年くらい前、今の車に乗り換える前までは、「320d」一筋でした。
でも、こうやって乗り比べてみて、逆に驚いたのが、「320i」のエンジンや音、操縦感の洗練でした。
ずっと以前、国産SUVを買う時に、ガソリンかディーゼルの選択肢がありました。ちょっとだけ調べて、「まあ瞬発力のガソリンだろうな」(当時はそう思っていました)と考えて、ガソリン・モデルを選びました。今は逆に、あの時ディーゼルに乗っていたら、どんな感じだったかなぁとも考えます。
ヨーロッパの環境規制はますます厳しくなるので、いずれはディーゼルのハイブリッドになるんじゃないかと思います。ガソリン・エンジンであること自体、貴重かもしれませんね。せっかく購入したばかりのガソリン・モデルを、楽しんで行きましょう!
2012年9月10日 5:48
仰る通りですね。

故に、渋滞や信号の多い首都圏で乗るのがメインとなる場合は、明らかに320dに軍配でしょう。
高速道路主体の方は、320iでしょうが、それは320同志を比較した場合に限ってあり、高速道主体の場合は320を選択をする方は少ないでしょうから、320iのファイティングフィールドは・・・という事になっちゃいそうですね。
コメントへの返答
2012年9月10日 13:45
知床のオジロワシさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
ご賛同いただき、ありがとうございます。出だしが良いというオジロワシさんのインプレを思い出しながら、スタートしました。おっしゃるとおりで、何の不自然も不足感もない、快適な滑り出しでした。そしてその後の強烈な加速は、さらに素晴らしかったです。思わず笑っちゃいました。
高速道路までは残念ながら試乗できなかったのですが、まあまあの速度で一般道を走った感触では、低回転トルクでぐいぐい速度を上げていくディーゼル・モデルだけに、加速から巡航まではまったく問題ないですし、8段という多段をワイド・レンジに広げたギアのために、巡航時もとてもスムーズではないかと想像します。首都高でも、地方の高速道でも強いんじゃないでしょうか。
320iの方は、それはそれでターボ化された4気筒ならではのトルクと燃費を持っていますし、なんといっても、ガソリン・エンジンならではの慣れ親しんだ感覚があります。地方の高速道路だって、日本は100km/hが上限ですから、320iでも余力があると思います。
そう考えてくると、ディーゼル車特有の癖が素直に受け入れられて、むしろそれが楽しい人には、間違いなく「320d」を勧められますが、今までのBMWのイメージを持ち続けたい人には、やはりガソリン・エンジンかなぁと思いました。
2012年9月10日 6:57
私はエンジンの特性から来る違いは想定してました。以前、X5 35dも乗ってましたし
やっぱり実用->320d、官能->320iでしょうか?

一番驚いたのがMspの足回りでした(^^;
ガソリンMspには乗ってませんけど、ディーゼルとはとてもマッチしているようです。
コメントへの返答
2012年9月10日 13:52
宝馬5さん、こんにちは!コメントありがとうございます。
私はX5-35dはまだ乗ったことがないんです。その爆発的なトルクは、どんなに魅力的かなぁと想像するばかりです。
「実用->320d、官能->320i」というご意見にはまったく賛成です。あえて付け加えるなら、「320d」独自の官能的世界があることと、「320i」の優れた実用性も見落とせない、ということですね。比較的、ということになりますが。
実は私も試乗車がMspoじゃないかと結構期待していたのですが、逆にというかラグジュアリーでした(笑。あー、そう言われてみると、ディーゼルのやや凹凸感のある出力特性には、足や椅子が引き締まったMspoが合うかもしれませんね。
ただ、今日本中で皆さんが試乗している「320d」ってほとんどおろしたてですよね。数千キロ、数万キロと走り込んでいくと、そしてドライバーも操作に慣れていくと、ラグジュアリーなディーゼルの動きが実現されてくるんじゃないかと思います。
2012年9月10日 7:05
素晴らしいインプレッション、ありがとうございました。
読ませていただいてつくづく、私の選択は間違いなかった、と安心しました。
ご指摘のとおり、320dは別種の「駆け抜ける歓び」を感じられるクルマだと思います!
コメントへの返答
2012年9月10日 13:58
Y.K.Sさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
こちらこそ、読んでいただくだけでも嬉しいです。ありがとうございます。
私の興味は、これをサーキット場に持ち込んで…特に筑波みたいな加減速の激しい、ショート・コースで、思う存分、「320d」のトルクを使い倒すことですね…ってY.K.Sさんも同じように考えられていることでしょうけど(笑。
レブリミットの頭打ちについては、記事を書いてから一つ気付いた事があります。私はずっとコンフォート・モードで走っていましたが、これがスポーツ・モードだったら、変るんじゃないか、ということです。それから、この車はおろしたて(日本中そうですよねw)なので、まだまだ動きが固くて当然だと言うことです。
320d、M-Sportの納車が楽しみですね!じっくり素敵な車に育ててくださいね。
2012年9月10日 7:39
素晴らしい試乗記、楽しく拝読しました。
とてもポイントをとらえた試乗記だと思います。

ディーゼル車ばかり30年乗って居る私には・・
ガソリン車の・・高回転域の楽しさ、素晴らしさが解らないのですが、
BMWの楽しさってそういう楽しみ方なんですね!

私は・・高速道路や一般道で3000回転以上廻して車に乗る事がほとんど無いので
やっぱりディーゼルが合ってるんだと感じました。

コメントへの返答
2012年9月10日 14:29
kuribaaさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
ディーゼル経験の長い(それも30年!)方に読んでいただくのは冷や汗ものです(汗。大きな間違いがなかったようなら幸いですが。
私はRANちゃんさんのALPINAで体験したばかりで、ちょっと比較のしようがないのですが、ただその時に「3,000回転キープ」という秘訣をアドバイスしていただいて、それからはずっと車を動かしやすくなりました。今回は、あえて踏み込んでみたこともありましたが。
わずか7年目ですが、BMWのガソリン・エンジンに慣れた自分には、踏んでナンボ、みたいな思いというか習慣があります。そういう感覚からは、「320i」の方に親しみやすさを感じました。
けれども言うまでもなく、「320d」は、多くの日本人にとってはまったく新しいBMWテイストなんですね。そして素晴らしいBMWだという思いは、相違を超えて共通しているのが凄いことだなぁと思いました。いつかオフ会で、ちょっと車を交換して走ってみたいですね!
2012年9月10日 8:11
いつも参考になる試乗記ありがとうございます。
自分、家族の乗り方と320dの特性があってることが、よくわかりました。
納車まで後1週間となりましたが楽しみです。
コメントへの返答
2012年9月10日 14:39
bloasmwさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます。320dのM-Sportという、かつて(というか今もすこし)私が欲しいと思っていた車を納車待ちなんて、とても羨ましいです。もう少しですね!
BMWって6気筒自然吸気ガソリンエンジンを、高回転まで働かせて、音と動きを楽しむ、というイメージがあるんですが、私自身や多くのBimmerの方々を振り返ってみると、穏やかにアクセルを踏みながらも、スイッスイッと動く車自体の上質さで十分に満足することも多いんですよね。
そういう走り方には、この「320d」は最も適していて、手軽にエンジン能力の上限まで使えると思いました…といっても、それはあくまでも比較上の事で、実際は「320d」って結構獰猛な面もありますが。
2012年9月10日 8:59
ブログ、興味深く読まさせていただきました。
今日は転職して以来、初めてもOFFです。
まだ仕事に慣れていないため、昼食も取らず(決して“取れない”わけじゃないんです)、水分補給だけで配達をし、深夜に帰宅していたので、PCに今こうして触るのも五日ぶりです。
BMWのことも忘れて、仕事に没頭していたらF31ツーリングもデビューしていたんですね。
今は覚えることが多く、BMWどころではないですが、少し落ち着いたら試乗してみたいです。
おそらくそのころには320iのツーリングも出ているでしょうね。

使い方次第だと思うのですが、おそらくF31でフル乗車+乗客分の荷物を積載して、長距離の移動が頻繁にあるなら、ディーゼルのほうがいいと思いますね。
基本的にディーゼルの場合は距離を乗らないと導入コストが高く、燃料費の価格差が昔ほど開きがないので、官能性能とるのか、それとも経済性能をとるのかそのあたりが非常に判断が難しいですね。
(最初から328iツーリングの存在(=話題性)がちょっと薄い感じもしますが…)
F30で峠をゆったり走りたいならディーゼル、スポーツ走行を楽しみたいなら、ガソリンという感じなんでしょうかね。
コメントへの返答
2012年9月10日 15:12
MINI6773さん、こんにちは!コメントありがとうございます。
お仕事が始まって、大変そうですね。お疲れ様です。まだまだ暑い日が続いていますので、お体にはどうぞお気を付けてください。
F31のデビューは、320dと328iという、面白い組み合わせになりました。M-Sportの発表とも重なっていて、いきなりF30-320dのM-Sportなんていうドイツ本国みたいな選択ができるようになっています(笑。
F31にフル乗車+人数分の荷物なんていうことがよくあるようなら、間違いなく、320dの最も得意なシチュエーションでしょうね。そう考えると、やはりディーゼル・モデルというのは、きわめて実用性に振られた車なんだなぁと思います。
でも、F30の320dを試乗した限りでは、官能性能がまったくスポイルされた、というわけではないですね。その出所、とらえ所が、ガソリンが高回転側とか回転数の伸び上がり方にあるとしたら、ディーゼルの方は、低中回転の力強いトルク感と、その時同時に獰猛にも感じられるエンジンの存在感にありますね。これもなかなか感動的な素晴らしさがあります。仮にトルクがないのに、低回転がいやにうるさいエンジンがあったとしても、あんまり盛り上がりませんからね(笑。
ディーゼル・エンジンについては、本当のところ、まだよくわかっていないのですが、ちょっと調べてみると、記事に書いたような理由で、距離を走るトラックやバスによく使われているのが納得できました。
最近は高性能のコモンレールから信じられないような凄い圧力で燃料を吹き出したりすることで、クリーンで力強い燃焼を実現しているんですね。BMWのエンジンのオーナーというと、6気筒ガソリンというイメージがありますが、この最新型ディーゼル・ターボも、世界をリードする、素晴らしいBMWのエンジンなので、そのオーナーになりたいなぁなんて気持ちも湧きます。
そうですね、お仕事が落ち着いたら、是非320dの試乗レポを書いてくださいね。楽しみにしています(^^)
2012年9月10日 9:01
早速、320d 試乗記事を届けていただきありがとうございます。
スパグラ節といいますか(笑)、いつも以上の力作に楽しく読ませていただきました。

直6と比較したら、エンジン特性がディーゼルライクと思っていた直4ターボが、直接乗り比べたら、ディーゼルよりエンジンを回す歓びがあったというのは面白いです。
但し、それは直6的な旧世代の価値観で、これからはディーゼルの大トルク&経済性を潔く、積極的に受け入れていこうと、個人的には思っています。
F31は320dしか設定ありませんし(^^;;
もちろん宗旨替えというわけではなく、直6を愛してることは変わらないんですけどね。直6を愛するがゆえの気持ちなのかもしれません…
といいつつ、E91はまだまだ乗りますよ。320dを受け入れると、心穏やかにE91と付き合うことが出来ます(^-^)/
コメントへの返答
2012年9月10日 15:24
boughさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
早速、といいたいところですが、私としてはこれでも二日遅れた感じです(笑。ちょうど仕事が重なってしまって、最初の試乗チャンスを逃してしまいました。ブログ・アップのペースもだいぶ落ち込んでいます。でも、喜んで読んでいただいたようで、こちらこそありがたいです。
そうそう、端的に言うと「直6と比較したら、エンジン特性がディーゼルライクと思っていた直4ターボが、直接乗り比べたら、ディーゼルよりエンジンを回す歓びがあった」ということになります。さすが的確な要約です。
そして、これもおっしゃるとおりで、「320d」といういわば日本のBMWのとっての異端者を、どれくらいフレキシブルに受け入れることが出来るか、ということが、その普及や、実際にそれを購入したユーザーの満足度に反映していくと思います。
あれかこれか、みたいな気持ちにならないで物事を見られるのは、人生を豊かにしますよね。そう考えると、boughさんのE91-325iへの思いと、新しい320dへの理解が同居できるのがわかります。
私自身はといえば、すでにboughさんにはその経緯をじっくり観察されまくったように(爆)、新しいものの受け入れ準備が完了した時点で、最後の古いものに飛びつきましたから、結果としては、boughさんと同じ気持ちなんですけどね(笑。
2012年9月10日 9:49
今回もわかりやすいインプレありがとうございます。

ディーゼルがすっかり姿を消してしまっていたので、今回のBMWによる復活は影響が大きいと思います。

私のように1日往復100km通勤している者にとって待ちに待った登場!
乗り方も信号ダッシュで前に出て、後は巡航するのみですから、そう高回転も使うことは無いです。

しかし、そんな乗り方では、膨大なトルクがもたらすタイヤの摩擦で320i(E90)のようにタイヤを8万m保たせることは不可能でしょうね…。

ただ、F30の320iもTURBO化されて270Nmもトルクがあるので、経済性を求めるならタイヤにやさしい運転を心がけることが一番なのかもしれません。

以上、半年の国産TURBO車通勤でツルツルタイヤにしたsightaでした。
ヾ(´ε`;)ゝ
コメントへの返答
2012年9月10日 22:01
sightaさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

いえいえ、こちらこそ読んでいただいてありがたいです。

毎日100km乗るのに信号ダッシュの癖があるんですね(笑。それじゃあ半年でツルツルタイヤになるわけですね(汗。もっとも、私も余り人のことは言えないですが…。

でも、E90では8万kmも保ったのですか。どういうマジックでしょうか?

それはともかく、長距離通勤で、走行距離数が伸びるような人には、ディーゼル・モデルは本当に向いているでしょうね。

タイヤに優しい運転というのは、エコ・プロ・モードが似合うような運転ですね。実際にそのモードで走ってみると、案外不満も生じないので、ディーゼル+エコ・プロ・モードで、かなり経済性の高い通勤が実現できそうですね。
2012年9月10日 9:56
楽しく読ませて頂きました。国内にディーゼルを導入するBMWに志しを感じますね。低回転領域ではさすがにディーゼル。国内ではネガな印象のディーゼルの出来が良いので導入されたのですね。8速多段化もディーゼルに追い風。スパグラさんが、甲乙つけ難いとは、本当にイイんですね。ディーゼル=経済性と考えてしまいがちですが、違いそうですね。ディーゼルのネガはご指摘にもある通り、ガソリンに比べて約二倍ある爆発力を受け止めてくれる、重たいエンジンだけかも。これでディーゼルにマニュアルあれば、悩みそうです。アルピナD3Sとの比較も気になりますね。エンジンだけで、車の性能を語る事が出来なくなって、色々な選択肢から選べるそんな印象を強く残したインプレでした。
コメントへの返答
2012年9月10日 22:18
147-TSさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
「ディーゼル=経済性」という面だけをとらえて、またはそこに環境性の優位も加えたとしても、本当にはBMWのディーゼル・モデルの評価は出来ませんね。なんといっても、本来は「駆け抜ける歓び」を標榜してきたメーカーですから。
私は強力なトルクのもたらす加速感、これ一本で十分勝負できるモデルだと思います。もっとも、それだけだったら335iの方が上回っていますが、価格差が大きすぎます。ありえないことですが、もしも320dと335iが同価格だったら、迷うことなく335iを選びますね。
しかし、実際には競合するのは、ほぼ同じ名前の「320i」ですね。しかもこちらの方が少し価格も安いです。だから悩ましいところです。
F30の「320i」は、N20B20というターボ・エンジンになって、直4NAのフィーリングと高回転を引き替えに、強いトルクと燃費を獲得しました。その「320i」にさえ、静かさと軽さとスムーズさの長所が感じられるのが、「320d」と比較した時の感想だったのが、なんとも皮肉というか、面白かったです。
「320d」は、まだおろしたてでエンジンもギアも固かったと思います。その意味では、「320d」にはちょっと可哀想なインプレとなってしまいました。
2012年9月10日 12:04
お久しぶりです!レビュー興味深く読ませて頂きました。
ディーゼルエンジンは非常に興味深かったのですが、ますます興味が出ました!
一度試乗してこようと思います。
コメントへの返答
2012年9月10日 22:28
春山さん、こんばんは&おひさしぶりです!コメントありがとうございます。
F30-328iの調子はいかがですか?素晴らしい乗り味を堪能されていることでしょうね。
320dの加速感が、328iと似ていると思いながら試乗していました。でも、5,000回転までフラットなトルク・ピークが持続する328iほどは伸び上がっていきません。
それにディーゼルは、低くて太いエンジン音や、ポンポンポンと続くようなギアの上がり方が独特で、これはこれで面白いなぁと思いました。
是非試乗して、インプレ書いてくださいね。
2012年9月10日 12:05
先日320dに試乗し、出足の良さに浮かれて、320と比較試乗しわすれたので、非常に参考になります。

もし購入検討するなら、町乗りだけでなく、高速含めてじっくり試乗し見極めたいですね。
(^-^)
コメントへの返答
2012年9月10日 22:36
kokuboさん、こばんは!コメントありがとうございます。
kokuboさんの320dインプレの「0.5秒のタイムラグ後」という言葉が気になっていましたが、さすがに0.5秒というごくわずかな間だったせいか、私にはよくわかりませんでした(汗。
気になっていたのは、エンジン特性グラフで見る限りでは、320dのトルクの立ち上がりが、ちょっと遅いのです。特に1,500回転あたりで。ただそれでも、320iよりは高いようなので、比較では差は感じられなかったと言うことですが。
高速道路も走ってみたいですね。
2012年9月10日 12:25
まだ、人生で一度もディーゼル車に乗ったことが有りません、平成4年生まれなので、メカ的な興味を持ち始める頃にはほとんど見かけなくなっていました。
熱力学でチョロっと勉強したように、やはりディーゼルの方が効率はいいのかなとスパグラさんのレポートみても感じました。 プラグが必要ないことからE90に多いイグニッションコイル不良もなくなり整備性、耐久性、加速感、ランニングコスト、どれをとってもガソリン車に勝るディーゼル。お金さえあれば、僕なら買え変えは320dを選びます。
ベンツは以前ディーゼル車を日本で出して、失敗しているようなので、BMWはもっとディーゼルの良さをもっともっとアピールできるかにかかっていそうですね。
今まで通りだとアクティブハイブリッド3とは違い僕ら一部のマニアにしか買ってもらえないような気がしますf^_^;)
コメントへの返答
2012年9月10日 22:46
kazcarz777さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
いやー私も結局、ディーゼル車って一度も所有したことがないのです。今思えば、2000年頃買った国産SUVは、どっちも選べたので、ディーゼルにしておくと面白かったかなぁと思い出すくらいです。もっとも、その車はガソリンでGDIという名の直噴を売り出し中だったので、そっちに興味があったのも確かですが…でも、パラパラとノッキング音がうるさい、今一なエンジンでした(汗。
ディーゼル・エンジンの仕組みをちょっと調べただけなので、詳しくはわかっていないのですが、kazcarz777さんのおっしゃるとおり、メリットが大きいですね。
ただ、それをきちんと生かして優れたパフォーマンスを実際に生み出すのは、BMWがとても優れていますね。トヨタが欲しがるのも頷けます。今までは、シルキーシックスのオーナーというBMWのエンジン販売戦略がありましたが、これからは、優れたディーゼル・エンジンのオーナーとして、BMWを売り出せるんじゃないかと思いました。
アクティブハイブリッドは、どうも今一歩の感がつきまといますね。ディーゼルは、すでにかなり熟成され、ヨーロッパでの大きな実績もあるので、日本と言えども、普及の心配はあまりないんじゃないかと思います。
2012年9月10日 12:36
イヤ~、いつもながら読み応えろあるレポートですね!
次回、機会があったらスパグラさんのレポを思い出して試乗したいと思います。
320dは結構売れそうですね~!距離を走る方なら絶対お得ですよね!
私は・・ほとんど走らないので当分ガソリンエンジンで・・(^^;
コメントへの返答
2012年9月10日 22:52
ちゃわんさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
お褒めいただいて恐縮です。ありがとうございます。ディーラーにたまたま320iの試乗車もあったのが良かったです。
ディーゼル・モデルはちょっと高いですが、減税と走行コストで相殺できるかなーという感じですね。走行コスト削減の方は、距離が増えていくような乗り方の人には向いていますね。
走らないからガソリンって(笑。でも、それはあるかなー。私は記事では色々書いてますが、燃費ってほとんど気にしていないんですよね。走りの質を求めて、わざわざ高いBMW買うくらいですから(笑…この辺はちゃわんさんも同じでしょうね。
2012年9月10日 13:01
いつもながらの素晴らしい試乗記、参考になります。私は半日違いで乗り損なったので、長文コメントネタの提供が本当にありがたいです(激爆)。


320dのトルクの太さは充分予想出来た事なので、3000回転以下のダッシュなどでは320dに軍配が上がるのは順当な結果だと思います。

それよりも、ちょっと意外だったのはレブリミットが5400回転まで上がったにも関わらず4000回転以上の頭打ちが急だとのインプレでした。

以前乗っていただいたALPINA D3 Biturboはレブリミットが5000回転でしたので、スペック的にはそれより回るエンジンのはずですが、感触としてはD3に比べていかがだったでしょうか。

可能性としては、N47D20C型エンジンになって、よりディーゼル的な特性に磨きがかかってきたのかもしれません。

もともと欧州ではディーゼルの需要が多いので、ディーゼル的に下から太いトルクが出て頭打ちは速いエンジン特性にドライバーが慣れているという事情がありそうですし、ベンツのディーゼルエンジンはBMWに比べるとその傾向が元々あったようです。

それに加えて、328i、320iに見られるようなダウンサイジングターボがディーゼル的なトルク特性を備えてきたために、ディーゼルが更に低速重視のセッティングになってきたのではないでしょうか。

私がこの間試乗させていただいた、鋳鉄ブロックのM47D20エンジンの320dは、予想していたより遥かにスムーズにレブリミットの4750回転まで吹け上がりましたから、以前のディーゼルエンジンの方がレブリミットは低くても「ガソリン的なエンジン特性」を狙ったいた可能性はあると思います。

それが、アルミブロックのN47D20エンジンになって更に低速方向にチューニングされ、最新型のN47D20Cエンジンでその傾向が強まったのでは、という気がします。


以前のHONDAのディーゼルエンジンも「ガソリンエンジンのように軽やかに回る」と評判だったようですが、宗旨替えしたようで、やはりディーゼルエンジンにかんしては名より実をとる方針なのではないでしょうか。

「それなら、何故レブリミットが5400回転に上がったの?」という疑問ですが、それは同じN47D20エンジンでも2ステージツインターボ仕様向けの改良点なのでは?という感じがしてきました。

シングルターボですとセッティングの幅が少ないですから、低速向けのトルク特性にすると当然頭打ちが速くなりますが、ツインターボでは高速側のターボが受け持てますから、5400回転のレブリミットは「よりパワフルに、より気持ち良くエンジンが回る」ための改良点ではないでしょうか。

それならば、125d、525dに採用のN47D20エンジンが低速から一気に450Nmまでトルクが立ち上がるのに、馬力はALPINA D3 Biturboより4馬力高い理由も説明が付きそうです。

もしこの仮説が真実ならば、125d、525dのエンジンは「320dよりも太いトルクが低速から出る上に、5400回転まで気持ち良く吹ける」エンジンかもしれませんね。

昨日乗らせていただいたALPINA D3 BiturboのMTモデルはレブリミットまで非常に気持ち良く吹け上がっていましたので、2ステージツインターボのディーゼルならその味わいが楽しめるかもしれません。

そういう意味では125dは車体も軽いので、正に「スポーツディーゼル」の資格がありそうですが、日本に導入して欲しいですね。

同じ意味で、トリプルターボのM550dも是非乗ってみたいです。

ところで、昨日はALPINA B3 Biturboにも乗らせていただいたのですが、BMW標準のN54B30とは一線を画すパワフルさとスムーズさで感動しました。「これなら自然吸気で無くてもいいかな」と思える素晴らしさで、400ps/600Nmにチューンした135iでも「ブーストを上げただけの下品なエンジンだな」と思ってしまいました。その内デビューするF30ベースの新型ALPINA B3 BiturboやM3が大いに楽しみですね。
コメントへの返答
2012年9月11日 0:08
RANちゃんさん、こんばんは!こちらこそ、いつもながらの丁寧なコメントありがとうございます。

D3BiTurboにお乗りのRANちゃんさんにこそ、この新しい3シリーズのディーゼル・モデルのインプレがふさわしいと思います。お先に失礼しました。

それから、この新しい320dの乗り方については、以前、RANちゃんさんのD3BiTurboを運転させていただいた時の経験とアドバイスが、とても役に立ちました。改めてお礼申し上げます。

さて、F30-320dですが、エンジン特性グラフを見る限り、ピーク・パワーは4,000回転ですよね。それにも関わらず、タコメーターの目盛りが5,400回転までは普通に刻んであるのが、最初から不思議でした。

D3BiTurboの目盛りは5,000回転でしたっけ。改めてその特性グラフを確認してみましたが、パワー・カーブの、特に5,000回転付近の余裕は、目盛りが5,000回転までは普通に刻まれているのが当然のように思われます。実際に運転させていただいた時でも、目立った落ち込みは感じませんでした。

F30に搭載されたN47D20の特性は、むしろそのグラフにD3BiTurboと並んで記されている、D3の形に近いです。4,000回転を頂点に、パワーは急激に落ち込み、4,500回転以上の数値は記されていません。

まあ、それはそれでいいと思います。レブ・リミットを、そこに置けばいいわけですから。

ところが、F30-320dの場合は、分不相応といっては言い過ぎかもしれませんが、5,400回転まで、とりあえずは回っちゃうんですよね。だから、前のめりになるような、文字通り「エンジン・ブレーキ」のような反力がかかるのは当然です。

ちょっと話が逸れますが、N20B20も、ピーク・パワーは5,000回転なのに、タコメーターはとりあえず6,500回転までは普通に刻まれています。これもどういうものかと、疑問に思います。

ただ、320dとは違って、記事に書いたとおり、レブに当っても軽い減速を感じる程度でした(ちなみに、私が乗り継いできた二台のN46エンジンも、今のN52エンジンも、あたりまえですが、レブに当った時に減速感は全然ありません)。

もっとも、私が試乗した車は、日本中そうですけど、とにかく先日まで千葉で煮詰まっていたおろしたての新車ですから、まだエンジンもギアもまったくこなれていないものです。RANちゃんさんのD3BiTurboや、M47D20の320dと比べては酷かな、という気がします。

それに加えて、私は終始コンフォート(ノーマル)・モードで走りました。それが、4,000回転以上のパワーを必要以上に落としていた、という可能性もあります。もしかすると、スポーツ・モード以上では、少なくとも前のめりになるような反力は生じないのかもしれません…が、それにしても、ちょっと設定上の問題を感じますね。

RANちゃんさんは、その高回転域の落ち込みを、低速重視の設計のため、と推測しておられますが、それだけが理由なら、目盛りをそんな高回転まで刻む必要はないですよね。

そこで、またRANちゃんさんがおっしゃる、「ステージツインターボ仕様向けの改良点」ということですが、それもどうかなぁと思います。

BMWは確かに様々なバリュエーションに備えて、エンジンに限らず、様々な部品や設定の共通化を図っていますね。でも、たとえばN52やN54、N55エンジンなどの、それぞれの多数ののバリエーションが、それぞれの車種に応じて、実にきめ細かく設定され分けられているように、N47エンジンにしても、同じく車種ごとに細かに設定されていると考えられるのではないでしょうか。

125d、525dのエンジンなら、確かに5,400回転まで刻まれているのはよくわかりますね。RANちゃんさん号のエンジンがそうであるのと同じ理由だと思います。

まあ、話は戻りますが、やはりここは、不可解なので、「エンジンの慣らしが終っていないから」ということにしておきましょう(笑。

いずれにしても、RANちゃんさんご自身で、そのあたりを十分にご確認してみてください。私にもちょっと興味があります。

125d、525d、M550d、そして新型F30のD3BiTurboやB3BiTurboの日本デビューが望まれますね。台湾辺りでは、色々な車種やエンジン展開が見られますが(もしかして中国製?)、日本はまだまだですね。
2012年9月10日 15:17
すばらしいインプレ有難うございます。
320iもdも違いはあれど駆け抜ける喜びは感じられるんですね(^-^)
自分のライフスタイルに合わせて選べる幅を拡げてくれたBMWには感謝です(^^)/
ただガソリンと違ってディーゼルは低速のトルクを保ったまま出力を上げる為にはタービンの追加が必用なので同システムで出力違いは出なそうですね。

でも車重の重い5シリーズだとさらにdの恩恵は大きそうですね。私も523dの試乗車が出たら乗って見たいと思います。
コメントへの返答
2012年9月11日 1:12
oka@F10さん、こんばんは!お褒めのコメント、ありがとうございます。
今までは「320」といえば一車種しかなかったのに、これからは「d」と「i」の二つの中から選べるようになりました。これは凄いことですね。
しかも、両車それぞれの長所と短所を持っていて、甲乙付けがたいところも面白いですね。
いえいえ、実はN47D20というエンジンも、色んな出力があります。違いは、タービンの数です。ドイツ本国では、同じエンジンに2個のターボ・チャージャーを持つ「125d」や「525d」があります。ALPINA D3BiTurboもほぼ同じエンジンです。F30の「320d」が184馬力なのに対して、そっちは218馬力、トルクも380Nmに対して、そっちは450Nmもあります。450Nmというと、ガソリン・ターボですが「335i」(N55B30エンジン)を軽く抜いています。
このN47エンジンは、本国ではE90の320dでも使われていましたから、十分熟成されたエンジンなんですよね。ただ、日本にはBMWのディーゼルの情報がとても少なくて、あまり知られていないと思います。
そうですね、「523d」も楽しみですね!「320d」とはちょっと味付けが違うと思います。
2012年9月10日 17:47
いつもながら素晴らしいインプレありがとうございました^^。大変参考になりました♪BMWというメーカーは元来、乗り手の「気持ち良さ」を追求するメーカーであったように思います。エンジン性能しかり、ハンドリングしかり。それが、ここに来て時代の要請に応えるべく、ディーゼルモデルやハイブリッドモデルを相次いで投入。市場を相手に試行錯誤しているように思います。正に、過渡期と呼べる状況にあるのではないでしょうか。私見ですが、BMWが自身の方向性を定めるのには、まだ数年を要するように思います。
コメントへの返答
2012年9月11日 1:21
ホワイト☆フロッグさん、こんばんは!お褒めのコメントありがとうございます。
そうですねー、私なんかもBMWにしがみついているのは、まさに乗り手の「気持ち良さ」を追求するメーカーだと信じているからです。
でも、この十年~数年の間に、このメーカーは大きく変りましたね。エンジンもそうですが、私は多様過ぎる車種展開にそれを感じています。要するに、ドイツのコアなメーカーから、多国籍の大メーカーになってしまったんですね。いずれFFモデルも出てしまうでしょうし、他にも、何があっても不思議じゃないような気がします。まったく過渡期ですね。
ディーゼル自体は、ヨーロッパではむしろ主流で、日本市場への投入が遅かったのだと思いますが、ついに3シリーズにまで降りてきたアクティブハイブリッドは、まだまだ様子見だと私は思います。トヨタの技術力が生きた、日本的なハイブリッドが近いうちにきっと出て、それはディーゼルと組み合わされるのではないかと思います。
願わくば、そんな時にも、「Efficient Dynamics」と同時に「Freude am Fahren」を忘れないで欲しいものですね。
2012年9月10日 18:00
いつも詳細なインプレ,ありがとうございます!!

これをみたらまずはともあれ『d』の実力をみせてもらいに行きたくなりますね(^^

早く試乗車こないかな… 楽しみがひとつ増えました.
コメントへの返答
2012年9月11日 1:24
ふれぶるチェリーさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
こちらこそ、お読みいただいて嬉しいです。
そうですね、是非ご自分で乗ってみて、BMWの新しいドライビング・プレジャーを味わってみてください。
特に、F30のシャシーは出来が良いので、N47D20なんていう、まったく別種のエンジンを載せた車は、色々な意味で新鮮な感動でした。
2012年9月10日 19:14
乗らなくてもどんなんか分かりました♪

いろいろ思うところはありますが、↑みなさんの思われるところ、大同小異。。。かな?

3台目はディーゼルにしようかな?(嘘爆



まあ、乗ってみないとフィーリングは感じられませんよね。
コメントへの返答
2012年9月11日 1:32
E30-325さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
いろいろと思うところはあるでしょうね(笑。まあ、今までのBMWのイメージで臨むと、この「320d」というのは全然違う感覚なので、逆に面白かったです。そして不思議なことに、やはりBMWだなぁと納得させられる共通の面白さがあるんですよね。
たとえば、マフラーから結構勇ましい音が響いてきます。ガソリン・エンジンとは違う低くて大きい音です。良いたとえではないですが、Mモデルのような迫力さえ感じます。
それからトルクは凄いですね。335iほどじゃないけど、328iくらいはあるというのが、カタログ値だけでなく実感できます。それでいて184psなんだから面白いです(笑。この辺、是非ご自分で試乗してインプレ書いてくださいね!
2012年9月10日 19:42
とても内容の濃いブログで楽しかったです♪
どちらも駆け抜ける歓びが味わえるのはさすがBMWですね♪
実はディーゼル運転したことも乗ったこともないのでとても気になってます!
早く試乗してどちらが私に合っているのか確かめたいです↑
F30、相当売れそうな予感!
コメントへの返答
2012年9月11日 1:35
しゅんや@愛知さん、こんばんは!お褒めのコメントありがとうございます。
そうです、どちらも別種の「駆け抜ける歓び」があるんですよね。
私も、ディーゼルに乗ったことはほぼないようなものだったので、あの感覚はまた味わいたいです。機会を見つけて、またあの独特さを確かめに試乗に行きたいと思います。
そうですね、是非しゅんや@愛知さんも、ご自分の身体で体感してください。
F30は売れますね!ディーゼル・モデルの導入で、さらに火が付くことは確実だと思います。
2012年9月10日 20:39
まいどスパグラさんのブログは皆さんのコメント含め読み入っちゃいます♪
アルピナD3でもピンとこなかった私ですので320dと320iだったら迷わず320iの方がイイと思うだろうな~と思うんですが、実際ほぼ街乗りな使い方の我が家では320dの方がいいんだろうな~だとも。

みんカラの皆様の320d試乗記をこそっと拝見してまわっております(笑)
コメントへの返答
2012年9月11日 1:39
あかたい8825さん、こんばんは!お褒めのコメントありがとうございます。
私も、実際に乗る前に、みんカラの皆さんの試乗記をじっくり読んでいました。おおむね、というか、ほとんど好評だったので、自分が乗ってみたら、やばいなぁ、と少し危惧していたほどです。
でも、結果はこの記事に書いたとおりで、案外320iの良さを再認識することにもなりました。胸の内は少しホッとしています(笑。
とはいえ、試乗した320dは、日本全国そうですけど、おろしたてなんですよね。だから、走り込まされた320iと並べて比べちゃ、まだかわいそうだったかもしれません。
まあ、あかたいさんも是非比較試乗して、インプレ書いてくださいね!
2012年9月10日 20:39
内容がとても深くわかりやすいですね♪

正直、320dが発売されて320i乗りの私は残念なのかと思い込んでましたが、やはり高回転域を楽しみがあるのは320iだとわかり良かったです。
320iに乗り出して二カ月が経ちますが、アイドリングはやはり静かですね。よくエンジンが始動していても不安になってかけ直す事もよくあります。
私もチャンスをみて320dに早く試乗したいです。
コメントへの返答
2012年9月11日 1:46
ミツバッチさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
アイドリングの音もそうですが、踏んだ時でも、巡航時でも、エンジン音は、ディーゼルは全然といっていいほど違いますね。大げさに言うと、トラックやバスのようです。
ところが、さすがにBMWだけあって、それが気にならないというか、逆にやる気を起こさせる音だったりするのが、うまいと思いました。
ただ、それが受け入れられるかどうかは、人によるなぁと思いました。
ガソリン・エンジンに慣れていて、BMWに求めるイメージがある程度決まっているなら、320iだと思いました。今までのイメージとは異なるけれど、力強いトルクとともに勇ましい音も受け入れていこう、と思える人にはディーゼルも面白いなぁという感じです。
ミツバッチさんのインプレも是非読ませて下さいね。楽しみにしています。
2012年9月10日 21:50
待ってましたスパグラさんのインプレ♪
試乗する前に要点をしっかり予習できるのでいつもわくわくしてます(笑

ディーゼル初心者の自分ですが320dには非常に興味があって試乗しようと考えています。
もしかしたら新型320Mスポに乗り換える?なんてこともあるかもなので(・´з`・)

でもE90もほんといい車なんですよね~
いまだにかっこいいと思いますしあのしっかり感たっぷりのハンドリングは楽しさと安心感を与えてくれます。

コメントへの返答
2012年9月11日 1:52
90Mikasaさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
試乗前に、変な先入観をお与えしちゃうのもまずいですね(汗。
私も、今の車に乗ることになる前までは、320dのMspo、しかも色はエストリル・ブルーとまで決めていました(笑。オプションにはヘッド・アップ・ディスプレイを付けて、とか。Mspoのフェイスや、内装がとっても格好いいと思います。今もそう思っています。
でも、この試乗を終えてみて…320dにするか、320iにするか、もう一度悩みそうです。
でも、私もE90のフェイスも乗り味も、本当に素晴らしいと思います。F30に比べると重い感じもするんですが、それが逆に魅力ですよね。お気持ちわかります(^^)
2012年9月10日 22:04
コメント遅くなりました。。。すみません。オイラのブログへのトラックバックありがとうございます。
昨日のディーラーでの偶然の出会いは、驚きましたがすごく楽しい時間になって、うれしかったです!

スパグラさんのブログはさすがすばらしいです。
ディーラーのショールームで熱く語り合った内容が文章に起こされている形なので、内容は読まなくても大体把握できているのですが、文章構成などすばらしく、読み物として読んでも非常に面白く、興味深く読ませていただきました。私にはとてもここまで書けません。。。
(オイラの小学生の読書感想文みたいな文章が恥ずかしいですね。。。)

また、運がよければ近日中にお会いできますかね?その際はよろしくお願いします。
コメントへの返答
2012年9月11日 1:57
nobkunさん、こんばんは!コメントありがとうございます。トラバの承諾もありがとうございました。
こちらこそ、先日はお会いできて嬉しかったです。同じディーラーでみんカラのお友達がいるというのは、楽しいものですね(^^)
そんなことをおっしゃいますが、nobkunさんの記事は、全体をよく見渡して、基本的な大事なことがよく整理されていて、私はいつも素晴らしいなぁと感心しています。今回の記事も、とても参考になりました。一緒にお話ししたことを思い出しました。
私はあの時、ディーゼルの音じゃなくて、ガソリンと比べて、盛り上がっている雰囲気のことをうまく言えなかったですよね。それが家に帰って、あれこれ考えてみて、やっと形になりました。こういうのも、あの時いろいろ考えながらお話しできたからのことです。とても良かったです。
そうですね、またお会いしましょう。何か機会があれば、ご連絡しますね。
2012年9月10日 22:17
ディーゼルのネガな部分は音と振動でしょうね。
とはいえ、ガソリンエンジンも直噴ターボの時代。
ガソリンエンジンが、ディーゼルに歩み寄ってきた、
と言ったところでしょうか。
インジェクターのカラカラ音もデイーゼル並み、
とまでは行かなくとも、耳につきますしね。
あとは、エンジンの重量でしょうか。
重いディーゼルエンジンを積んで、
走りにどれくらいの影響があるかも気になります。
コメントへの返答
2012年9月11日 2:07
パタさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
そうですねー、音と振動については、実は余り意識しませんでした。逆に、加速感とか、操縦感覚の方に神経を集中していました。そしたら、後からディーゼルっぽい音が聞こえてきた、そんな感じです。その音は見事に、トラックとかバスみたいでした。というと悪口みたいなんですが、もう少し正確に言うと、「グィーンギュルギュルギュル、ガーガーガー、グィーン、グィーンギュルギュルギュル」って具合(どこが正確(爆)
でもね、これがあまり悪い印象じゃないんです。だってBMWじゃないですか。Bimmerたる者、静かな車に乗りたいなんて、あまり思っていないんじゃないでしょうか(笑。
とはいえ、ガソリン・モデルの方はさすがに静かでした。乗り換えた後は、ホッとしたほどです。これは日頃、ガソリンのBMWに乗っている者の、消極的な安心感かもしれません。
それにしても、先日のパタさん号のエンジンの静かなこと!あれには驚きました。
エンジンの重さは気になりませんでしたね。もともとF30って操作感が軽すぎるくらいなので(笑。
まあ、パタさんも是非試乗されて、インプレ書いて下さいね。楽しみにしています(^^)
2012年9月10日 22:46
同じようにアクセルを踏んでもタイプの異なるエンジン
ディーゼルエンジンを載せる車体とガソリン(ベンゼン)エンジンを載せる車体、ともに基本設計から同一なのでしょうか、バルクヘッドより前の部位でエンジン搭載フロア等異なっていてもいいように思いますが
搭載するエンジンの特性が構造上異なっているので、もしやと思って。

X5 35dは試乗しましたが、とてもクルーザーでした。
エンジンの高揚感はなく怒涛のトルクでグイグイタイプでしょうか。

80年代終盤の日産RD28ディーゼルエンジンは当時のディーゼルエンジンの中では、ガソリンエンジンに近いフィーリングが感じられたと記憶しています。
そして近年、タービンによるドーピング効果でガソリンエンジンのフラットトルク化、ディーゼルエンジンのビックトルク化です。
この先両エンジンはものすごく似てくるのではないでしょうか
燃費最優先タイプのエンジンは特に。
コメントへの返答
2012年9月11日 2:24
BM W221さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
そう言われてみると、ちゃんと自分では確かめていないのですが、みんカラのお友達の皆さんの中には、エンジン・ルームを写してこられた方々が結構いて、そちらを拝見していると、基本設計の相違というほどのものは見られないように思います。
もちろん、エンジン自体が異なるので、大きさ、重さ、構造に応じて、異なる置き方をしているのは確かだと思いますが。
そもそもディーゼルかガソリンかに限らず、E90以前から、4気筒でも6気筒でも、同じエンジン・ルームでこなせるように設計されていますしね。
X5-35dに乗られたんですね。そして「エンジンの高揚感はなく怒涛のトルクでグイグイタイプ」という感じは、この320dでも、程度の違いこそあれ、本質的には同じじゃないかと思います。
なるほど、エンジンの仕組みを超えた、フィーリングの相似化ですね。それは言えてるかもしれませんね。2005年頃のCGTVで、田辺編集長が、当時日本では売られていなかった530dに乗りながら、タコメーターを見なければ、ディーゼル車だとは気付かない、と言っていたのを思い出します。
BMWのディーゼル車の特徴と言えるかもしれませんね。
2012年9月10日 23:50
おお!!待ってました~っ

新型のインプレッション記事
大変興味深く読ませていただきました。
ディーゼルEgは興味薄だったんですが、
昨今の欧州ディーゼルEgには興味がありました。
去年だったか、ALPINAのそれに乗った時は
ド肝を抜かれました。

さて、この国でデーゼルが受け入れられるのか?
今後の動向にも期待ですね。
コメントへの返答
2012年9月11日 2:27
黒鷹さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
興味深く読んでいただいて、どうもありがとうございます。頑張って書いた張り合いがあります(^^)
ALPINAのD3でしょうか。乗られたんですね。
私もそれに乗せていただいたことがありますが、さすがにおろしたての320dは、D3の洗練された感覚には及びませんでした。でも、もっと走り込んでいったり、自分自身がディーゼル車の運転に慣れていくと、そういう違和感はどんどん減って、むしろ長所が目立ってくるんじゃないかと思います。
そうですね、私の予想では320iよりも売れるんじゃないかと思います。
2012年9月11日 7:23
連コメ失礼します。なるほど、やはりおろしたての320dに全開は辛かったのでしょうか。

ただ、色々仕様違いがあるとは言え、基本構造は一緒なので、従来通りのN47D20エンジンであればわざわざレブリミットを5400回転まで上げる必要はないと思います。私が予想するように、ツインターボ用に改良した結果かもしれません。

6気筒エンジンも新型はレブリミットが5400回転になっているので、モジュラーエンジン全体としての改良点なのかもしれないですね。

まあ、当たりがくるのが遅そうなディーゼルエンジンなので、皆さんが乗り回してこなれた頃に試乗させていただこうと思います(爆)。
コメントへの返答
2012年9月11日 10:27
RANちゃんさん、おはようございます!たびたびありがとうございます。

実際にN47D20を元に素晴らしいチューン・アップされたお車に乗っていて、それゆえにBMWのディーゼルにもとても詳しいRANちゃんさんのお考えについて、自分くらいの知識であれこれ書いてしまって失礼しました。ちょっと疲れていたのかもしれません(汗。

パワー・ピークとレブリミットの間の千数百回転の意味と、実際にそこに至ったときの、不可解で結構強い力の落ち込みの印象があまりに強かったものですから、それにとらわれてしまいました。

おっしゃるとおり、ツイン・ターボ用への改良が、ツインパワー・ターボのエンジンにメリットがあると判断したのかもしれませんね。

今週半ばに都内で展示会がありますので、もし行けたら、ちょっとその辺の質問をしてこようと思っています。
2012年9月14日 17:26
BMW試乗記、いつもながら味わい深く読ませていただきました。また、コメントのやり取りの多さとそのやり取りの充実した内容に感心しながら。

BMW、そのd仕様のやつも含めて最近の3シリーズを試乗したいとは思っていても、なかなかディーラーに辿り着けない状況でいます、、、なんというか、BMWのディーラーに足を踏み込むと即、商談になってしまいそうで。。。(汗)

とにかく、その街乗りでのトルクのあるクルマとないくクルマ、みたいな観点で私もいつかはじっくりと試乗して次のクルマを考えてみたいものです。
コメントへの返答
2012年9月14日 20:02
横浜すみれっ子さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
記事ばかりでなくコメントまで読んでいただいたのですか。どうもありがとうございます。
取材が本業のような横浜すみれっ子さんなのに、肝心のBMWディーラーの敷居が高いのですか(汗。商談になっちゃいそうって、それはディーラーの問題ではなくて、「次のクルマを考えてみたい」という切実なテーマをお持ちの、横浜すみれっ子さんご自身の問題なのでは(笑?
冗談はともかく、320iと320dという二種類の車は、同じような価格、位置付け、装備、ラインナップであるにも関わらず、別の意味では最も対極的な車です。乗ってみると、本当にそれがわかりますね。トルクももちろんですが、音やギアの使い方(ATまかせでも)、そして車自体の動き方と、面白いように違います。是非、ご自身で早いうちに試乗されて、ブログに記事を書いて下さいね。楽しみにしています!
2012年9月15日 21:30
私は比較試乗まではできず、帰宅時に我が愛車としみじみ比較してみましたが、ガソリンエンジンのスムーズさといいますか、自然さを改めて認識する結果となりました。
でも、毎月そこそこ走行する生活なら、一も二もなく、320dを選ぶと思います。
コメントへの返答
2012年9月15日 22:06
Osaka-nさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
私も、発売前までは、ディーゼル・モデルのスペック的な優位性に驚いて、憧れるばかりでした。
でも実際に試乗してみると、音とか振動とか以前に、自動車を動かす動力源の仕組みとして、ディーゼル・エンジンやギアの働きがよくわかって、とても面白かったです。
記事の繰り返しになりますが、さらにガソリン・モデルを直後に比較試乗したことで、逆に、ガソリン・エンジンの長所もよくわかりました。
どちらを選ぶかは、使い方や好みによるなぁと思いました。
Osaka-nさんは、走行量によると思われたのですね。
私自身、もし今の車に乗り換えていなかったら、320dをM-Sportで買うつもりでしたが、やはりそれは変えなかったと思います。この新しい世界に、しばらく浸ってみたいなぁと。
2012年9月16日 0:34

スパグラさん、こんばんは。

いつもながら興味深く拝見しました。
(コメントが盛りだくさんで、最下部までのスクロールの長いこと、長いこと。。。(笑))

ディーゼルの導入には賛成ですが、ある程度距離を乗らないとその良さが活きてこないかもしれません。 また、定速での長距離走行には適しているんでしょうね。

ガソリンだったら3L超並みの強大なトルクを活かすべく、荷物を積むことを前提にしたツーリングには2Lのガソリンが用意されない(今のところ?)こともなんとなく理解できます。

八重洲のショールームでチラ見しましたが、確かにタコメータに目盛りはサービスで “大盛り” になっていましたネ♪ 昔のeエンジンのそれがあまりに刻みがスカスカで不評だったので、『反省』したのかもしれません(笑)

エンジンの馴染みですが、ディーゼルもガソリン同様なんでしょうか?
僕の勝手なイメージですが、経年および走行過程で余計に振動や音がひどくなるのでは? な印象があります。
エンジン自体も重いようですし、マウントの交換は頻繁に必要なんでしょうね?

でも、選択肢が増えることは大歓迎です。


来月2回目の車検ですが、距離は伸びず。
まだまだ乗ります。


コメントへの返答
2012年9月16日 3:11
FrancoPさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
こちらこそ、いつもながら楽しんで頂いて、記事を書いた甲斐があります。ありがとうございます。
コメントは最近の私の記事ではとても多いです。「イイネ」も記録更新です。ありがたいことです。やはりみなさん、「320」と「i」や「d」に興味をお持ちだなぁと思います。まあ私もですけど。
距離を乗ると良さが生きてくる、というのは、やはり燃費のことでしょうか。定速長距離走行も、ギアがワイドなディーゼル・モデルは、有利でしょうね。
ガソリンのN52B30エンジン、E90-330iなどのトルクを改めて調べてみたら、300Nm/2,500rpmでした。320dは、1,750-2,750回転の間で、それより80Nmも大きいんですね。この一事を取り上げてみても、ディーゼル・エンジンを載せた車の異色さがわかりますね。
このトルクを何に使うか、ということですが、ツーリングなどでは、確かに積載・運搬という用途で有利でしょうね。車が重くなってももたつかないわけですね。
では、セダンではどうかなということですが、燃費、運搬以外にも、そこはやはりスポーティ・セダンのBMWらしさが期待できるのではないかと私は思います。WTCCでもE90-320siの最大のライバルは、セアトのディーゼル・ターボでしたもんね。
たとえば、筑波サーキットのようなショート・コースだと、急な加減速を繰り返すので、ディーゼルのような大トルクが良く生かせるんじゃないかと思います(やってみたいなぁ…)。
なるほど、タコメータの目盛りの「大盛り」は、刻みにゆとりを持たせるため、という説ですか。
私は、記事に書いたように、4,000回転を過ぎると、かなり大きなパワーの落ち込みが来るので、運転上、ちょっと差し障りがあるんじゃないかと思いました。ここにはアクセルの踏み方、ATの使い方の問題提起があるように感じられました。
私なんかは、思い切り回したい時は、キック・ダウン・スイッチまで踏み込んで、ATの自動的なシフト・アップ任せにしていますが、考えてみると、MTだったら当然自分でシフト・アップしなきゃならないので、このディーゼル・モデルの場合も、もしキック・ダウンなんかしたい場合は――そんなことをしたら、そもそもすごい加速になりますが――シフト・ノブなりパドルなりを使って、MTのように意識的にシフト・アップしなければならないのかもしれません。
そこまで考えてみると、もしかしたらそれはディーゼルに限ったことではなくて、ガソリン・エンジンでも、6千数百回転あたりで、自分でシフト・アップした方が良いのかもしれません。今度試してみます(というのも、8速ATは、レブ・リミット超えで、どうも「ミャー」と鳴き出すような気がしているという理由もあります)。
余計なことを書いて失礼しました。
エンジンのなじみですが、私の憶測に過ぎませんが、ヨーロッパではディーゼル・モデルはかなり実績を持っていますから、そんなに劣化はないんじゃないかと思います。マウントを頻繁に交換なんて、今の車はあまり必要じゃないんじゃないかなぁ(汗)よくわかりませんが。
2回目の車検なんですね。ここに来て、4気筒6気筒問わず、そもそも自然吸気のガソリン・エンジン自体が貴重になってきました。そのフィーリングは格別なので、大事に乗っていく勝ちは十分にありますね。
2012年9月16日 13:44
はじめまして。以前イイネを頂きましたのがきっかけでお邪魔させて頂きました。
ほかの記事にも先入観のないとても丁寧な試乗記や記事が多く、とても楽しんで読ませて頂いております。

この記事も話題の2.0Lディーゼルの特徴を的確に捉えてらっしゃり、頷きながら読ませて頂きました。最近乗ったX5の30dもそうでしたが、BMWはいかにディーゼルの良いところを引き出すのが上手いかが感じられます。早くガソリンより大きなターボを立ち上げて、低回転でのトルクで、回さなくても走りの良さが感じられる。それに対してガソリンは、高速巡航でも楽なレベルで低回転トルクを確保しつつ、上まで綺麗に回せるようにして爽快感を確保する。
両方のエンジンの得手不得手を的確に捉えて、適材適所のセットアップがされているさまが手に取るように感じられる、とても気持ちのよい文章でした。

これからもお邪魔させていただきますね。
コメントへの返答
2012年9月16日 20:31
フィー.さん、こんばんは&初めまして!コメントありがとうございます。
フィー.さんのブログは、車にとても詳しい人がいると、みんカラのurozyさん(「前倒しで行こうよ」という本家ブログをお持ちの、やはり車にとても詳しい人です)に最近教えて頂きました。さっと目を通しただけで、まだちゃんと読めていません(汗)が、これは勉強になるなぁと思いました。そんなフィー.さんに、早速コメントをいただけるなんて、とてもありがたいです。どうぞ今後ともよろしくお願いします。
X5の30dに乗られたのですね。私もちょうど今日、初めてその車を試乗してみました(あ、日本では35dって名前ですねw)。もう1万キロくらい走っている車だったこともあってか、エンジンもギアも、そして車の動きも皆、とてもこなれていた感じがありました。おろしたての320dとは、排気量や気筒数による差だけではない、良い味わいが出ていました。
ついでに書くと、今日はやはりおろしたての、523d(本国では520dという名前で、320dとほぼ同じエンジンの車)にも乗ってきました。でもこの車の方が、おろしたてにも関わらず、320dよりもスムーズな感じがしました。エンジン単体のセッティングの違いの他にも、もちろん、3シリーズと5シリーズの違いが大きいと思いますが、523dはとても好印象でした。
記事では、おろしたての320dの、特にパワー・ピークの4,000回転以後の頭打ち感の強さを書きましたが、こうやって他のディーゼル車に色々乗ってみて、その頭打ち感はだんだんなくなっていくのではないかと期待を持ちました。
ただ、3シリーズという車は、色々なシリーズの中では、意外と最もスポーティ性が強いと思われますが、それだけに(おろしたてとか、こなれてきたとかも含めて)エンジンの細かな状態が、一番わかりやすいんじゃないかとも思いました。
記事をほめて頂いて、大変ありがとうございます。私は車のことをあまりよく知らないので、自分の少ない感覚や言葉を、たまに数字も使ったりして考えたり書いたりしていますが、なかなか難しいです。
2013年1月14日 11:54
この件については、現在お忙しいスパグラさんにコメントを入れてはいけないと自重し、nobkunさんの昔のブログにコメントを入れまいた(^^;)
http://minkara.carview.co.jp/userid/1420498/blog/27689656/#koko
コメントへの返答
2013年1月14日 14:04
赤カブ望さん、こんにちは!コメントありがとうございます。
ご配慮ありがとうございます。頑張ります!
でも、いまリンク先の赤カブ望さんのコメントを拝見しました。nobkunさんのレスが楽しみですね。
ちょっと前まではBMWがワークスで参戦していたWTCCで、最大のライバルが、ディーゼル・ターボを搭載したセアトでした。その時のBMWはE90-320siで、バルブ・トロニック非搭載の4気筒NAのN45B20Sというエンジンです。そんなこともあって、ディーゼル・ターボのレースの強さという印象があります。

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