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2011年10月30日 イイね!

BMWの三つのエンジン、N55B30A、N20B20A、N13B16Aを見比べる

BMWの三つのエンジン、N55B30A、N20B20A、N13B16Aを見比べる前回の記事で「N20B20A」型という2リッター4気筒ターボエンジンの出力特性グラフを見ているうちに、他のエンジンと比べてみたくなった。そこで、新型の1シリーズ、来年フル・モデル・チェンジする3シリーズ、そしていずれエンジン変更がおこなわれる5シリーズなどに搭載される、「N55B30A」、「N20B20A」、「N13B16A」という、BMWの三つのターボ・エンジンの出力特性を、それぞれ色を変えて一つのグラフの中に描いてみた。まずはこれらのエンジンの簡単な紹介から。

N55B30A 3リッター6気筒ターボ。225kW〔306ps〕、400Nm〔40.8kgm〕。
おもな搭載車は「135i」、「335i」、「535i」など。
N20B20A 2リッター4気筒ターボ。180kW〔245ps〕、350Nm〔35.7kgm〕。
おもな搭載車(予想)は「328i」、「528i」など。
N13B16A 1.6リッター4気筒ターボ。125kW〔170ps〕、250Nm〔25.5kgm〕。
おもな搭載車は「120i」など。



グラフの見方を説明すると、左側縦軸の目盛りはトルクで、Nm、kgm両方の単位を示した。右側縦軸の目盛りは馬力で、ps、kW両方の単位を示した。横軸はエンジンの1分間あたりの回転数である。一つのエンジンには、トルクの曲線と馬力の曲線の二種類があって、三つエンジンごとにそれぞれ青、黒、赤と色を変えた。どのグラフも最高値の点や線に数値を記した。

なお、コンピュータ制御で馬力を下げたバージョンのエンジンについては、最高馬力のピークの点と数値を、同じ色で記した。また、これら三つのエンジンではないけれども、BMWでよく聞く馬力のピークを緑色の点と数値で示した。なお、グラフ作成にはBMW公表資料等を用いた。

さて、このグラフを見ていると、実に色々なことを感じ、考えてしまう。そもそもBMWのカタログには、ある一つのエンジンのグラフはあっても、異なったエンジンを並べたものは、あまり見なかったように思う。いかにも素人臭い感想だが、思いつくままに書いてみたい。

1) 三つのエンジンに共通する、いかにもターボらしいトルク・ピークの素早い出方。今までは青ラインの6気筒エンジンでしか味わえなかったが、これからは黒や赤ラインの4気筒エンジンでも、トルクフルな立ち上がりを楽しんで走ることができそうだ。

2) 青ラインの6気筒ターボ、「N55B30A」エンジンのパワーの卓越性。また馬力の頂上部が滑らかなこと。さすが受賞歴に輝く、BMW各シリーズのハイパワークラス中核となるエンジンだと思う。しかし現在、このエンジンの改善も進められているらしい。

3) こうやって並んだ大・中・小三種類のパワーを見ていると、私たちユーザーはお金を払ってパワー(と言うよりも、そのパワーがもたらす俊敏な移動の官能)を買っているということが妙に納得できる。そう考えれば、同じエンジンのデチューン版でも、コストが見合えば買って損はないはずだ。

4) 4,000回転を超えた辺りから「ヤル気」が湧くエンジン音が出始めるものだが、その時の青、黒、赤ラインの馬力がかなり異なる。ハイパワーになるほど、日本の公道では、この音を聞くチャンスが少なくなるような気がする。しかし袖ヶ浦のサーキット場などで試乗させられると、どうしてもハイパワーなエンジンが欲しくなるものだ。

5) 逆に、慣らし運転の時に気付いたことだが、4,000回転を超えないで走るのは簡単なことで、特に8速ATならなおさら低回転を維持するだろう。つまりたとえ5,000回転で頭打ちのエンジンでも、ターボで低速トルクがあるために、のんびりした走行なら十分実用的だろう。

6) トルクの赤ラインと黒ラインの間が開いていて、ちょうど300Nm(30.6kgm)を最高値とするラインでグラフを埋めたくなる。それは馬力では150kW(204ps)を少し超えたあたりとなり、おそらく「325i」、「525i」などの名を与えられた車に積まれるかもしれない(緑の「218ps」の点が、かつての「325i」などのもの)。

7) 緑の点や数値は上から順に、たとえば歴代の「330i」、「325i」、「320i」に積まれたことがある、ノン・ターボ・エンジンのものだ。これらは共通して馬力のピークが6,500回転前後だが、三種類のターボ・エンジンは、それぞれ2,000回転ほど早くからピークの始まりを迎える。馬力の上がるラインが急勾配なのだ。短時間での加速感を楽しむならターボ、回すほどに伸び上がっていく加速感を楽しむならノン・ターボだ、ということがわかる。

8) ターボ・エンジンの早めのピークは、フラットに1,500回転ほど続く。このフラットなエリアでも緩やかながら加速は続くので、回らないエンジンではないけれども、回す必要は少ないかもしれない。もしも秒を争うような走りだったら、私はピークに入ったところで即座にシフト・アップするだろう。

             *       *       *       *       *

私の愛車120iカブリオレの馬力は緑の点の最も下のもの(156ps/115kW)だ。トルクに至っては20.4kgm(200Nm)で、赤ラインにすら及ばない(ちなみに少し前までは、このトルクのNm値が車名の2桁目と一致していた)。しかし、日本の道の低い法定速度のおかげか、回すほどに伸び上がっていく加速感を味わいながらも、駆け抜ける歓びは十分に感じている。それに、幌を下げてゆったりと街中や郊外を流して走る楽しさは、パワーとはあまり関係がない。

それでも、1.5トンを超える車重を自在に操るならば、やはり204ps(150kW)を超えるくらいのパワーが欲しいと思うときもある。実際のところ、同じくらいの重さだった前車320iツーリングに乗っていた頃も、325iくらいのパワーがあった方が扱いやすいと感じていたものだ。それとも、日頃からは使い切れないパワーかもしれないけれど、180kW(245ps)のBMWだったら、どんな歓びを感じさせてくれるだろうかなどと、こんなグラフを見ていると、あれこれ夢想してしまうのだ。
Posted at 2011/10/30 16:35:28 | コメント(6) | トラックバック(0) | F30/31 3シリーズ | クルマ
2011年10月25日 イイね!

BMWの新しい2L4気筒ターボ、N20B20Aエンジンの底力

BMWの新しい2L4気筒ターボ、N20B20Aエンジンの底力10月24日、Z4の「23i」が廃止となり、代って「20i」が登場したとニュースで知った。すでにBMW Japanのサイトも、そこで入手できるカタログも、この新しい「20i」に書き換えられていた。先日、まったく同じように6気筒NAから4気筒ターボへとエンジンの変更がおこなわれたにも関わらず、車名も価格も変らなかった「523i」の場合と比べ、このZ4の方は潔く「20i」を名乗り、価格も24万円ではあるが下げられたのは英断だと思う。

次期新型3シリーズに(本国で)搭載されるエンジンも、4気筒ターボ版については、今のところこの「N20B20」という型番のものだけだが、それはコンピュータ制御によって、「320i」(N20B20B)と「328i」(N20B20A)の二つのバージョンを持つことになる。そのことは前々回のブログ記事で書いたことだが、頂いたコメントにレスを返したり、こうやって次々に置き換えられてゆく新しいエンジンのスペックを見ているうちに、これはかなり凄いエンジンなのではないかと思えてきた。ただし「28i」の名を持つハイスペックなバージョンの方に、だ。

改めて新型3シリーズのスペックを並べ、特にエンジン部分を比較してみる。これら三種類のエンジンには、共通して、DOHC、ツインスクロール・ターボチャージャー、バルブトロニック、ダブルヴァノス、高精度直噴インジェクションなどの技術が用いられている。また、写真からわかるように、前方に大きく張り出されたインタークーラーを備える。

モデル名 320i 328i 335i
エンジン N20B20Aエンジン・4気筒ターボ N55B30Aエンジン・6気筒ターボ
車両車重 1,500kg 1,530kg 1,595kg
最大出力 135kW〔184ps〕/5,000rpm 180kW〔245ps〕/5,000-6,500rpm 225kW〔306ps〕/5,800-6,000rpm
最大トルク 270Nm(27.5kgfm)/1,250-4,500rpm 350Nm(35.7kgfm)/1,250-4,800rpm 400Nm(40.8kgfm)/1,200-5,000rpm
1気筒あたりの力 46.0ps/気筒、6.9kgfm/気筒 61.3ps/気筒、8.9kgfm/気筒 51.0ps/気筒、6.8kgfm/気筒
ピーク時最高回転数 出力5,000rpm / トルク1,250-4,500rpm 出力6,500rpm / トルク1,250-4,800rpm 出力6,000rpm / トルク1,200-5,000
ボア / ストローク 84.0mm / 90.1mm 84.0mm / 89.6mm
圧 縮 比 11.0 : 1 10.0 : 1 10.2 : 1
P/Wレシオ 8.15kg/ps 6.24kg/ps 5.21kg/ps
加 速 7.6sec (0-100km/h) 5.9sec (同左) 5.5sec (同左)
燃 費 16.6km/l 15.2km/l 13.9km/l
CO2排出量 144-147g/km 149g/km 186g/km

こうして並べてみると、1気筒あたりの力が最も優位なのが「328i」で、パフォーマンスの良さが際立っている。また、概してエンジンを回すのが好きなBimmerには、「335i」に勝るとも劣らない「328i」のピーク時回転数は魅力的に見えるだろう。また、0-100km/h加速での「335i」との差はわずか0.4秒で、実用域の力の差はとても少ない。

さらに「328i」の燃費は「320i」に劣るものの、60ps以上の馬力差を考慮すれば、その差はごくわずかなものである。また、149g/kmという「328i」のCO2排出量を「320i」や「335i」と比べても、パワーよりも気筒数の違いによる差の方が大きい。ちなみに、私の120iカブリオレ(N46B20B型エンジン、156ps・20.4kgm)のCO2排出量は204g/kmだ。ただし、そもそも燃費やCO2排出量というものは可能値に過ぎず、運転次第でいくらでも悪化するのは言うまでもない。

逆に、184ps、27.5kgfmにデチューンされている「320i」のエンジンが、実にもったいない使われ方であることの方が、印象に残る。特にこのエンジンでは、ピーク時回転数の低さが目立つ。もっとも、だからこそ燃費も少々良くなるわけで、新しい8速ATやDECのECO PROモードなどをうまく利用して、ゆったりと走るのが目的ならば、低めのパワーや回転数などは、さして問題にもならないだろう。

さて、「328i」に搭載される、この「N20B20A」エンジンの特性グラフは次のようなものだ。
("BMW Media Information"2011/10、p.61による)



言うまでもなく、馬力はトルクに回転数を掛け合わせた数値に比例する。ターボ採用による、1,250-4,800rpmの低・中回転域でピークに達するフラットなトルク曲線が生み出した、一気に伸び上がっていく馬力曲線の急勾配が、このエンジンの力強い加速を十分に想像させる。また、数値からわかることではあるが、こうやってグラフ化されると興味深く目立つのは、5,000-6,500rpmという高回転域の幅広くフラットなピーク帯だ。この意図的にも見える頭打ちの形には、このエンジンのさらに隠された可能性が感じられる。

6気筒エンジンの滑らかさを評価する「シルキーシックス」という言葉には根拠がある。ピストンの上下運動をシャフトの回転運動に変換するのに最も適した気筒の数が「6」なのだ。だから、長い間憧れを抱き続け、次の車こそ6気筒と思い続けていた私には、4気筒ターボのダウンサイジングがとても残念だった。しかし、BMWが満を持して開発した、この新しい「N20B20A」エンジンのパフォーマンスの凄さがわかるにつれて、そんな暗い気持ちが少しは晴れてきたような気がする。


※10/27追記 … 燃費とCO2排出量に関する記述を文中に追加した。

※11/28追記 … 「N20B20A」のデチューン版は「N20B20B」というエンジン名であることがわかったので、関連箇所を訂正した。

※2012/10/31追記 … 表を見直していて、「ボア/ストローク」の値が逆になっていたのを発見したので、訂正した。
Posted at 2011/10/25 03:58:48 | コメント(8) | トラックバック(0) | F30/31 3シリーズ | クルマ
2011年10月22日 イイね!

【愛車紹介】で車種分割・移動をしよう

【愛車紹介】で車種分割・移動をしようその昔、S110型の日産シルビアに乗っていた。「愛車紹介」に書いたスペックを見ているうちに、「スペシャルティ・カー」とか「デート・カー」と呼ばれていた、この2Lの大型クーペが、愛車120iカブリオレより小さいことに気付いて驚いた。同時に、この頃(1987年)の憧れがMCしたばかりのホンダ・プレリュードだったことや、中古車屋でAE86トレノを買い損ねたことや、それまで乗っていた軽のダイハツ・ミラよりも、ずっとラグジュアリーなシルビアのインテリアに魅了されたことなどを思い出して懐かしくなった。

※ 結局、自分でミニカーも買ってしまった。

前置きはさておき、「愛車紹介」のシルビアの写真を、ネットで拾ったミニカーのものから、某所から転載許可をいただいた写真に貼り直したりしているうちに、記事や写真の登録方法が以前と変ったことに気付いた。すると「みんカラ開発ブログ」に「【愛車紹介】特定車種の車種分割・移動のお知らせ」という記事が上がった。早速、現在所有の1カブを登録し直した。

すると、「関連リンク」が、今まで「BMW 1シリーズ」だけだったが、
BMW 1シリーズ カブリオレ トップ
BMW 1シリーズ カブリオレ パーツレビュー
BMW 1シリーズ カブリオレ のパーツを購入する
と変った。

そこで「BMW 1シリーズ カブリオレ トップ」をクリックしてみたら、今まで時々苦労して探していた、同じ1カブの登録車だけが数台現れた。さっそくhope@nb8cさんがんばるおじさんのブログを読んだり、お友達登録をお願いした。

それから、このトップページには「総合、ランキング、愛車紹介、パーツレビュー、整備手帳、燃費記録、フォト、レビュー・評価、商談メモ、Q&A、プロフィール、グレード・スペック」という細かなタブがあるが、とりあえず「レビュー・評価」を少し書き直して再登録した(最初のレビューとなった)。ついでに、過去所有の320iツーリングも、同じように登録し直したり、レビューを再登録(こっちは三つ目のレビュー)した。これはハマる…。日頃、車への愛情を持て余している皆さん(って私だけど)、この際、「愛車紹介」をいろいろ登録し直しませんか?

※もっとも、放置しておいても「10月26日(水)の時点で、対象となる車種のままであった場合、年式やグレード情報に基づき、順次自動で適切な車種に変換」されるそうだ。
Posted at 2011/10/22 15:50:38 | コメント(7) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2011年10月18日 イイね!

F30 新型3シリーズの本国カタログを眺めてみる

F30 新型3シリーズの本国カタログを眺めてみるF30POSTにF30の写真やカタログが公開されている。カタログは本国仕様のもので、実際には各国ディーラーによって、詳細はさまざまに異なると注意書きがある。それは承知の上で、今の時点で、この新型3シリーズのスペックを確認してみたい。まずはサイズから。

[サイズ] ※( )内はE90
全長×全幅×全高:
 4,624×1,811×1,429mm (4,540×1,800×1,425mm)
ホイールベース:  2,810mm (2,760mm)
トレッド(前/後): 1,531/1,572mm (1,505/1,535mm)

E90と比べてみると、全長で84mm、全幅で11mm、全高で4mm大きくなっている。目立つ全長の増加のうち、ホイールベースが50mmを占めているので、車内の広さと車の動きにゆとりをもたらすことだろう。それは前後のトレッド幅がそれぞれ26mm、37mmと増えていることからも想像できる。5シリーズの乗り味に近づいたに違いない。

次はF30の3種類のガソリンエンジンの比較。

[320i]
車重: 1,500kg
馬力: 184ps/5,000rpm
トルク: 270Nm(27.5kgfm)/1,250-4,500rpm
P/Wレシオ: 8.15kg/ps
加速: 7.6sec(0-100km/h)
燃費: 6.0-6.2l/100km = 16.7-16.1km/l

[328i]
車重: 1,530kg
馬力: 245ps/5,000-6,500rpm
トルク: 350Nm(35.7kgfm)/1,250-4,800rpm
P/Wレシオ: 6.24kg/ps
加速: 5.9sec(0-100km/h)
燃費: 6.3l/100km = 15.9km/l

[335i]
車重: 1,595kg
馬力: 306ps/5,800-6,000rpm
トルク: 400Nm(40.8kgfm)/1,200-5,000rpm
P/Wレシオ: 5.21kg/ps
加速: 5.5sec(0-100km/h)
燃費: 7.2l/100km = 13.9km/l

この320iと328iは、同じエンジンだ。320iの方は、コンピュータ制御で性能を落としてある。欧州には排気量ではなく、パワーの大きさで課税する国もある(ドイツでは排気量とCO2排出量で課税)ので、このやり方も頷けなくはない。しかし日本では、この二種類のエンジンを載せた車に対して、さまざまなオプション装備の有無を加え、数百万円もの価格差の設定で差を付けるかもしれない。

あるいは、日本ではこの320iが「323i」という名前で販売される可能性もある。というのは、これと同じエンジンが523iに搭載されたからだ(すでにBMW Japanのサイトは書き換えられた)。その場合、日本の「320i」には、新型1シリーズで搭載された1.6Lターボエンジン(170PS)が載せられることになるだろう。なお、このエンジンを積んだ日本の「120i」は、本国では「118i」と呼ばれている。

(※ 10/24追記 … かたや、Z4の「sDrive23i」は、この同じ2Lターボ・エンジン(N20B20A)を積んで「20i」に置き換えられ、24万円値下げされた。上記「523i」と全く同じエンジンなのに、異なる名称・価格変更である。新型の「320i」には、このエンジンが積まれる可能性も出てきたことになる。ちなみに、この2Lターボエンジン搭載車のマフラーは、4気筒であってもツインである。)


さて、次は三種類のBMWライン。なお、写真にはオプション装備が含まれている。

[モダン・ライン]

17インチまたは18インチアロイ・ホイール
フロントおよびリアのサテン・アルミニウムの専用デザイン
11本のサテン・アルミニウムのキドニー・グリル
サテン・アルミニウムのテールパイプ・トリム
ライン名入りのエントリー・シル
ダーク・オイスターのスポーツ・レザー・ステアリング・ホイール
ダーク・オイスター・パネルの速度計および回転計
ブリーズ・クロス/レザー・コンビネーション・シート
パール・インテリア・トリム(パール・グロス・クロームのアクセント入り)
インテリア・イルミネーション(調光機能付き)とサイド・ライト
オートマチック・エアー・コンディショナーとカー・ラジオ周囲のクローム・トリム
パール・グロス・クローム・トリムのダーク・オイスター色のキー


[スポーツ・ライン]

17インチまたは18インチアロイ・ホイール
フロントおよびリアのハイグロス・ブラックの専用デザイン
8本のハイグロス・ブラックのキドニー・グリル
ハイグロス・ブラックのサイド・ミラー・カバー(オプション)
ライン名入りのエントリー・シル
ブラック・クロームのテールパイプ・トリム
スポーツ・レザー・ステアリング・ホイール(赤いステッチ入り)
トラック・クロス・スポーツ・シート(運転席および助手席)
ハイグロス・ブラックのインテリア・トリム(赤いアクセント入り)
赤いアクセント入りの速度計および回転計
インテリア・イルミネーション(調光機能付き)
オートマチック・エアー・コンディショナーとカー・ラジオ周囲のクローム・トリム
赤いトリムのキー


[ラグジュアリー・ライン]

17インチまたは18インチアロイ・ホイール
フロントおよびリアのクロームの専用デザイン
11本のハイグロス・クロームのキドニー・グリル
クロームのドア側面トリムおよびテールパイプ・トリム
ライン名入りのエントリー・シル
スポーツ・レザー・ステアリング・ホイール
ムーブ・クロス・シート
ファインライン・アンソラジット・インテリア・トリム(パール・グロス・クロームのアクセント入り)
インテリア・イルミネーション(調光機能付き)とサイド・ライト
センター・コンソール部およびオートマチック・エアー・コンディショナーとカー・ラジオ周囲の専用クローム・トリム
パール・グロス・クローム・トリムの専用クロームのキー


新型1シリーズと同じように、これら三つのラインはあくまでもオプションである。つまり、今までのM-SportやHi-Lineのようなオプション・パッケージの、デザイン部分を特化したようなものだ。したがって、どのラインでもない、ノーマルの3シリーズという選択肢もあるわけで、実質は4種類あることになる。いや、M-Sportの写真もすでに公開されているので、5種類ということになるだろうか。


何のラインやオプションも選ばないと、このようなデザインとなる。

しかし、ノーマルの3シリーズも決して悪いというわけではないと思う。


さて次に、本国では設定可能な、新型3シリーズに用意された、最先端のオプションを見る。ただし、ここに書いてあるものがすべてではなく、私の目にとまったものを挙げただけである。

[安全装備系]
アクティブ・プロテクション ※1

※1 アクティブ・プロテクション
 ニューBMW3シリーズ・セダンでは、すべての安全装備が、完全に補完しあうようにデザインされています。乗員保護に優れた、6つのエア・バッグの標準装備に加え、このオプションのアクティブ・プロテクション機能は、前席シートベルトを危険時に引き締め、自動的に開いた窓やサンルーフのガラスを閉じます。「ポスト-クラッシュiBrake」は、衝突後に車を自動的に停止させることで、玉突き衝突を防止あるいは軽減します。


[運転補助系]
アクティブ・クルーズ・コントロール(前進・停止機能と衝突警告付き)
ヘッドアップ・ディスプレイ(フルカラー) ※1
ブレーキ機能付きクルーズ・コントロール
ハイビーム・アシスタント
レーン・チェンジ・ウォーニング
レーン・デパーチャ・ウォーニング(衝突警告を含む)
パーク・アシスタント
パーク・ディスタンス・コントロール(PDC)、フロント&リア、またはリアのみ
リア・ビュー・カメラ(PDCに連動)
追越禁止情報付き速度制限情報(速度制限および追越禁止検出、ナビゲーション・システムに連動)
サラウンド・ビュー(リア・ビュー・カメラに連動)

※1 フルカラーBMWヘッドアップ・ディスプレイ

 あなたの視線をいつでも路面に。このオプションは、マルチカラーTFT液晶を用いて、さまざまな情報をドライバーの視界にダイレクトに映し出します。表示される情報には、現在速度や速度制限、さらに追越が可能か、またはナビゲーションの指示によるか、というような事柄が含まれます。その都度色分けされた表示が、異なる種類の走行情報の読み取りさえも容易にします。BMWヘッドアップ・ディスプレイは、あなたの視線をいつでも路面前方に向け、ドライブをより安全でよりリラックスにすることを保証します。


[トランスミッション、足回り系]
8速スポーツ・オートマチック・トランスミッション(パドル・シフト、クイック・シフトと電子式スポーツ・ギア・セレクター)
アダプティブ・サスペンション ※1
M-Sportサスペンション
バリアブル・スポーツ・ステアリング(サーボトロニック付き) ※2

※1 アダプティブ・サスペンション
 あなたのドライビング・スタイルと路面状況の両方に適応する、電子制御のダンパーです。その作動特性は、ドライビング・エクスペリエンス・コントロール(DEC)ボタンによって調整することができます。オプションのアダプティブ・サスペンションもまた、ニューBMW3シリーズ・セダンの快い乗り心地を損ねることなく、車高を10ミリ下げます。DECボタンのスポーツ、またはスポーツ・プラス・モードを選択することで、より引き締まったサスペンション・セッティングも可能となります。

※2 バリアブル・スポーツ・ステアリング
 走行速度とは関係なく、ステアリングの操作量に応じて、ステアリングの切れ角を可変的に変化させるシステムです。これにはサーボトロニック機能が含まれ、極めて急なステアリング操作が必要になった時に発生する、ステアリングの不自然な動きを減少させます。駐車や複雑な車両移動はもちろん、ヘアピン・カーブや急なコーナーでの、俊敏なスポーツ走行の快適さを高めます。わずかなステアリング操作だけで、正確さと方向安定性が得られます。


[照明および視界系]
ライト・パッケージ(フロントおよびリアおよびドアのアンビエント・ライト、周辺ライト、フットウェル・ライト、LEDバニティ・ミラー、LEDリーディング・ライト、LEDラゲッジ・コンパートメント・ライト)


[iDrive系]
ラジオ・プロフェッショナル、6.5インチ・カラー・モニター、ダイレクト・メニュー・コントロール・ボタン付きiDriveコントローラ、CDドライブ、MP3デコーダ(これらは全車標準装備)
ラジオ・プロフェッショナル付きCD/DVDドライブ、USBおよびBluetoothインターフェイス、黒パネルの8.8インチ高解像度カラー・モニター、ブックマーク機能、3Dマップ、衛星画像および矢印表示、地図およびオーディオファイル用12GBハードディスク(こちらはオプション)


[メーカー・オプション・パッケージ] ※本国のパッケージで、日本とは異なる。
コンフォート・パッケージ
 2ゾーン・コントロールのオートマチック・エアー・コンディショナー
 ライト・パッケージ
 ストレージ・コンパートメント・パッケージおよび折りたたみ後席ヘッド・レスト
ドライビング・コンフォート・パッケージ
 ブレーキ機能付きクルーズ・コントロール
 サーボトロニック
 前席アームレストのUSBインターフェイス付きハンズフリー・システム
パーク・アシスタント・パッケージ
 リア・ビュー・カメラ、前後PDC、パーク・アシスタント
ヴィジビリティ・パッケージ
 自動防眩ルーム・ミラー
 ヘッドライト洗浄装置
 レイン・センサー
 LEDデイ・ライト付きキセノン・ヘッドライト
 アダプティブ・ヘッドライト
 対向車保護用ハイ・ビーム・アシスタント


過去の例から見て、本国では選択可能なこれらのオプションのすべてが、日本でも選べるとは限らない。また、日本では320iでも標準装備だったり、あるいは335iのような上級グレードの車には、最初から豊富なオプションが装備されるだろう。さらに、日本専用のさまざまなパッケージが用意されることになるだろう。

今頃は、BMW Japanの社内で、どのようなエンジンを搭載した、どのような名前の3シリーズに、どのような装備を加えて、どのような価格で販売し、どのようなオプション・パッケージを用意し、そして、どのように、1シリーズや5シリーズと差別化するのか、真剣に検討されていることだろう。あるいは、すでに方針はほぼ固まっているのかもしれない。

いずれにせよ、それが私たちユーザの夢を育ててくれるものであることを、切に願うばかりである。
3シリーズこそが、世界の中での日本のBMWのシェアを支える柱であり、日本のBMWの裾野を広げる大きなチャンスなのだから。

※ 10/18夜、オプション装備とその説明を追記。
※ 10/19、ドイツの自動車税の課税方式について誤りがあったのを訂正。
Posted at 2011/10/18 03:42:24 | コメント(14) | トラックバック(0) | F30/31 3シリーズ | クルマ
2011年10月15日 イイね!

F30 新型3シリーズはモダン、スポーツ、ラグジュアリー!

F30 新型3シリーズはモダン、スポーツ、ラグジュアリー!昨夜23時から、F30 新型3シリーズのワールドプレミアが、facebookのBMW Groupe(早速102枚も写真がアップされた)ミュンヘンの本社からのストリーミングで中継された。

ただ見ているのがもったいなくて、カメラを持ち出してPCのモニタ越しに写真を撮ったりしてしまった。少しだけ会場にいる気分になれた。「従業員、カメラの前に立つなよ…!」とかつぶやきながら(※後で公式写真を追加した)。

モダン。




スポーツ。




ラグジュアリー。




ついでにM-Sportも。



こうして比べてみると、M-Sportも含めた四つのラインの違いは、外装はフロント・バンパーと
キドニーグリルだけ、内装はトリムだけ(M-Sportはステアリングも)だ。
製造コストはそれほどかからないと思う。販売は面倒だろうけど。


中継最初の一台は、ボディ中にサインが書き込まれたアルピンのF30だった。ハンサム!



"スポーツ"のフロント・フェイス。



インペリアル・ブルー・ブリリアント・イフェクトという長い名前の青い"ラグジュアリー"。



サイド・ビューも、なかなか格好が良い。



ミネラル・グレー・メタリックの"モダン"。白いキドニー・グリルだ。



フロント方向。なぜかこの色には惹かれる…。



中継ではCd値が0.26と紹介されていた。それが本当なら、ものすごい空力特性だ。
正面から見ると平べったく感じられるのは、その空力のためか、
フロントがぐっと下に傾斜しているからだ。



特にグレーのモダンだけ撮っていたのではなかったが、
見直してみるとピントが合っていたのが、この車種ばかりだった…運命か?



※ この記事は、BMW F30について書いています。
※ 10/15夜追記 … ワールドプレミア後に発表された公式写真を追加した。
Posted at 2011/10/15 02:54:32 | コメント(14) | トラックバック(0) | F30/31 3シリーズ | クルマ

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「[整備] #ケイマン 2024/7/12:12ヶ月法定点検:走行距離 9,593km https://minkara.carview.co.jp/userid/224462/car/2612759/7865831/note.aspx
何シテル?   07/14 02:42
Porsche Cayman GT4に乗っています。他にBMW320dツーリング(G21)が妻の車です。 ハンドルネームの「スパグラ」は、初めてのBMW車...
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