
瀬戸内海横断自転車道(しまなみ海道) 全行程約150km
昨年チャレンジ予定だったしまなみ海道。
昨年は台風の影響をもろに受け断念しましたが、今年は天気のいい日を見計らってチャレンジしてきました。
前日に走った「高知安芸自転車道」はこのしまなみ海道往復のための足慣らしを兼ねて走ったわけです。
さて、このしまなみ海道ですが、愛媛県今治市と広島県尾道市の間を6本の橋(来島海峡大橋、伯方・大島大橋、大三島橋、多々羅大橋、生口橋、因島大橋)で結ぶ道路で片道約70km以上あり、往復すると150kmにもなります。
どこまで行けるのか未知数でしたので、次の3パターンを考えて出発しました。
(1)とりあえず尾道まで行き、帰りは因島大橋を渡った後、土生港から船で今治へ戻る。
(2)行けるとこまで行き、時間をみながら途中でUターン(無理して尾道まで行かない)
(3)頑張って往復!!
正直なところ、(1)案が有力かなぁ、と思ってましたが、結果的には(3)案を達成することができました。
まずは朝4時に起きて出発。
高知ICから高速道路をひた走り、今治湯の浦ICで降り、出発地点である今治市サイクリングターミナル「サンライズ糸山」を目指します。
サンライズ糸山でCAAD10を組み上げ、午前7時に出発、尾道に向けて走り始めます。
まずは最初の来島海峡大橋。
来島海峡大橋を渡りきると大島に入ります。
大島はほとんど海沿いを走らないので、景色的には面白みはちょっとないかな。
しかも、宮窪峠というちょっとしたヒルクライムがあり、結構きついです。
まだ出発したばかりなので大丈夫ですが、帰りもこの峠を登るなんて考えただけで・・・
さて、次は伯方・大島大橋です。
久しぶりに海との再会です。
やっぱり海の上を自転車で走るなんて、最高に気持ちいいですね。
(往路はこんな風に思う余裕がありました)
伯方・大島大橋を渡りきり、少し走ると今度は大三島橋。
途中に道の駅がありますが、休まずに通過します。
程なくして今度は多々羅大橋。
ここで最初の休憩を取ります。
いい天気で風もほとんどなく、しかも静かでのどかな雰囲気でした。
少し足を休めた後、出発します。
多々羅大橋から生口橋まではちょっと距離がありますが、ほとんど平坦な道なので、淡々と漕いで行きます。
生口橋を渡るといよいよ最後の島、因島です。
因島は途中にややアップダウンがあり、疲れた足にはかなりきます。
復路のことも考え、無理せずに軽いギアで回していきます。
いよいよ最後の橋、因島大橋を渡ります。
因島大橋はしまなみ海道にある橋では唯一、二層構造となっており自転車や歩行者は下の段を通ります。
橋を渡りきったら、あとは終点の尾道駅前行き渡船乗り場目指して走るだけです。
渡船乗り場は向島という島にあり、厳密には本州に上陸していないのですが、向島から尾道までは渡船の利用を推奨していることから、今回は渡船乗り場までとしました。
ということで、やっと渡船乗り場に到着です。
ここまで3時間ほどで到着しました。
さて、とりあえず尾道まで走破するという目標は達成しました。
後は戻るだけですが、時間的にも余裕がありそうだったので、復路も走ることにしました。
決めたら早速、通り道のコンビニでサイクリングチケットを購入します。
往路でも使用したのですが、これを前もって買っておけば、料金所で小銭を用意する必要もなく、また料金も半額となるので、おすすめです。
復路は来た道を淡々と戻ります。
日が高くなってきたせいか、みるみるうちにドリンクがなくなり、自動販売機を見つけては補給します。
スポーツドリンクの味に飽きたときのために、水も補給します。
復路になると向かい風も強くなり、疲労と相まって、速度が極端に落ちます。
途中、何度か休憩を入れながらひたすら走ります。
できるだけ走れるうちに今治に近いところまで走っておきたかったので、とにかく何も考えずに淡々と走ります。
大三島橋を渡ったところでちょうどお昼時になったことから、「道の駅伯方SCパーク」で昼食にします。
ご当地グルメということで、今治焼豚玉子飯を注文しました。

まぁ、味は想像したとおりでした・・・
(伯方の塩ラーメンにすればよかったな)
すでに復路もここまできたので、なんとか日が明るい内に今治まで戻れそう。
道の駅ではすこしのんびりと休憩し、座って少し昼寝をしてしまいました。
電話で起こされてしまったので、準備をして出発します。
伯方・大島大橋を渡ると最後の難関がやってきます。
そう、往路でも苦労した宮窪峠です。
この区間は景色も大したことなく、ただのトレーニングのよう。
とにかく、何も考えず、軽いギアで淡々と漕ぎます。
ただ、ここまですでに100km以上走ってきたので、足はだいぶ売り切れ・・・
時折休むダンシングを交えながら峠を越えていきます。
なんとか宮窪峠を攻略し、しばらく走ると最後の来島海峡大橋です。
これを渡りきれば、スタートでありゴールである今治です。
復路の来島海峡大橋は微妙に上っており、疲れた足にじわじわと効いてきます。
ギアを軽くして、情けないスピードで走って行きます。
もうここまで来ると景色を見る余裕もなく、早くゴールしたいという気持ちだけでした。
全ての橋渡りきり、スロープを下っていくとスタート地点であるサンライズ糸山に到着です。
所要時間は概ね6時間(休憩等を除く)、なんとか日帰りでしまなみ海道往復を完走しました!!
いやはや、正直1人ではつらかったです。
一緒に走る仲間がいればまた違ったのでしょうけど・・・
今回は、しまなみ海道を走破することだけを目標していたので、あまり写真も撮っておらず、途中の島でも寄り道をしていません。
調べてみると、途中の島でもいろいろと見所があるようなので、次回はどこかの島を1周するつもりで訪ねてみようと思います。
サンライズ糸山でシャワーを浴びてさっぱりしたあと、ジュースを飲みながら一息。
なんとか目標を達成でき、満足した気持ちで帰路につきました。